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ラキティッチ「自分の将来は、自分で決めるだろう」

僕はジャガイモ袋じゃない、とトレード要員になることを否定
2020年夏に売りたいクラブとのバトルの気配・・・

カステイダフェルス(バルセロナ近郊)の自宅にて閉居中のイバン・ラキティッチを、MD紙がインタビューしています。ラキティッチといえば、昨夏トレード要員を断ったことが原因で今季干され、夏のマーケットでの退団が確定的とされている選手。その件については彼は「自分の未来は僕が決める」との意思を示しています。

隔離生活中の自宅からビデオインタビュー

さて今回のMDインタビュー。さすがに今のスペインの状況では取材班がラキティッチの自宅を訪れることはできず、そもそも記者さんもテレワーク中なので、互いの自宅からSkypeを用いてのビデオ通話で行われています。
インタビューの序盤は、もう1ヶ月に及んでいる自宅生活に関して。「娘たちと遊んだり、食事をしたり、ジム(部屋)にトレーニングに行ったり、妻とシエスタをしたりと楽しんではいるけれど、この状況が早く解決できることを願っているよ」と語るラキティッチです。

「(隔離生活で)一番良いのは、疑いなく、(妻の)ラケルや娘たちと計画を立てる必要なくいられること」「一番悪いのは、家の外で起こっている不安や、ファミリーや友人たちへの心配だね。僕たち全員がこの状況を少しでも早くコントロールするよう試みる責任者ならいいのに」

出番がなかったこと自体より、その方法に心痛んだ

そして話題はラキティッチ自身の契約話へと移っていきます。
あなたの名前は多くのチームと関連づけられてますね、と訊ねられた彼は「もう2年も前からだけれどね(笑)」としつつ、「シーズン前半はすごく奇妙で、すごく気詰まりで、僕としては驚きだったよ。でも僕は学び、向上していかないといけない。時々理解できないこともあるけれど、すべきことは理解することじゃなくて、受け入れることだ」とコメント。
「でもいま重要なのはシーズンを最良の形で終わらせること」と言いつつ、「(2021年までの)契約を終えることが僕の考え」だと強調しています。

続いて、何故重要な選手からサブになったのかの理由は見つかりましたか、の問いには、「ノー」と答えるラキティッチです。

「僕が話した(クラブの)人も、説明とか、なにか具体的なことを言えなかったよ。みんなが僕に、フットボールでは理解できないことが起こると言うけれど、僕の心が痛むのはプレー云々じゃなくて、その方法なんだ」
「驚きもしたし、理解もしないけれど、僕が望むのはチームやチームメイト、クラブにとっての最良だから、受け入れていく。結果は良くなかったのに、自分が戦力に数えられなかったことに、僕はとても傷ついたんだ

自分が愛される場所にいたい。居場所は自分で決める

記者さんは質問を続けます。いくつかのオペレーション、とは訊ねていますが、ネイマール作戦だと断言しても問題はないでしょう。そのクラブが予定していたオペレーションで交換要員に入らなかったことによる被害者だったと思うか

「そうかもしれないし、違うかもしれないけど、僕はいつも正面から行きたかったんだ。もしクラブが僕を別のチームに行かせたかったのなら、それがどこであれ、そう僕に言ってほしかったよ。いま僕とキミが話しているようにね」
僕はこの5年間、自分が戦力となれることを示してきた。おそらくはチームメイトや監督たちをたくさん支援してきた。もしそれ(トレード要員拒否)が理由だったなら、余計に胸が痛むだろうね」

今年はコロナウイルス感染拡大により、フットボールクラブが補強に使える現金が多くありません。選手交換が増えると予想され、バルサとしては再びラキティッチをオペレーションに入れたいことでしょう。しかしラキさんは予防線を張ります。

「状況は理解するけれど、僕はジャガイモの袋じゃないよ
一番重要なのは、僕は自分が愛され、リスペクトされ、必要とされ、自分と家族が心地よく感じる場所にいたいってことなんだ。それがここなら嬉しいけれど、もしそうでないなら、他の誰かではなく自分が決める場所に行くよ。そういった振る舞いを僕が好きでないことを、彼ら(クラブ)は知ってるさ」

ラキティッチはまた、「自分が一番良い、ベストを出せる年齢にいると思っているんだ。自分に競争力がないと考えるなら別の方法を採るだろうけれど、かつてなく良い状態にあって、あと3-4年は最高レベルで競えると見ているよ」とも語っています。

でもバルサには彼との契約を更新する考えはないですし、来年夏にフリー移籍させることも良しとしないですから、この夏は歓迎されざる神経戦が繰り広げられるんでしょうか。
このインタビューでも改めて口にしている、「契約を終えることが自分の考え」であること。ジャガイモ袋ではないとの表現で“商品”となることを否定し、「行き場所は誰かではなく自分が決める」とも言ってますから、表門からの温かく見送られての退団は厳しそうですね。。それはもう1年前からの無理筋か。。

 

コメント

  1. トム より:

    はあ、本当に今季のラキティッチの扱いは狂ってると思います。
    本人がガッカリしても当然です。

  2. KP より:

    功労者であるラキティッチを無下にするとはとても残念です。
    彼の功績を称えるために、今シーズンの4番のユニフォームを買いたいと思います!

  3. 村木猫ブルース より:

    人はリスペクトするもので、商品じゃない。誰と比べて劣っているのか?そういう事してるとファンから愛想尽かされるよ。

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