公式戦5試合でゴールはないが、気落ちせず 同様のスランプは乗り越えてきたことへの自信
0-0で引き分けたオリンピック・リヨン戦において、最も言及されているのがバルサの得点効率の悪さです。実に25本ものシュートを相手ポルテーロに向けて放ちながら、枠内に飛んだのは3つのみ。メッシもスアレスもデンベレも、それだけ外しまくったらゴールは奪えません。
チーム全体でシュートを外しに外したなかで、特に目立ったのが、チャンピオンズのアウェー戦における無得点記録を16試合・1,500分(25時間)に更新したルイス・スアレスでした。
2015年9月16日のグループステージ・ローマ戦を最後に、3年以上ゴールがないのはインパクトが強い。なんと言っても彼は、バルサの背番号9を背負う男ですから。
ただ、その不名誉な数字によって、現地メディアがルイシートを批判しているかというとそうでもないです。もちろん残念がってはいる。けれどもシュート精度は感覚の問題につき、どんな瞬間にも復調するだろう。だから、その時を待つスタンスです(ファンはまた別)。
シュート感覚を取り戻せば、ゴールも戻る
リヨン戦翌々日(2月21日)のSPORT紙は、ルイス・スアレスは自らのゴール日照りに落ち込んだりはしていないと伝えています。
その理由はふたつあって、
●過去にはもっとひどい時期もあり、それを乗り越えてきた
●いま、フィジカルの調子がとても良い
ウソかホントか、なんでもスアレスのフィジカルは今、キャリアで最上の部類に入るくらいの状態だそうです。だから公式戦で5試合連続ノーゴールでも自信は揺るぐことなく、なんらかのきっかけでシュート感覚を取り戻せばゴールは戻ってくるとスアレスは理解していると。そしてゴール日照りはフィジカルのせいではないと。ふむ・・・
ジョルディ・アルバのセンタリングに体勢を崩しながらも合わせ、ポストをかすめた71分のシュートあたりがネットに突き刺さったなら、「さすがはルイシート!」となっていたわけで、本人とすればあとちょっとのズレなんだ、という感触なのでしょう。
3年以上続いちゃってるチャンピオンズ・アウェー戦での“長期スランプ”が急に解決されるかどうかは不明として、ここんとこ続いているゴール日照りはサンチェス・ピスファン、あるいはサンティアゴ・ベルナベウで終わるかもしれない(終わってくれないと苦しい)。
親友メッシもゴール感覚を落としている今、責任感あるスアレスは相当燃えてると想像します。チームとしてはイメージが改善しつつあるので、期待して応援しましょうぞ。
このニュースのまとめ
- ・チャンピオンズ・アウェー戦で16試合ゴールがないルイス・スアレス
- ・今のところ、メディアにそのことへの目立った批判はない
- ・コンディションは良いらしい
- ・本人はゴール日照りに気落ちせず、復調のために牙を研ぐ
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