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ラポルタ、会長選挙当選からの1年を振り返る「濃密だった」「チャビはチームのメンタルを変えた」

メッシ、ハーラン、ガビとアラウホ

涙ながらのD10Sの退団は、本当に心が痛む出来事でした。
クラブの経済状況がこうなのだから仕方がないと理解を示すクレもいたし、レオが残るためにラポルタにはもっとやれることがあったのではないかと批判する声もありました。この件については、今でもまだスッキリしないものがあるんですよね。レベルテルやらCVCやら、きな臭い。

■メッシ退団について

「痛ましいことだった。誰にとっても悲しい決断であり、決して下したくはない決断ではあった。しかし私は後悔はしていない。それは全てにおいてクラブを優先したかったからなんだ。フットボル史上最高の選手や監督であっても、クラブが上にある」
「私たちが引き継いだ状況がそういうものだった。私たちの願いが現実と衝突した。歴史が続いていくことを、そしてハードワークと熟慮された決定によって自分たちが成功の道へと続けることを、バルサを愛する私たちは知っている」

とはいえ傷が少しずつ癒えているのもまた事実であり、ぺドリら才能ある若者たちが作ろうとしている新時代に希望が見えてきた。もしハーランが獲得できるなら、希望は加速します。

■大目標であるハーラン獲得

このインタビューでは、2022年夏の大目標であるアーリン・ハーラン(ド)獲得についても訊ねられています。公式メディアがよく質問したなと思いますが、みんなが聞きたいことを取り上げたことは称えたい。会長は言います。

「私から選手については話せないんだ。値段を上げてしまうからね」

マテウ(アレマニー)がジョルディ(クルイフ)と共によく働いているよ。彼らはチャビの希望を知っている。財政の許す範囲内で働いているところだ。偉大な資質を持った選手たちはバルサに来たいものだし、その選手のことを私が明らかにする必要もない。値段が上がるので話せないことを許してほしい」

3月9日にバルセロナ系スポーツ紙が揃って報じたところによると、ハーラン獲得には2億5,000万ユーロ(移籍金+コミッション)が必要だろうとクラブは見積もっているそうです。
これはそう報じてほしいというクラブからの情報提供でしょうから、近づくCVC融資受け入れへの布石か。相当な大金。しかし財政再建に引き続き取り組んでいれば、オペレーションは実行可能だとラポルタは自信を見せます。

「夏マーケットにおける重要なオペレーションに臨んでいけるかどうかは、これからの2ヶ月間に私たちが下す決断次第となるだろう。もし一年を通じて働いてきたいくつかのオペレーションを実行できるなら、できる」

FCバルセロナの映像制作を行う Barça Studios に対し、3億5,000万ユーロもの(美味しすぎる)買収オファーが届いているという。去るソシオ総会では、49%までの売却が承認済み。買い戻しオプションについて交渉しているらしい。

ジョルディ・クルイフの肩書きは現在、国際スカウティング部門の責任者となっているが、事実上、スポーツディレクターとして補強活動に従事している。ジョルディとバルサの契約は6月末で切れるため、それまでにセクレタリオ・テクニコ(強化技術部長)として再契約すると見られる。

■ガビとアラウホの契約更新

合意の報せが待ち望まれる2人のキラキラ星 ガビアラウホの契約更新ならびに、重要な戦力となっているダニ・アルベスアダマ・トラオレの残留についてはこうです。

「昨今の契約更新においては、言葉を持っているのは選手たちだよ。私たちはフットボル的・経済的な尺度を戻し、それゆえにバルサというものを理解し評価して契約を更新した選手たちにとても感謝しているんだ。私はそれを彼らに求めている。もし選手がバルサに残りたいのであれば、彼らは残るだろう」
ガビアラウホの件も、ぺドリアンス・ファティニコと同じになると期待している。双方にとって満足のいく合意に達せられるといいね。だが私から繰り返すのは、バルサが第一ということだ」

アルベスの件の方が容易だけれど、アダマの残留も実現可能だ。こちらは経済的な課題となっている。状況を変えるために、自分たちが3つのレバー(比喩)をどのように使っていけるかを見ているところなんだ。その3つのレバーは完璧ではなく、それぞれ長所も短所もある。アダマの件では財政面での調整が求められるけれど、可能性はあると信じるし、もし彼が残留を望むなら、そうなると期待しているよ」

一方でセルジ・ロベルトは退団へと近づきつつある模様。6月で終了する契約の更新交渉がなぜ頓挫しているのか、その理由は不明。

コメント

  1. イザナギの目 より:

    ガビとアラウホの長引く契約更新ですが、なんか疑問です。なんせ二人は何も勝ちとってない。ガビは今季からトップチームの試合に出てるだけだしクラブ状況やクーマンやシャビの恩恵のお陰もかなり大きい、アラウホは一年通してクラブに貢献してない怪我も多い。アンスファティは沢山の最年少記録を打ち破ったしペドリに関しては欧州最優秀若手賞、ゴールデンボーイ、コパトロフィーと若手個人3冠達成を成し遂げた。まだプレーにムラがあるガビやアラウホはたとえ高給でプレミアにいってもバルサほど試合に出れないと思いますけどね。

  2. トム より:

    この一年、本当に色々ありましたねえ・・・。
    まあ何やかんやで良い方向に向かってると思います。

    セルジは離れて行きそうですね…。
    ケガもあったし、恐らく控え選手の給料程度に減給されるのが納得できないのかもしれません。
    ガビニコの台頭で中盤の層が厚くなり、またアウベスが安い給料で残ってくれる事になれば、セルジの居場所は無くなるという事でしょうかね…。

    高騰した給与基準を下げなければならないので、ラポルタは「クラブ優先」をアピールしてますね。
    全ての選手の給与を低めに交渉しているので、なかなか決まらないのでしょう。
    また代理人報酬の上限を決める法律が間もなく施行される事も絡んでいるので、あえて急ごうとしていないのかも?

    レンタルで出した選手も含め、今季は色々選手のやりくりしただけに、終了後にどうするかという問題も残ります。
    まだまだ大変そうです。

  3. uk より:

    ガビとアラウホは主力の活躍してるのに給与はB選手並なんですから、更新の流れに何も疑問はないです。チームトップの給与を要求しているわけでもないし

  4. からあげ より:

    選手には減給させておきながら、超高額でハーランをとるアピールをするのはどうなんだろう、と思ってしまいます。
    元々の給与水準が高くなりすぎていたので、減給した今が適正なんでしょうか。

  5. エイプリル より:

    ガビやアラウホの契約延長が難航するのは他メガクラブからの評価の高さを示すものなので、嬉しいことではあります。ヤキモキしますけどw
    セルジ・ロベルトは、契約延長の報が出ているアウベスと役割が被るのが苦しいところですね。ケガが治っても出番があるかどうか。

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