Champions League | 1/4 final, vuelta
メッシのドブレーテで勝負あり。
コウチーニョの十八番ゴラッソも決まり、言うことない準決勝進出!
FCバルセロナが要塞カンプノウでマンチェスター・ユナイテッドを下し(3-0、合計4-0)、4年ぶりとなるチャンピオンズ準決勝進出を決めた。立ち上がりはピンチの連続だったが、レオ・メッシのドブレーテが赤い悪魔の希望を砕いた後は余裕の展開。コウチーニョのミサイル弾も飛び出し、良好ムードで準決勝へ臨む。
試合のポイント
●いきなりピンチ:立ち上がりはマンチェスター・ユナイテッドが次々にバルサ守備陣の裏を取り、バルサは守りに追われた。1分と経たずしてラシュフォードがテル・ステーゲンと1対1になるピンチも(クロスバー直撃弾)。英国チームのプレッシングにバルサは苦しんだ。その不安な状況をひっくり返したのが、16分と20分のメッシの連続ゴールだった。
●メッシの2ゴールで:どちらのゴールもすごかったが、高い位置でボールを奪い返してから Fred の股を抜いてフリーとなり、強烈な左足を叩き込んだ先制点は圧巻だった。これでバルサは落ち着き、ボールコントロールを開始。そして4分後には再び一瞬の隙を見逃さずにボールを拾い、鋭い右足シュートによって2-0にしてしまうからメッシは偉大だ。
●D10Sの2得点でユナイテッドは凹み、バルサは快適にポゼッションを続けた(テル・ステーゲンはほぼ観客状態)。事実上、すでに決着は付いていたが、この日のバルセロナは最後まで攻めきるモードで得点を狙い続けた。カンプノウの観客に、魔法の夜を楽しんでもらわないといけないのだ。
メッシのハットトリックは残念ながら生まれなかったものの、代わりにクレを喜ばせたのがコウチーニョのゴラッソ。彼が得意とするミサイルシュートにより、ユナイテッドはとどめを刺された。
●試合終盤には、途中出場アレクシス・サンちゃんの決定的ヘディングシュートを、テル・ステーゲンがパラドン。
トピックス
●さすがメッシ:マンチェスター・ユナイテッドに引導を渡したのは、やはりレオ・メッシだった。英国チームにバルサが押し込まれる、好ましくない状況を一変させる2得点。インパクトも影響力も絶大な、16分と20分のドブレーテ。
●得点ランク1位:今季のチャンピオンズにおけるメッシの得点数はこれで10となり、2位ロベルト・レワンドウスキ(バイエルン)に2差をつけてランキング首位を走る。6得点のCR7(ユベントス)は大会敗退でレースから脱落。
●6年ぶり:レオ・メッシがチャンピオンズ準々決勝でゴールを決めたのは、実は久しぶりのこと。前回は2013年4月2日のPSG戦(2-2)だった。
●コウチーニョのゴラッソと物議を醸すセレブレーション:スコアを3-0とするフィリペ・コウチーニョの右足ミドルシュートは見事だった。これぞコウのゴールだ、という30m弾。
得点後は両人差し指を両耳に当てるジェスチャー。それが表すのは「雑音を聞いちゃダメ」それとも「批判の声は聞かない」?
●VARでPK取り消し:試合の11分、イバン・ラキティッチがスモーリングに倒された(ように見えた)場面で Felix Brych 主審は一度PKスポットを指さしたが、VARの声を聞いてモニターで確認後、PKを取り消し。
●デ・リフト弾に沸く:試合の69分50秒あたりで、カンプノウのスタンドが一斉に沸いた。これはバルサ対ユナイテッドのプレーに対してではなく、デ・リフト(アヤックス)がユベントス(CR7)に1-2の得点を決めたことを喜ぶ歓声。ちょうどピッチサイドで交代を待っていたネルソン・セメドは、きょとんとした表情でその様子を見ている^^
●きっちり締めたテル・ステーゲン:試合終了間際には、元バルサ選手アレクシス・サンちゃんの至近距離からのヘディングシュートをテル・ステーゲンがパラドン。切らさない集中力!
バルサでのチャンピオンズ50試合出場を完封で祝った。
●累積警告リセット:出場停止にリーチのかかっていたセルヒオ・ブスケツとネルソン・セメドだが、この試合でカードを受けなかったため(特にセルヒオはグッジョブ)、累積警告はリセットされ準決勝では再びゼロからとなる。他選手も同様。
●難攻不落、31試合無敗:マンチェスター・ユナイテッドを下したことで、バルサのカンプノウでのチャンピオンズ無敗記録が31へと伸びた。2013年5月にバイエルンに0-3で完敗したのを最後に、28勝3分。要塞カンプノウ。
●今季最高:観客動員数96,708人は、カンプノウでの今季最高記録。昨日までの最高はリーガクラシコの93,265人だった。
FC Barcelona | Manchester United |
3 | 0 |
16 de Abril 2019 – Martes 21:00 h Camp Nou: 96,708 |
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Goles | |
Messi (16) | |
Messi (20) | |
Coutinho (61) | |
Titular | |
Ter Stegen【7】 | De Gea |
Sergi Roberto【7】 | Lindelof |
Piqué【7】 | Jones |
Lenglet【7】 | Smalling |
Jordi Alba【7】 | Young |
Busquets【7】 | McTominay |
Rakitic【7】 | Fred |
Arthur【7】 | Pogba |
Coutinho【7】 | Lingard |
Messi (c)【9】 | Martial |
Suárez【7】 | Rashford |
Cambios | |
Sergi Roberto → Semedo【6】(71) |
Martial → Dalot (65) |
Arthur → Arturo Vidal【6】(75) |
Rashford → Lukaku (73) |
Coutinho → Dembélé【5】(81) |
Lingard → Alexis Sanchez (80) |
Entrenadores | |
Ernesto Valverde【6】 | Ole Gunnar Solskjær |
Arbitro | |
Felix Brych (aleman) | |
Tarjetas | |
Suárez (77) | |
名前の次の数字は評価点:平均点【5】 |
Estadisticas | ||||||
1a | 2a | Total | Total | 2a | 1a | |
2 | 1 | 3 |
Goles |
0 | 0 | 0 |
6 | 7 | 13 |
Tiros a puerta |
9 | 3 | 6 |
4 | 4 | 8 |
Ocasiones de Gol |
2 | 1 | 1 |
3 | 5 | 8 |
Corners |
3 | 2 | 1 |
0 | 0 | 0 |
Fueras de juegos |
3 | 3 | 0 |
369 | 440 | 809 |
pases |
415 | 197 | 218 |
61% | 63% | Posesion del Balon | 37% | 39% | ||
5 | 5 | 10 |
Faltas |
15 | 5 | 10 |
0 | 1 | 1 |
Tarjetas Amarillas |
0 | 0 | 0 |
0 | 0 | 0 |
Tarjetas Rojas |
0 | 0 | 0 |
Formación | |
ラフィーニャ、ベルマーレンが負傷欠場。 先発もベンチも、準準々決勝リヨン戦@カンプノウと同じ。 交代は3点差となって決着が付いた後。 |
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Titular | Final |
2019年4月17日(水)、マンチェスター・ユナイテッド戦翌日のバルセロナスポーツ紙。
MD「メッシファイナルへ」
- ■メッシファイナルへ(※セミファイナルとかけたんだと思う)
- → 20分間でのクラックの2ゴールが準々決勝での不運を終わらせ、バルサを4年ぶりの準決勝へと導いた
- → 論争のセレブレーションとともにフィエスタを仕上げたコウチーニョ、そして今日対戦相手が分かる(リバポーかポルトか)
- ■ユベントス 1-2 アヤックス
デ・リフトのゴラッソがCR7を敗退へ
SPORT「今年は行ける」
- ■今年は行ける(※ aquest any sí はカタルーニャ語で、2006年のチャンピオンズ制覇時だったか、バルサ界隈での流行語となったフレーズ。当時の意味は「今年はやったぜ!」)
- → 自らを本命だと確認するエキシビションにより、4年ぶりにチャンピオンズ準決勝へと戻るバルサ
- → 試合序盤の2得点でチームをリードしたメッシ。コウチーニョはゴラッソ(公衆へのメッセージ付)で力を示した
- ■ユベントス 1-2 アヤックス/ヨーロッパを驚かせるデ・ヨングのアヤックス
デ・リフトがクリスティアノのユーベを倒す
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