新監督の求めに応じ、休暇を中断して話し合いに駆けつけたクラック
直ちに行われた意見交換が前向きなサインであることを願う
ロナルド・クーマンとレオ・メッシが、顔を合わせての話し合いを行いました。バイエルン戦の歴史的惨敗により、バルサ残留に疑問を持つようになっているD10Sの思いを、新監督が直接聞く機会。クーマンはそしてメッシに残留が最良の選択肢である、との説得に着手したでしょう。メッシが迷いの海から脱した時、目の前にある答えはいかに。
就任翌日、カピタンと話し合った新監督
確認しておきますと、現段階で明らかな事実は一つです。
レオ・メッシが休暇を一時中断してバルセロナ(近郊?)に戻り、前日に新監督就任の会見を終えたばかりのロナルド・クーマンと直接顔を合わせて話し合った。
テーマがメッシの将来についての迷いだったのは間違いないでしょう。
一部報道では、クーマンはメッシから気持ちが退団に傾いていると告げられたと言われていますが、対話内容が漏れるはずもない。さすがに今回はリークしないでしょうし、メッシがかつてないほどにバルサ残留に疑問を抱いていることは濃厚にせよ、それ以上は推察となります。
良いように考えるなら、ミステルと意見交換する意思を示したことは、前向きなサインと捉えることが出来ます。
バケーションを中断して駆けつけたレオ
もうひとつの前向きなサインは、メッシの対応の早さです。
今回の緊急会議は、クーマンからのクラブを通じての求めに、メッシが応じて実施されたようです。クラックはサルダーニャ(カタルーニャ州内、ピレネー山脈にある地方)でシーズンの疲れを癒やしていたそうなのですが、クラブからの電話を受けると、直ちに高速道路を飛ばしてクーマンとの待ち合わせ場所へと向かった。
これは前向きな要素じゃないでしょうか。
(2人がどこで会ったのかは不明です。バルセロナとサルダーニャは高速道路でおよそ2時間の距離にあります)
カピタンとしての責任感もあるでしょう。そしてバイエルン・ミュンヘン戦の惨敗によって著しく傷つき、バルサ時代に終止符を打つべきではないか・・・との疑問を少しでも早く、直接ミステルに伝えたかったのだと思う。
願うのはクーマンが聞き上手だったことです。変に説得しようとせず、まずはメッシの気持ちを受け止めていてほしい。
美しいサルダーニャ地方の光景です。
熟考の時間
建設的な意見交換からは、前向きな効果が期待できるはずです。多少なりともすっきりしますし、お互いの考えを知ることで理解にも近づきます。
メッシはクーマンからの提案を一旦持ち帰り、数日間かけて熟考を続けるようです。会合はこれで終わりではなく、近日中に第二回が行われると見られています。
クーマンとしてはプレシーズンのトレーニングでチームの変化を感じてほしいでしょう。
苛立つのは、クラブ上層部が、どうせ今回のことにしてもメッシはただ迷いがあるだけでバルサ残留は確実でしょ、と高をくくっていそうなことです。彼らが狼狽する様を見てみたい、というのも無くはない。目が血走り、頬がこけてやつれたバルトメウとか見たいじゃないですか。
メッシはしばし熟考すればいいですし、下す決断が彼にとってもバルセロニスタにとっても幸せなものであれば。落胆の末のバルサ退団は残念の極みなので、数年後の祝福されての見送られるような結末を願いますがどうなりますか。
コメント