このシーズンの大事な時期。パフォーマンスの低下が見られるセントラルに、フットボールに集中してほしい
最近気になっていることの一つに、サムエル・ウンティティのパフォーマンス低下があります。3月末のフランス代表から戻ってきて以降、らしくないプレーが続いているビッグサム。理由としては契約更新についての騒ぎが考えられ、クラブは交渉を一時停止する考えのようです。
テレビ出演で雑音が
ウンティティのパフォーマンスが落ちたのは、FIFAウィークによるパロン(リーガ中断)後でした。
チーム全体が低調だった3月31日のセビージャ戦。
ちょっと持ち直し、相手オウンゴールの際にゴールセレブレーションをしたローマ戦。
ベンチ観戦のレガネス戦。
そして先日の悪夢のローマ戦。
それまで非常に安定していたため、不出来だと目立つウンティティです。
FIFAウイークと言えば、ビッグサムとバルサの契約更新でざわついたことが思い出されます。
これらに対して、カンプノウのローマ戦ではエスクードを掴んでクラブ愛をアピール。雑音は鎮静化し、プレーに専念できるかと思ったのですが、エスタディオ・オリンピコではさっぱりの出来でした。
オリンピコの貴賓席にはアレックス・ファーガソンがサムの視察にきていたりと、まだ集中できる環境にないのかもしれません。
チームメイトたちも懸念
そんなウンティティのパフォーマンス低下に、チームメートたちは、契約更新の件が影響していると考えていると4月12日のSPORTは述べています。
同紙曰く、カンプノウでのローマ戦でマノラスがオウンゴールを入れた際、自分が決めたようにスタンドへと向かってエスクードを掴んで見せた仕草もロッカールーム内では快く思われていないとかで。過剰演技だと捉えている選手も数名いるとやらで、事実であれば不穏な気配です。
バルサとしては、こういった契約を巡る雑音がウンティティのパフォーマンス低下に関係していることを望まず、契約交渉を先送りすることにした模様で。
『これほど早く契約内容アップを求める戦術にクラブは落胆している』との記述とか、契約交渉を急いでいたのはムンディアル(W杯)での市場価値上昇を好まないバルサ側ではないのか、と納得のしがたい部分もありますが、この件がまだ至急でないのは事実。夏休みにじっくり取り組めばいいでしょう。
MD紙のミゲル・リコ副編集長もまた、バルサはもうウンティティの契約更新を急いでいないとの見解を示しています。理由はどうあれ、この件が一時保留にされたのは確かなようです。
このニュースのまとめ
- ・FIFAウィーク後、パフォーマンスを落とすウンティティ
- ・フランスでのテレビ出演で周囲がざわついた
- ・チームメイトたちも交渉が悪影響を起こしていると考える
- ・もうクラブは交渉を急いでおらず、一時保留へ
コメント