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チャビ「バルサ監督をする準備は出来てると感じる」

夏のフットボールキャンパス発表会でバルセロナ監督の件について語る
今でもすぐに出来ると考えるが、特に急いではいない模様

ロナルド・クーマンの去就が注目されていた時、その知名度にあやかりたいメディアによって頻繁に取り上げられていたのがチャビ・エルナンデスです。しかし実際のところはラポルタはチャビを監督候補だと考えておらず、手持ちの選択肢の中からクマさんが続投となった。これら一連の出来事について、チャビが説明をしているので見てみましょう。

報道陣が押し寄せ

夏といえば、子どもたちのために有名選手が主催するフットボールキャンパス。チャビ・エルナンデスも父や兄たちの手を借り毎夏実施していて(今夏で第23回)、昨日はバルセロナ市内で行われた発表会に出席しています。押し寄せる報道陣。彼には訊ねたいことがたくさんありますからね。

チャビといえば、春のバルサ会長選期間も含め、ロナルド・クーマンの後任候補として取りざたされていた人物です。多くのクレが、切り札でもあるカタルーニャ人テクニコの登板を期待しました。しかしラポルタクーマンの続投に賭け、バルサのチャビ監督誕生はしばしお預けとなった。その後、彼は一般紙 LA VANGUARDIA のインタビューの中で次のようにコメントしています。

「幸か不幸か、僕はバルサに二度NOと言った。家族や仕事や契約の関係でね・・・ 自分はクレだから、バルサにNOと言うのはすごく難しいんだ。でもその時ではなかった
「最初の時よりも自分が準備できていると感じているよ。ウソはつかないさ。僕はその為に準備してるんだ。でもクーマンに敬意を払わなければならない。彼は契約を1年残したクラブのレジェンドだ」(2021年6月5日)

昨日のチャビも、当然ながらその主張に変化はありません。バルサを指揮する準備はできているけれど、まだその時は訪れてはいない。

「僕は常にマーケットにいるからね。明らかにしておきたいのは、バルサ監督となるための準備は整ってると僕が感じている点だよ。そうは見ていないメディアや専門家もいて、それを理解はするけれど、自分が準備OKだと僕は感じている。傷ついてはいないさ」

3~4ヶ月前からラポルタとは話をしていないんだ。彼は現状ではクーマン続投が最良だと決めたわけで、それを尊重しないといけない。僕とジャンとの関係はとても良いよ」

「(バルサ会長選挙では) どの候補者からのマークも外すことを決めたんだ。フォンやラポルタとは話をして、選挙では自分は立場を示さない、動かないと伝えた。将来のバルサがどのようにあるべきか、という僕なりの考えを彼らに説明したよ」

「その瞬間がいつになるのかは分からないさ。 僕は急いではいないんだ。準備はできている。昨年夏と1月にバルサが僕を監督に考えるとは想像していなかったけれどね。でも家族で話をして、その時ではないと決めたんだ。人生のクラブからここまでに二度もオファーが来たのは驚いたよ」

ここでチャビが言っている「2つのオファー」とは、昨年のバルトメウからのものと、ビクトル・フォンからの陣営入り要請です。ラポルタとは3ヶ月以上話してないチャビなので、オファーも届いていないことになります。

自分はすでにバルサを率いるための経験を積み、あの複雑怪奇なクラブの中でエントレナドールの任を果たす用意はできているけれども、諸事情からまだ潮は満ちていないというところでしょう。切り札には万全の状態で登板してほしいのです(万全だから上手く行くともかぎらないけれど)。

バルサBは考えていない

カタルーニャ人監督は、こうも述べています。ペップ・グアルディオラがそうだったように、フィリアルで経験を積んでからファーストチームに上がる道は考えていないのだと。

カタールリーグ「僕は今、プロフェッショナルのチームをコーチング(監督)してるんだ。レベルはスペインの1部と2部の間くらいだよ。僕は子どもたちをコーチしてるんじゃない。人々がカタールリーグをチェックしないのは理解するけれど、(低レベルの)先入観は大いにあるよね」

バルサB監督バルサBは僕の考えにないよ。いま僕はトップチームをコーチしてるからね。育成レベルのコーチをすることで体面は傷つかないだろうけど、それは考えてはいないんだ。それ以外はなにも却下しないし、届いたオファーはスタッフや家族と評価検討していくだろう。提案は届いていないけれど、僕らはドーハで上手くやってる。良い学びだよ。知らないことが山ほどある。カタールはすごく競争力のあるリーグだ。アジアチャンピオンズリーグはさらにね」

メッシの決断「起こっていること全てからみて、僕はレオ・メッシは残留するだろうと思う。彼は決断する権利を勝ち取っているんだ。バルサをより偉大にしたのは彼だから、もし彼が去れば、バルサは衰弱するだろうね。メッシ前とメッシ後が存在している。レオの残留、全てのクレがそれを期待しているよ」
「メッシがチームにいてほしくない、メッシのコーチをしたくない監督がどこにいるんだい!彼はジョーカーであり、違いを見せる選手。彼がチームにいることは特権的なんだ」

ここまでの補強について「エリック・ガルシアが戻ってきたのはバルサにとってポジティブだよ。良いニュースだ。彼はここで育ち、バルサのDNAを持っている」
「クンは良い補強だと思う。実績十分の偉大なデランテロで、多くの貢献ができる選手さ」

 

 

コメント

  1. トム より:

    チャビは、バルサのフィロソフィーを体現している選手でした。
    監督になったからといって、それが変わる訳もなく。
    チャビが監督になれば、それをそのままやってくるでしょう。
    守備では前線からプレスをして、ボールを奪いに行く。
    GKからボールを保持させ、中盤の速いボール回しから、守備に徹する相手をクラックが崩し、奪われたらすぐに奪い返す。
    それだけです。

    ペップのように新しい事はあまりしないと思いますが、チャビはチャビであれば良い。
    選手時代から確固たる信念を持ち、何事にも動じずにキャプテンとしてやり抜いたチャビを信じています。
    来季のクーマンの後は、満を持してチャビが来ると思います。

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