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マッチレポート|リーガ第2節 バジャドリー 0-1 バルサ

Liga Española
jornada 2

デンベレが決勝弾。
バジャドリーの土壇場での同点弾を、VARがオフサイド判定。

FCバルセロナが苦労の末にホセ・ソリージャから勝点3を持ち帰った。4日前にようやく貼ったという、緩すぎる芝生にバルサは大苦戦。デンベレの好ゴールをどうにか守り切り、勝利を手にした。終了間際にはケコにゴールを決められたが、VARはこれをオフサイドと判定。新システムの恩恵を受けたバルサだった。

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試合の流れ

エルネスト・バルベルデが送り出した先発イレブンは、昨季のベストメンバーと言える面子。1週間の準備期間があったとはいえ、昇格組に対してローテーションしなかったのは少々意外。

●プレーに間違いなく影響を与えたのは、数日前に貼ったばかりだという芝生。選手たちが少し踏み込むだけで簡単にめくれ上がり、まともなフットボールをできる代物じゃではなかった。プリメーラ・ディビシオンでこれはアカン。

●バジャドリーは守りを固めてからのカウンターに賭ける戦術。ボールはバルサが圧倒的に支配した。ペナルティエリア付近までは比較的容易に到達できたが、仕上げの崩しは易々とさせてはもらえず、かつ芝の状態も悪く、決定機の数は片手で足りるほどだった。

●その数少ないゴールチャンスも、元バルサのジョルディ・マジップがことごとく阻止してくれた。
惜しかったのは33分、コウチーニョの浮き球パスに抜け出したルイス・スアレス。しかしこれはマジップが身体を張ってブロック。35分にもコウチーニョ得意のミドルをマジップが横っ飛びでセーブしている。

●0-0で迎えた後半、エルネスト・バルベルデはシステムを4-4-2へと変更する。左エストレーモだったデンベレが右へ移動し、セルジ・ロベルトが折を見て攻め上がる。待望の先制点はこの2人のプレーから生まれた。

●それは56分のこと。左サイドにいたルイス・スアレスのわりと大雑把なサイドチェンジボールを、ゴールラインまで駆け上がったセルジ・ロベルトが頭で落とし、デンベレが直接右足で蹴り込んで0-1!ようやくゴールが割れたことにバルセロニスタはホッと一息。

●得点が必要になったバジャドリーはラインを広げ、前へと出るようになった。飛んだコースがテル・ステーゲンの正面だったことで幸いだった、という危ないシュートが2度ほど。リードはわずか1点なので、どんな事故で同点にされるか判らなかった。

●そこでバルベルデデンベレを下げ、アルトゥロ・ビダルを送り出す(75分)。ここからはバルサが守ってからのカウンター攻撃。メッシのパスを受けたルイス・スアレスが0-2かというゴールを決めたが、これはオフサイドで無効とされた。

●バルサが主導権を失ったまま試合は終盤へと入り、なんとか逃げ切り成功かと思えた追加タイム、恐れていた同点ゴールをケコに決められてしまう。しかし線審はケコがオフサイドだったと判定、VAR(マテウ・ラオス)もこれを支持したことでゴールは認められず、バルサが勝点3を持ち帰ったのだった。

トピックス

●ホセ・ソリージャの芝生に対してはバルサ選手たちも軒並み不満を表した。ピケは「今日の芝生は恥だった。選手には怪我のリスクがあった。とても残念だよ」。セルヒオ・ブスケツは「世界最高峰のリーガでこれは残念。海辺のようなゾーンもあったんだ」

●試合終了後、LFPのハビエル・テバス会長がツイッターにてバジャドリーを調査すると発表。バジャドリーは試合のわずか4日前にホセ・ソリージャの芝生を張り替えていた。

●左エストレーモとして先発起用されたコウチーニョ。前半は同サイドのウスマン・デンベレ(エストレーモ)、ジョルディ・アルバ(ラテラル)と良い関係で攻撃の中心となっていた。後半は4-4-2にシステム変更されたことで、存在感がなくなる。

●元気をなくしたコウチーニョに替わって、83分にピッチに入ったのがマルコム。待ち焦がれた公式戦デビューを果たした。マジップに阻まれたものの、キャラクターを感じさせるシュートも一発。マルコムのスピードは、終盤の効果的なオプションとなりそうだ。

パコ・アルカセルがドルトムントへ移籍しようかというなか(監督判断で招集外)、後半追加タイムにムニールが出場。

Real Valladolid FC Barcelona
0 1
25 de Agosto – Sabado 22:15 h
José Zarrilla
:22,651
Goles
  Dembélé (56)
Titular
Masip 【8】Ter Stegen
Moyano 【7】Sergi Roberto
Kiko Olivas 【6】Piqué
Calero 【6】Umtiti
Nacho 【7】Alba
Borja 【6】Busquets
Alcaraz 【5】Rakitic
Anuar 【6】Coutinho
Toni Villa 【8】Dembélé
Óscar Plano 【6】Messi
Enes Ünal 【5】Suárez
Cambios
Borja→ Keko (64) Dembélé→【5】Vidal (75)
Enes Ünal→ Duje Cop (70) Coutinho→【6】Malcom (83)
Toni Villa→ Verde (86) Suárez→【sc】Munir (90)
Entrenadores
Sergio González 【6】Ernesto Valverde
Arbitro
De Burgos Bengoetxea (vasco)
Tarjetas
Enes Ünal (48) Piqué (60)
名前の次の数字は評価点:平均点【5】
Estadisticas
1a 2a Total Total 2a 1a
0 1 1

Tarjetas Amarillasredcard

1 1 0
0 0 0

Tarjetas Rojasredcard

0 0 0
2 5 7 (4)

Tiros a puertaredcard

10 (5) 4 6
1 1 2

Ocasiones de Golredcard

4 2 2
2 4 6

Cornersredcard

10 1 9
1 1 2

Fueras de juegosredcard

1 0 0
4 9 13

Faltasredcard

9 6 3
    323

pasesredcard

590    
29%   38% Posesion del Balon 62%   71%
Formación

シレセン、デニス、アラニャー、サンペールが負傷中。
ラフィーニャ、アルカセル、ベルマーレンが監督判断で招集外。
控えGKとして招集されたのはバルサBのエスキエタ。
エスキエタ、アルトゥール、マルコム、レングレ、ムニール、ビダルがベンチスタート。

前半は4-3-3。右ラテラルにはセルジ・ロベルトが入った。
左のインテリオールはコウチーニョ。メッシは右から中央へと移動。

後半は4-4-2にシステム変更。デンベレが右サイドに回り、セルジ・ロベルトが縦をえぐった。
交代の1人目はデンベレに替えてアルトゥロ・ビダル。
2人目はコウチーニョが任務終了となったマルコムが登場(公式戦デビュー)。
3人目はルイス・スアレスからムニールへ。メッシがメディアプンタになっていたような。

Titular Final
先発時 終了時
 

 

コメント

  1. レト より:

    劣悪ピッチに苦しめられたとはいえ今シーズンの出足はかなり不穏です。
    一番休ませるべきラキティッチがPSGのプレッシャーの影響で使わざるをえないのも危険ですし、
    前半戦の時点で今回みたいな苦戦が続くとローテーションも若手起用もかえってやりづらくなりそうで。
    早々に不安を解消させるような試合を見せてほしいです。

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