ありがとうスアレス、バルサ退団セレモニー「僕はいつまでもクレ」

バルサ史上最高の9番の一人が昨日クラブに別れを告げた
さよなら会見では言葉に思いをしみ込ませつつも、スマートに事を荒立てず

さようなら、偉大なるゴレアドール。2020年9月24日(木)、カンプノウにてルイス・スアレスのバルサ退団セレモニーが行われました。6年間にわたった“夢”の最終日。優しきゴールキラーの涙を見ると、思わずもらい泣きしてしまいます。「いつも支えてくれたファンのことを決して忘れない」と語ったスアレス。こちらこそ、本当にありがとう。

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常にクラブのために戦ったマタドール

ルイス・スアレスのバルサ時代が終わりました。
一つのクラブを長く応援し続けているので、選手との別れは毎夏のこと。どんな歴史を作った選手たちも、伝説を置き土産にして必ずバルサを去って行きます。今回はそれがスアレスだった。まあそれだけのことなのですが、寂しさは想像していたよりも大きいです。

思えば、他クラブからやって来た助っ人傭兵選手の中で、ルイス・スアレスほどにバルサを愛し、エスクードのために戦った選手は希有でしょう。
チャンピオンズでのゴールが全然ないとか、守備をしないとかで批判をされたこともありましたが、彼の青えんじへの忠実さは疑いようがなかった。チームのために常にベストを出そうとしていた。バルサでの最終試合となったあのバイエルン戦(泣)でも、一矢報いたのはスアレスでした。

どんな試合でもバルサのために身を捧げることを厭わず、かつ、これはもうダメだとファンが思うような瞬間に、何度も、試合展開を無視する理不尽なゴラッソを決めてチームを救ってくれた。
大エース・メッシを支える存在だったことも合わせて、ルイス・スアレスには感謝しかありません。

さよならスアレス:理不尽ゴールを量産した6年間
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もっと相応しい退団セレモニーにしたかった

それだけにね・・・ 昨日のあんな(とってつけた感のある)お別れ会だけでなく、もっと盛大に華々しく見送りたかったのです。
満員のカンプノウに響くスアレスコールとか、謝意を表す巨大横断幕とか、みっちり詰まった会場での心温まるセレモニーとか、そういうレジェンドに相応しいやつです。

イバン・ラキティッチの時も、裏門から出さずに済んだことに安堵し、とりあえずは表門から送り出す体裁を整えられたことで良しとしましたが、クラブ歴代3位のゴレアドールを送り出す場としてあの野郎、もといジュゼップ・マリア・バルトメウ会長と二人でのテレ記者会見は寂しすぎる。
裏門から追い出しかねないことをしといて、手持ちの原稿に書かれた美しい言葉で送られても心には響きません。

カンプノウでルイスの表敬試合が出来ることを期待している」(バルトメウ)との言葉は、素直に実現をお願いしたいですが。実行するのは次の会長でしょうし、そういう気持ちがあるなら、ナゼあのような敬意のない戦力外通知をしたのかと(以下略)

5人のチームメイトに付き添われ

コロナウイルスによる活動制限があるなか、カンプノウ内にある記者会見室 Ricard Maxenchs で行われたルイス・スアレスの退団会見、そしてその後のグラウンドでのトロフィーとの記念撮影には、彼の家族やチームメイトが付き添いました。

妻のソフィアさんと3人の子どもたち(デルフィナベンジャミンラウタロ)。家族ぐるみのお付き合いをしているレオ・メッシアントネラ夫妻。チームの3人のカピタンたち(セルヒオ・ブスケツジェラール・ピケセルジ・ロベルト)。友人のジョルディ・アルバ

メッシバルトメウが同じ空間に居合わせることに、報道陣は多少の好奇心を抱いたでしょうが、スアレスの大事な時間を荒らすような接触はなし(そりゃそうだ)。
MD情報によるとメッシは親友の退団に落ち込んだ様子だったそうです。本当にずっと一緒の二人でしたからね・・・
ちなみにクラブの公式サイトにはチームメイトたちとスアレスが抱擁を交わす写真が掲載されていますが、メッシとの写真はありません。人前で抱擁しなかったのか、したけどレオが掲載を望まなかったのか。

チームやファンへの感謝

友人たちが見守る中でセレモニーに臨んだルイス・スアレスは、最初のスピーチから時々涙で言葉を詰まらせています。

「これは僕にとって難しいことです。思いがけないことで、なにも準備はしていないのですが・・・ まず最初にクラブへのお礼を言いたいです。バルサは僕が過ち(2014年ムンディアル・イタリア戦でのキエッリーニへの噛みつき事件)を犯したことを知りつつも、僕を信頼し続けくれた。監督やチームメイトたちのみんなが僕に良くしてくれました。いつも僕は感謝していくでしょう」
「夢を実現するために僕がした努力を、みんなが知っています。バルサが世界最高のクラブだと、僕はいつも言ってきました。ひとつの時代が終わることを僕は自覚しています。自分がしたことの全てに誇りを持つべきひとつの時代です。何年間もいたので、友人たちもできた。それが幸せです。昨日はクラブの人にさよならを言いました。一人の選手であると同時に、感情を持った一人の人間が去るのです」(涙声)
「家族にも感謝です。彼らは僕の支えでした。家族は僕と良い時を楽しみ、悪い時は僕の苦しみを知りつつ手助けしてくれた。でも僕はすてきな思い出を持っていきたいです。僕がゴールを決めたこと、トロフィーを掲げたこと、素晴しい選手たち、特に史上最高選手(メッシ)の隣でプレーしたことを子どもたちが見てくれました」
「僕をいつも支えてくれたファンにも感謝をしています。ファンのことを僕は決して忘れないでしょう。毎日僕らのために途方もない努力をしてくれたスタッフにも感謝しています」
「どこにいようとも、僕は一人のクレだということを、クレの皆さんに知ってもらえれば」

自分を非難することは何もない

続くテレ記者会見では、面白いコメントを引き出そうと、記者さんたちは際どい質問もぶつけています。それらに対しては、その装いのようにあくまでもエレガントにかわして見せたスアレスです。

話題となっているのは、バルセロナ時代においてなにか非難することはあるか、との質問へのリアクション。彼は笑顔を浮かべながら、右隣りに座っているバルトメウにちらりと視線を送りながら、冗談めかして「僕への非難、それとも・・・」と言ってるんですね。
その後スアレスはこう強調しています。

「チャンピオンズで犯したエラーなどを自己批判はできます。一度や二度でなく、三度や四度も失敗をしたこと、教訓を活かせなかったことを僕らは自己批判しなければなりません。が、自分を非難できることは何もないと思います。僕は違和感や怪我を抱えながらもプレーをしてきましたし、それは評価すべき点です。もっと成果を出したい試合は何度かありましたが」

また、クーマンに戦力外通知をされてからの1ヶ月間については、こう述べたデランテロです。
彼はバルサ退団を強制されたわけで、心を痛め、本来はもっとぶち切れて話したいかもしれませんが、紳士的によく抑えて話しています。

「監督に伝えられた時には、メディアで言われていたのでもう知っていました
「ものすごい1ヶ月でした。考えもしなかったことが多く言われたり、作り話もありましたし、腹の立つやり方で話が漏れたりもしました。フットボールの世界がどのように機能するかは、僕らはみんな知っています」
「しかし僕らはそういったことから距離を取るようにしなければなりません。いま評価すべきは、僕がこのクラブで過ごした日々に誇りを感じねばならないということなのです。新しい時代を始め、バルセロナに感謝するために、僕は頭のチップを交換しなければならない。非難することは何もないです。これは僕の送別会だ。誰かを喜ばせるようなことはしませんよ。僕はこのクラブで歴史を作った偉大な選手として去るのです」
「どの選手にもそれぞれの時期がありますから、もしクラブがここまでだと考えるのであれば、それは受け入れる必要があります。そして逆もまた同じです(メッシの件を差していると思う)。それは難しいことで、家族もいるので去るのは困難ですが、フットボールはそういうものです」

そしてスアレスはバルサの今後について訊ねられると、楽観的にこう言っています。

「いつものシーズン開幕時のように、チームには高い意欲があると見てました。希望をもたらしてくれる若い選手たちが多くいますし、経験豊富な選手もいます。今年は他のシーズンよりもローテーションするための組み合わせも多いので、バルサにとって重要な一年になると信じています。若者たちがチャンスを活かせると良いですね

不誠実なバルトメウ一味はあと何ヶ月かでバルサを去るので、それによってクラブのいろいろが正常な方向へ戻り、スアレスラキティッチの記念試合が開かれることを願っています。
6年間のすばらしき活躍と努力に感謝。バルサと対戦するときは、ちょっとツキのない日でありますように。

メッシからの別れのメッセージ(理事会批判付き)

親友スアレスの退団セレモニーの翌日、レオ・メッシインスタグラムにある投稿をしました。スアレスへの感動的な別れのメッセージなのですが、バルトメウたちへの批判も込められたスパイスの効いた内容となっています。

「そう考えては来たんだけれど、今日ロッカールームに入って、本当に思い知ったんだ。ピッチ内外にキミがいない毎日は、どれだけ難しくなるだろう。お互い寂しくなるね。たくさんの年月、たくさんのマテ茶、ランチ、夕食・・・多くのことを決して忘れない」
「キミが別のシャツを着ているのを見るのは奇妙だろうし、キミを相手にプレーするのはもっと奇妙だろうね。 キミにはもっと相応しい別れがあったよ。キミはクラブの歴史における最も重要な選手のひとりなんだ。彼らがしたような追い出し方ではなくね。でも今となっては、なんの驚きもしないのも事実だ
「この新しいチャレンジが最良のものとなりますように。大好きだよ、アミーゴ。すぐ会おうアミーゴ」

 

 

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