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「このリーガを勝つのは難しい」というピケ発言と、結局続いている審判への疑念

セビージャ戦終了後、審判のマドリー優遇をほのめかしたセントラル
注目集める中、白チームが物議をかもす勝利を収め、バルサは追う立場となった

ラ・リーガの首位が入れ替わりました。今節レアル・マドリーが勝点を取りこぼす可能性は、アノエタ訪問なのでなくはなかったものの、パロン明けから追い風を受けている白組さんだけに、あまり期待はできなかった。実際、またも追い風を受けた彼らの勝ち方を見ると、ピケが口にしていた「このリーガで優勝するのは難しい」が正しく思えてきます。

弱気なようであり、含みがあるようでもあった“警句”

ラモン・サンチェス・ピスファンで引き分けた後(0-0)、ジェラール・ピケがMovistar+によるピッチサイドインタビューを受けてこんなふうに語りました。

このリーガを勝つ(優勝する)のはすごく難しくなるだろうね。もうすでに僕ら次第ではないし。マドリーはほんの少ししか勝点を失わないと思うけど、僕らはトライしていくよ」

最初、この部分だけを見て、ジェリらしからぬ弱気発言だなと思ったのですが、次のコメントも加えると少々印象が変わってきます。

「(リーガ再開からの)ここ2節で起こったことを僕は見たし、レアル・マドリーが勝点を落とすのは難しいだろう。でも僕らはトライしていくよ」

ピケは単にマドリーが強く、その強い勝ち方を前の2節で確認したと述べたかっただけかもしれません。
しかしクレをこじらせている外野としては、エイバル戦での白組の1点目ではベンゼマがオフサイド臭かったこととか、バレンシア戦ではロドリゴの先制点が存在しない他選手のオフサイドで取り消されたこととかを差したんじゃないかと推察してしまう。直接批判するとマズいので、オブラートに包んで弾丸を放ったのだろうと。

そしてアノエタにて、ラ・リーガの首位交代のかかった注目の一戦が行われたわけですが・・・

疑念の目で見られるVAR

MD「メイド・イン・マドリー」
SPORT「VARのリーダー」
試合前からバルセロナ系メディアが審判に注目だと煽っていた中で、結果的にであれ、またもやVARの判定がマドリー寄りになっているのがすごいなと。特にVARが介入してのヤヌザイのゴール無効は疑惑を抱かれても仕方ないです。

以前はああいうプレー判定がマドリー寄りになっていて、VARができることで公正なジャッジが期待できると考えられていたのに、全然疑惑や騒動が消えていないあたりがラ・リーガらしい。どこが恩恵を受けているかは別として、変わらぬのは審判への疑念。

一方で今節の首位交代は、バルサがサンチェス・ピスファンで失敗したことが招いた結果である点は認めねばならない。
ピケが言うとおりにバルサの優勝は難しくなるでしょう。セティエンバルサは迷いの森にあり、ライバルのマドリーは彼らの道を力強く進んでいる。道を模索しながら勝つには、厳しい相手です。

 

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