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もしクーマンを解任する場合、いくら必要になるか

クラブ都合の解任なら、補償金の支払い義務が生じる
さらに支払われるはずの来季給与も必要で、合計は1,300万ユーロを超えるという

今現在、カンプノウに隣接するイベント会場 Auditori 1899 ではFCバルセロナ会長ジョアン・ラポルタによる記者会見が行われています。特にこれといった発表はないだろうけれど、みんなが気になるあれやこれについての説明はあるだろうという会見。この数日バルサ界隈を賑わせているクーマンの去就については、肝心のところはなにも明かしていませんが、両者の姿勢が「接近してきている」とのことなので来週を待つことにしましょう。

補償金+来季の給与、そして今季の支払い遅延分

今週火曜日の面談は、監督の去就話に進展を期待していた人にとっては肩すかしでした。しかし早ければ来週にも行われるであろう3度目の会長×監督面談では、クーマンの続投/解任についての決定がなされる見込み。これでなんもなしだと、さすがにみんな怒ります。

ではラポルタクーマンよりも相応しいと考える指揮官を確保できた場合、クラブに必要となるクーマン解任費用はいくらになるのでしょうか。
両者の契約書には契約解除に関する条項があり、クラブ都合での解任の場合、そこに記載されている保証金を支払わなければなりません。あとは来季受け取るはずだった給与と、資金難に伴う給与調整によって先送りにされている今季給与の一部もです。

補償金(もしくは違約金)は、SPORT紙によると580万ユーロだそうです。
給与は推定で年額700万ユーロ~900万ユーロあたり。この時点で1,300万~1,500万ユーロになります。

さらに資金難で苦しむクラブは監督の今季給与の一部(42.9%とRAC1のマルタ・ラモン記者)を後払いにしていますから、こちらも清算しなければなりません。
それらを合計すると、1,600万~1,900万ユーロが必要になってくるわけです。クーマンは分割払いとかを受け入れてくれそうですけれど、今のバルセロナにはしんどい金額。一流監督を呼ぶとさらに費用が必要になり、無い袖は振れずにやむなく続投も分かります。

ちなみにオランダ代表監督だったクーマンをバルサに呼ぶ際、彼の雇い主だったオランダフットボール協会に対しても同様の補償金が発生しています。500万ユーロほどだそうですが、これについてはクーマンが自費で払ったとか、いやまだ支払われていないとか諸説ある様子。本当に自腹だったらすごい話です。

で、これらの補償金であったり来季の給与に関してはクラブ都合の解任の場合に限られるので、クラブはクーマン側からの辞任となるようにヒドい扱いをしているんじゃないかという邪推も登場してきます。
その真偽がどうであれ、たしかなのはウェンブリーの英雄が自分からタオルを投げ出したりはしないこと。結末はクラブ都合の解任、もしくは契約満了による退任のいずれかです。

 

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