バルサとセメドの契約更新が停滞するなか、浮上したカンセロとの交換話
両選手の代理人はジョルジュ・メンデスで、バルサにも利点あり
バルサがネルソン・セメドを市場に出すことや、マンチェスター・シティのジョアン・カンセロと交換することを検討している、というニュースが流れています。セメドとバルサは現在、契約更新のために交渉中なのですが、そこで代理人ジョルジュ・メンデスがなにやら画策している様子で。カンセロとの交換の件もメンデスの提案だそうです。
ジョルジュ・メンデスの顧客たち
セメドとカンセロのトレード話は4月12日のSPORTが大きく取り上げていますが、ジュルジュ・メンデスによって持ち込まれた案件を両クラブが話し合っている、と報じたネタ元は英TELEGRAPH紙です。
高名なる代理人氏が、己の顧客たちのトレードを二つのクラブに提案しているという一件・・・
バルサはこのウワサ話を肯定も否定もしていないようですが、仮にオペレーション実施を検討しているとして、その背景は何があるのだろうか。
考えられるのは、セメドはもっと試合に出られるチームへの移籍を望んでいて契約更新交渉が好ましくない。一方でバルサの強化部はカンセロの技術を気に入っているなど。セメドはバルサ生活を気に入っているけれどもシティでも良く、どちらになっても良いので代理人に任せているとかもありそうです。
ジョアン・カンセロは、バルサがセメドを獲得する前、右ラテラル補強リストに有力候補として載っていた選手です。その際、選手側のOKは手にしたのだけれどもバレンシアが4,000万ユーロ以下での放出を拒み、バルセロナは別の選手を探すことになった。最終的にエクトル・ベリェリンを選ばず、当時ベンフィカのセメドにしたのは良い選択だったと思います。
しかしこれで右ラテラル不動のレギュラー誕生とはいかず、同ポジション補強のウワサは尽きません。今ではベティスと共同保有のエメルソンの入団が注目されている。
そこで動いたのがメンデスです。
バルサの優先はセメドとの契約更新だが
2017年夏にバルサ選手となり、2022年6月までの5年契約を結んだポルトガル人ラテラル。もうすぐ3シーズン目が終わりますから、そろそろ期間延長ならびに給与条件の見直しを行う時期です。バルサはセメドとの契約延長を優先しメンデス代理人と交渉中とされますが、そのなかであちらからカンセロとの交換を持ちかけられたことになります。
セメドの契約に関して、4月13日のMDにこんなものがありました。ベンフィカに支払われる出来高ボーナスに関する情報です。
50試合出場ごとに移籍金500万ユーロ追加
バルサが2017年に彼を獲得する際、ベンフィカには移籍金3,000万ユーロが支払われています。そしてポルトガルクラブとの間にはさらに、セメドが50試合に出場するたびに500万ユーロを支払う出来高条項が結ばれた(45分プレーで1試合と数える)。
2019年1月に50試合出場を到達したことで、最初の500万ユーロがバルサからベンフィカに支払われたそうです。
ポイントは、この出来高ボーナス条項はバルサとセメドが契約を更新すると解除される点で、彼を長く戦力とするのであれば、早めに契約を更新してベンフィカへのボーナス発生を消した方が良い。
そして契約更新が難しいのであれば、2回目のボーナス出費の前に放出するのが節約となります。
MDによると現在、2回目の500万ユーロボーナス支払いまではあと7試合です。チャンピオンズで勝ち進めば達成しそうなライン(リーガは残り11試合)。
コロナウイルス禍を経てコンペティションが再開する場合は過密日程になるでしょうし、メンデスとの交渉具合を見ながらぼちぼちローテーションをして起用していって、暗礁に乗り上げそうなら夏に放出して最終コスト3,500万ユーロにする感じでしょうか。
5年契約の3シーズンを終えるので、移籍3,500万ユーロのうちの2,100万ユーロは減価償却され、1,400万ユーロ以上のオファーがあれば元は取れる・・・みたいな話です。
メンデスとすれば、二人の顧客の所属クラブを入れ換えることで収入となり、選手たちはそれぞれに満足。さすがやり手の代理人。
このニュースのまとめ
- ・バルサとセメドは契約更新の交渉中だが、順調そうでもない
- ・代理人ジョルジュ・メンデスが、顧客である両ラテラルの交換をバルサに提案とか
- ・ベンフィカへの出来高移籍金も絡んでいるかもしれない
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