チームがアウェイで良い試合をしておらず、心配だと認める監督
ボールを支配してもフィニッシュに問題があると考える
バルサがアウェイ戦で勝てません。サンマメスで敗れ(1-0)、エル・サダルで引き分け(2-2)、今回のヌエボ・ロス・カルメネスでは早くも今季2敗目(2-0)。ただスコアで負けただけでなく、内容でもグラナダに完敗だっただけに、バルベルデも「今日の私たちは勝ちに相応しくなかった」と認めています。そしてその責任は自分にあると。
「いま起こっていることの責任者は私だ。役者となるのは選手たちで、間違いもすれば上手くいくこともあるけれど、責任者は監督であるし、私は起こったことへの責任を感じているよ。試合には勝つことも負けることもある。負けても価値が相応しいこともある。けれども今日の私たちは、勝ちに相応しくはなかった」
監督も心配な状況
ヌエボ・ロス・カルメネスでのグラナダは、インテンシティでバルサを明らかに上回り、ボールを失った時の帰陣もすばらしく速かった。バルサは楽にボールを持てず、さてどうしようか、と前を向く時には、すでに守備陣形が整えられていました。
得点の匂いが、ほぼ全くと言っていいほどに漂ってこなかった。
敵地では毎回そうで、バルベルデも「良い試合をしていないので心配な負け」だと素直に認めています。
「心配だ。私たちはフエラ・デ・カサ(アウェイ)で良い結果を得られていない。1つの試合でそうだと、続く2-3試合目で良い結果を期待するけれど、いまのように4試合目を期待するとなると、それは私たちが上手くいっていないと示しているからね。私たちはフエラで良い試合をしていない。支配はしていても、それをゴールへと変換できていない」
不足しているもの
心配だ・・・とちゃいまっせ、とも思いますが、大丈夫だ問題ないとの見解を示されるよりはマシか。
今のチームに足りないのはフィニッシュ精度である、とバルベルデは考えています。
「フィニッシュゾーン、ファイナルサードでの打撃が足りていない。相手チームのプレッシングから抜け出し、上手くプレーを仕上げれば良い瞬間もあったけれど、そこで私たちは上手くやれなかった。相手ゴール近くでプレーできるとしても、その先が必要なんだ。いくつかの理由により、それが起こらなかった。ドルトムントでも、パンプローナでも同様だよ」
ゴール前のプレー以前の問題、中盤でのパス回しのテンポであったり、サイドを有効に使った崩しの問題ではないとバルサ指揮官は考えているのか。それらは「いくつかの理由」に含まれているのか。
守備の脆さ(ラ・リーガの5試合で9失点)に関してはどうでしょうか。
今季のバルサは前節のバレンシア戦以外、いつも相手に先手を取られて追いかける展開になっています。
「良いデータではないね。ここ数年のようにはいっていない。相手チームが上手くいきすぎているんだ。私たちよりも得点チャンスを作ったドルトムントは、無得点だったけれどね。それは私たちが良くないからだ。特にフエラでは良くない」
自己批判はしているんだけれど、あまり期待しにくい感・・・
敵地で勝点を得られないことで、バルサのここまでの勝点は7つにとどまっています。
アトレティコやマドリーも調子が上がらず、取りこぼしていることで首位との勝点差はまだ開いていないのは幸いなので(暫定3ポイント差。セビージャがマドリーに勝てば、6差となる)リアクションに期待しますか。
次はマルセー祭り(La Mercè)の日のビジャレアル戦@カンプノウにつき、必勝で。そしてその次の曲者ヘタフェ戦@アルフォンソ・ペレスをどうにか乗り切れば、セビージャとのカンプノウ対決です。
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