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ワンダ決勝へ行くために:1得点奪い、希望を与えない

大逆転したことも、されたこともあるバルサ 去年の教訓を活かし、ワンダ行き切符を得るまであと90分

FCバルセロナが、夢のチャンピオンズ決勝まであと90分へと迫っています。圧力釜と化すであろうアンフィールドでの準決勝ブエルタ(第2戦)に打ち克てば、ワンダ・メトロポリターノ行きの切符は我らのものに!重要になるのは、アウェイゴールをもぎ取ることです。

カンプノウ対決ですばらしかったのは、リバポーに得点を許さなかったことでした。
3-0で勝つのと3-1では、有利さが全然違う。
相手に与えなかったアウェイゴールをもしこちらが1つ奪えれば、レッズの勝ち抜け条件は5得点に。難易度が大幅アップです。

かつてルイス・エンリケは対PSGの大レモンターダをやってのけるにあたり、前日会見で「5-0で勝つのは難しいから、6-1になるだろう」なんてことを言っていましたが、ユルゲン・クロップはさてどうチームを鼓舞しているか。
ドイツ人監督はドルトムントを指揮していた2013/14シーズン、ベルナベウで白組に3-0で敗れ、地元で2-0と惜しいところまでいったことはあります。

ローマでの教訓を活かす時

バルサはいわば“大レモンターダの先輩”であり、かつ“レモンターダをやってのけられた経験者”でもありますから、奇跡の逆転劇を目論むチームがなにを狙ってくるかを熟知しています。リバポーにまず必須になるのは、早いうちの先制点。これが出来ると、逆転は可能だと信じられるからです。
(2年前のPSG戦では3分にスアレス弾が決まり、逆に去年のローマでは、まんまと6分に先制点を奪われた)

ならばバルセロナは今度はレモンターダを封じる立場として、どうすべきか。
リバポーには逆転の底力があると考え、100%集中してスイッチオン状態で臨むこと。相手にわずかな希望も与えないこと。
昨年のローマでの大失敗、これが原動力になってここまで来たバルベルデチームゆえ、教訓を活かし勝ち抜くと確信できます。
アンフィールドこそ、去年の教訓を活かす場所です。

カンプノウでのイダにおける重要ポイントが「無失点」だったなら、アンフィールドのブエルタでは「1得点」。ここ最近のバルサは勝負に勝ちきるにはどうすれば良いかを分かっていますし、知っているだけでなく実行もできる。らしくないフットボールだろうとも、実用主義に徹して仕事を完遂しにいくでしょう。

フォーメーションはやっぱり、安定の4-4-2でしょうか。

ドキドキしたい気持ち

今回のアンフィールド遠征でバルサに求めるのは、最終的なワンダ・メトロポリターノ行き切符の確保です。チャンピオンズの決勝へ行けるのなら、そのための道筋は必ずしもバルベルデが望むようなものとならなくてもいい。

なにが言いたいかというと、ドラマティック展開に期待する心もほんのちょっとあるんですよね・・・。
奇しくも、と言うほどではないですが、今日5月6日はあのスタンフォード・ブリッジでのイニエスタッソ炸裂からちょうど10年。最後に笑えるなら、あの心臓破りシナリオもありかも・・・という危険思想です(苦笑)。

89分を回ってスコアは4-0、ノリノリになっているアンフィールド、そこで決まるはD10S弾、ピッチサイドを狂喜して走り回るバルベルデ・・・
ウソです、あまり心臓に悪くない展開で気持ち良く勝ち抜けましょう。4-1とか求めてないよ!

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