相手堅守を崩せず、あっさり失点で自滅。
ちょっとそれはないだろう、という守備のエラーでリーグ4敗目。
カディスの堅守を崩すアイディアなく、立ち直っていたムードも帳消し。
負けはどんな形でも落胆を生むが、自滅は特に残念さが大きい。苦労して同点としたすぐ後の、3選手のうっかりが重なっての失点はタイミング・内容ともに最悪で、守備を得意とするチーム相手に逆襲するパンチ力がなかったのも辛かった。ここまで地元で0勝のカディスにも敗れたことで、FCバルセロナはラ・リーガ10試合目にして早くも4敗を計上。首位から12ポイント差、降格圏から3ポイント差は泣けるな・・・。
試合のポイント
●不運な失点:バルサがボールを持ち、カディスが自陣で守る。これといった出来事はなく普通に始まった試合でまず先手を取ったのはしかし、CKのチャンスを活かしたカディスの方だった。ミンゲサのクリアが絶妙のシュートとなってしまうバルセロナにとっては不運な失点で、テル・ステーゲンがどうにか触ったようだがアルバロ・ヒメネスに押し込まれ1-0。守りを得意とするカディス相手に先制を許すとしんどい展開となるのは必定だ。
●パンチ力欠如:前半のカディスのシュートは、得点時の1本だけ。それ以外は一方的にバルサがボールを保持しているのだが、カディスがボールを譲ったからであってハイプレスの奪取が効いたからではない。4-5-1で中央を固めるカディスの堅守をこじ開けるには、アイディアが足りないクーマンチーム。ボールには触れど動きは少なく、崩せたのはメッシのパスを受けてブライスウェイトが裏を取れた場面(17分)くらいだ。メッシのFKも惜しかった。
●反撃の狼煙:ラテラルに任せていたサイド攻撃を強化するべく、クーマンは後半頭からデンベレを投入し活路を求めた(コウチーニョと交代)。攻めるバルサは57分に同点に追い付く。メッシの縦パスにアルバが抜け出し、そのセンタリングをアルカラがオウンゴール。まだ早い時間帯で同点と出来たことで、バルセロナに希望が広がった。苦労はするだろうが、最終的には勝って終われることだろうと。反撃の狼煙上がる。
●守備エラーが連続し失点:だが残念なことに、そのようやくカディスの守りをこじ開けた直後に、バルサ守備陣のエラーが続いてしまう。ジョルディ・アルバのスローインがラングレと合わず、ネグレドを止めにいったラングレとテル・ステーゲンも混乱して逆に料理されて2-1(63分)。失い方、タイミングともに残念な失点で、これが決勝点になってしまうところが今のバルサの実力と言える・・・。
●乏しい解決力:まんまとリードを奪い、守備を固めるカディスに対してクーマンは攻撃的選手を追加投入することで解決を狙った。だがしかしアタッカーが多ければ得点確率が上がるわけでもないのがフットボールで、意図とか流動性とかが無ければ効果は薄い。逆にカディスのカウンターを受け撤退させられる場面も増え、無力感を漂わせての敗北となっている。ラ・リーガ10試合で4敗目。首位アトレティコとは12ポイント差。そして暫定ながら降格圏とは3ポイント差だ(泣)。
トピックス
●
●
La Liga | Jornada 12 | |
5 de diciembre 2020 – sabado 21:00 h Ramón de Carranza :— |
|
Cádiz CF | FC Barcelona |
2 | 1 |
Goles | |
Álvaro Giménez (8) | |
Alcalá (57pp) | |
Negredo (63) | |
Titular | |
Ledesma | 【4】Ter Stegen |
Iza | 【6】Dest |
Fali | 【5】Mingueza |
Marcos Mauro | 【4】Lenglet |
Espino | 【6】Jordi Alba |
Jonsson | 【6】Busquets |
Jairo | 【5】De Jong |
Bodiger | 【6】Messi (c) |
Álex Fernández | 【4】Coutinho |
Perea | 【5】Griezmann |
Álvaro Giménez | 【5】Braithwaite |
Cambios | |
Marcos Mauro→ Alcalá (31) |
Mingueza→ 【6】Pedri (46) |
Álvaro Giménez→ Negredo (62) |
Coutinho→ 【4】Dembélé (46) |
Jonsson→ Augusto (80) |
Dest→ 【5】Trincao (77) |
Perea→ Adekanye (80) |
Busquets→ 【5】Pjanic (78) |
Jairo→ Alejo (81) |
|
Entrenadores | |
Álvaro Cervera | 【4】Ronald Koeman |
Arbitro | |
Soto Grado (riojano) | |
Tarjetas | |
Lenglet (61) | |
Jordi Alba (86) | |
名前の次の数字は評価点:平均点【5】 |
Estadisticas | ||||||
1a | 2a | Total | Total | 2a | 1a | |
1 | 1 | 2 |
Goles |
1 | 1 | 0 |
1 | 6 | 7 (3) |
Tiros a puerta |
21 (8) | 15 | 6 |
1 | 1 | 2 |
Ocasiones de Gol |
5 | 3 | 2 |
1 | 4 | 5 |
Corners |
13 | 5 | 7 |
0 | 1 | 1 |
Fueras de juegos |
1 | 0 | 1 |
183 |
pases |
864 | ||||
19.8% | 15.7% | 17.8% | Posesion del Balon | 82.2% | 84.3% | 80.2% |
118 | perdidas de balon | 148 | ||||
59 | recuperaciones de balon | 55 | ||||
4 | 6 | 10 |
Faltas |
7 | 2 | 5 |
0 | 0 | 0 |
Tarjetas Amarillas |
2 | 2 | 0 |
0 | 0 | 0 |
Tarjetas Rojas |
0 | 0 | 0 |
Formación | |
ピケ、セルジ・ロベルト、アンス・ファティ、ウンティティが負傷中。マテウスは監督判断で招集外。 ここ3連勝の流れを汲んだ先発イレブン。ブライスウェイトが9番に入り、左サイドにはコウチーニョが起用された。サイドをえぐる選手が両ラテラル以外にいないので、中央攻撃に集中する傾向。カディスの壁にことごとく跳ね返された。 1-0局面を打開するべく、後半頭から2人の交代。ミンゲサとコウチーニョに代えてペドリとデンベレが送り込まれた。それに伴いデ・ヨングが右セントラルへと移動。 |
|
Titular | Final |
2020年12月06日(日)、カディス戦翌日のバルセロナスポーツ紙。勝ちをプレゼントした感が満載なだけに落胆の紙面です。
MD「致命的なエラー」
- ■致命的なエラー
- → ミンゲサの不運なクリアと、アルバ、ラングレ、テル・ステーゲンの連続失敗が動き詰まりのバルサに敗北を引き起こした
- → 苦労して同点に追い付いたバルサ選手たち、その直後に2-1をプレゼントしアトレティコから12ポイント差となる
- ■バルサ 9-0 サンタ・テレサ
ジェンニ・エルモソが“ポーカー”を決め、バルサでの歴代最多得点女子選手に(125得点) - ■セビージャ 0-1 レアル・マドリー
ボノのオウンゴールでジダンへの新たな失望を回避
SPORT「なんてヘマを!」
- ■なんてヘマを!
- → 守備での恥ずかしい失敗によりカランサにて試合をプレゼントしたバルサ、ラ・リーガでの10試合で4敗目を喫し、首位から12ポイント差となる
- → 後方での集中力不足と危ういパンチ力欠如で再び心配感を示すバルサ、新たな失敗で降格圏内からわずか3ポイント差に
- ■ラ・リーガ/セビージャ 0-1 レアル・マドリー
セビージャでのマッチボールをくぐり抜けたジダン - ■ラ・リーガ/アトレティコ 2-0 バジャドリー
デルビーを前に手に負えない様子のアトレティコ - ■女子プリメーラ/バルサ 9-0 サンタ・テレサ
ヘルモソがバルサの歴代最多得点者に
コメント