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【マッチレポート】ラ・リーガ第28節 マジョルカ 0-4 バルサ

マジョルカに快勝のリーグ再開戦

開始1分半でのビダル弾にて主導権を握り、ブライスウェイトが初得点。
“ニューノーマル”となってもメッシの偉大さに変わりはなかった。

約3ヶ月間の中断を経て、再開されたラ・リーガ。環境が大きく変わったなかでマジョルカ島を訪れたバルサは、アルトゥロ・ビダルブライスウェイトの初得点で試合を軌道に乗せると、後半さらにアルバメッシが加点して0-4の快勝とした。意欲溢れるレオの存在感は変化なし。スアレス復帰も明るい材料となる。

試合のポイント

更新中:FCバルセロナにとってラ・リーガ再開戦となるマジョルカ島遠征。3ヶ月ものブランクがあったことで期待と不安の入り交じるなかでの試合だったが、残した印象は上々だった。リズムの低下は仕方なし。好印象だったのは選手たちのプレーへの真摯な姿勢で、2回の決定機で2点を決める効率の良さも光っていた。開始わずか1分ちょっとで先制できたのが大きい。



いきなりビダル弾:キックオフから65秒にして、アルトゥロ・ビダルの先制点が決まったことでバルセロナはぐんと楽になった。バイタルエリアでデ・ヨングがボールを奪い返し、ジョルディ・アルバの正確なセンタリングにビダルが頭で合わせて0-1。後列から飛び込むビダルの特性が呼び込んだゴールだった(セティエンの選択が的中)。マジョルカはこれでプラン修正を余儀なくされ、バルサはゆとりを持ってボールを回していく(支配率は8割近い)。

久保が気を吐く:序盤はバルサのプレッシングが機能し、マジョルカが自陣から出ることを許さなかった。フットボールへの喜びが伝わるバルサの面々。特にメッシは意欲が高く、積極的にボールに絡んでいる。
しかし20分頃からはバルサのリズムが下がり、マジョルカが攻勢に転じた。攻撃の中心となったのは、ラ・マシア育ちの久保。アラウホをかわして放ったシュートが決まっていれば、筋書きはまた複雑になっていただろう。パラドンのテル・ステーゲンに拍手。久保は31分にも得点に迫る良いFKを見せている。

ブライスウェイト初得点:マジョルカが押し気味に試合を進める中、バルサは給水ブレイク後に流れを引き戻した。37分、エリア内混戦でのチャンスを見逃さず、マルティン・ブライスウェイトが思い切りよくボールを蹴り込み0-2。これは彼のバルサ初得点となり、押されていたチームを勝利に大きく近づける意味でも重要なゴールであった。

スアレス復帰:2点リードで迎えた後半の、最大のニュースはルイス・スアレスのプレー復帰だ(56分)。1月中旬の膝の手術から、5ヶ月ぶりとなる試合出場。59分、いきなりの決定機で空振りするシーンもあったが(そしてアラウホがポスト直撃弾)さっそく良い動きをしていたので今後に大いに期待できる。58分にはブライスウェイトとの1対1をGKレイナがブロック。

アルバとメッシが試合を決める:マジョルカはそれなりにバルサゴールに迫り、CKを後半だけで7回も得るなどしていたが、最後のパンチ力が足りずに一矢報いるには至らなかった。
バルサは後半も給水ブレイクを活かし、プレー再開直後(79分)に追加点。レオ・メッシの絶妙なパスにジョルディ・アルバが裏へと抜け出し、GKレイナの横を射貫いている。これにて勝負は決着した。そしてゲーム終了間際の追加タイムに、スアレスの速攻からレオ・メッシが右足シュートでネットを揺らして0-4。チームをけん引したカピタンがケーキにイチゴを乗せている。

トピックス

スアレス復帰:ルイス・スアレスが戻ってきた。前日会見でキケ・セティエンが示唆したようにベンチスタートとなり、57分にグリーズマンに代わってピッチに立った。1月12日に膝を手術したため、セティエンチームでは初出場。今季絶望だったところ、コロナウイルスによる3ヶ月の競技中断でシーズン中の復帰となった。
MSGトリデンテは1月9日のスーペルコパ・アトレティコ戦@サウジアラビア以来。

ピチーチ競争でさらに:リーガ得点ランクで首位を行くレオ・メッシが得点数を20に伸ばし、今夜ゲームがある2位ベンゼマとの差を6へと広げた。プロ通算700ゴールまで、あと2ゴール。

ブライスウェイト初得点:マルティン・ブライスウェイトがバルサで出場4試合目にして嬉しい初得点。エリア密集地帯でのこぼれ球を直接ゴールネットへと蹴り込み、スコアを0-2とした。彼はレガネスに所属していた今季前半のマジョルカ戦でもゴールを決めている。

ビダル65秒での先制弾:キックオフからわずか65秒、アルトゥロ・ビダルが先制点。自らの先発起用が正解だったことを監督に示した。@Misterchip によると、2016年1月23日のマラガ戦でムニールが決めた63秒に次ぐ早さらしい。ビダルはこれで今季7得点。またカタルーニャラジオによると、ビダルの得点は23ゴール続けてファーストタッチのシュートらしい。

ラキティッチ300:イバン・ラキティッチがFCバルセロナでの公式戦300試合出場を達成。うちラ・リーガが191、チャンピオンズ59、コパ39・・・となり、得点は35、アシストが39。外国籍の選手としてはメッシ(719)、ダニ・アルベス(391)、マスチェラーノ(334)に次ぐ出場数となる。

敵地で久々の無失点:バルサがリーグ戦のアウェイゲームで完封勝利を収めたのは、2019年12月1日に行われたリーガ第15節、ワンダ・メトロポリターノでのアトレティコ・マドリー戦(0-1)以来。以後はアノエタ(2-2)、コルネリャ(2-2)、メスタージャ(2-0)、ビジャマリン(2-3)、ベルナベウ(2-0)と2失点以上が続いていた。

アルバが次節出場停止ジョルディ・アルバの累積カード数が5枚となり、次節レガネス戦は出場停止となる。
スカッドで制裁にリーチがかかっているのは、ルイス・スアレス、アルトゥロ・ビダル、そしてサムエル・ウンティティ。第30節にはセビージャ戦が控えているため、スアレスとビダルは注意が必要。

無観客なのにファンが乱入:マジョルカ戦での53分、無観客のスタジアムでピッチに一人のファンが乱入する珍事が発生した。アルゼンチン代表シャツ(背番号10)を着た若者で、アルバと写真を撮った後、メッシの元へと突撃した。




La Liga | Jornada 28
13 de Junio 2020 – Sabado 22:00 h
Son Moix
:puerta cerrada
Real Mallorca FC Barcelona
0 4
Goles
  Arturo Vidal (2)
  Braithwaite (37)
  Jordi Alba (79)
  Messi (93)
Titular
Reina 【8】Ter Stegen
Sastre 【7】Sergi Roberto
Raíllo 【7】Piqué
Valjent 【7】Araujo
Pozo 【7】Jordi Alba
Pedraza 【7】Busquets
Dani Rodríguez 【7】Arturo Vidal
Salva Sevilla 【7】De Jong
Kubo 【7】Messi (c)
Cucho Hernández 【6】Braithwaite
Budimir 【6】Griezmann
Cambios
Sastre→
Fran Gamez (46)
Arturo Vidal→
【6】Rakitic (46)
Cucho Hernández→
Lago (46)
Griezmann→
【7】Suárez (57)
Pedraza→
Baba (57)
Sergi Roberto→
【6】Semedo (71)
Salva Sevilla→
Salibur (84)
Busquets→
【6】Arthur (71)
Budimir→
Abdon (85)
De Jong→
【6】Junior (84)
Entrenadores
Vicente Moreno 【6】Qique Setién
Arbitro
Del Cerro Grande (madrileño)
Tarjetas
Dani Rodriguez (86) Arturo Vidal (42)
  Jordi Alba (73)
名前の次の数字は評価点:平均点【5】
Estadisticas
1a 2a Total Total 2a 1a
0 0 0

Golesredcard

0 0 0
7 6 13 (3)

Tiros a puertaredcard

12 (7) 7 5
1 3 4

Ocasiones de Golredcard

8 5 3
2 7 9

Cornersredcard

3 1 2
2 0 2

Fueras de juegosredcard

2 2 0
    372

pasesredcard

724    
29% 42% 35% Posesion del Balon 65% 58% 71%
2 3 5

Faltasredcard

17 15 2
0 1 1

Tarjetas Amarillasredcard

2 1 1
0 0 0

Tarjetas Rojasredcard

0 0 0
Formación

デンベレが負傷欠場。ラングレが出場停止。
ネト、セメド、ラキティッチ、アルトゥール、スアレス、ウンティティ、ジュニオル、イニャキ、リキ・プッチ、コリャド、アンス・ファティ、モンチュがベンチスタート。

出場禁止ラングレの代役には、怪我から復帰して間もないウンティティではなく、バルサBのアラウホが抜てきされた(初先発)。
右インテリオールにはアルトゥロ・ビダル。
ルイス・スアレスはひとまずベンチスタートとなり、ブライスウェイトが左サイドに入った。メッシはわりと右からスタート。

5人交代が可能となったため、後半頭からビダルに代わってラキティッチが登場。
57分にグリーズマンが任務終了となってスアレスが入った(1月以来)。
続いて2人同時交代となり(71分)、セルジ・ロベルトとブスケツに代わってセメドとアルトゥール。デ・ヨングが中盤底へと移動した。
5人目はデ・ヨングからジュニオルで、ジョルディ・アルバが一列前へ(84分)。アルトゥールとラキティッチのドブレピボーテとなり、メッシがメディアプンタ、アルバがエストレーモ、ブライスウェイトは右というような陣形に。

Titular Final
先発時 終了時
 

2020年6月14日(日)、レアル・マジョルカ戦翌日のバルセロナスポーツ紙。ラ・リーガが再開し、その初戦をバルサが無事勝てたことを祝っています。

MD「むっちゃリーダー」

  • むっちゃリーダー
  • → バルサは無観客での再開戦で失敗をせず、レアル・マドリーに5ポイント差を付けて眠りに就いた
  • → ビダルとブライスウェイトがクレの最初のゴールを決め、アルバとメッシがゴールラッシュの署名をした(仕上げた)。そしてスアレスが復帰
  • レアル・マドリー対エイバル 19時30分
    アザールの復帰と義務づけられた勝利

SPORT「勝利を祝う復帰戦」

  • 勝利を祝う復帰戦
  • → バルサがリーガ王者と再びなるために残された11ファイナルの初戦に勝った
  • → フットボールが戻った夜、バルサの得点を決めたのはアルトゥロ・ビダル、ブライスウェイト、アルバ、そしてメッシ

 

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