クーマンの狙いが当たりアノエタ攻略。
サイドの裏スペースを突いたバルサがラ・レアルを圧倒し粉砕。
メッシがバルサでの最多出場記録をドブレーテで祝った。
FCバルセロナの勢いはアノエタ(レアレ・アレナ)でも止まらなかった。このスタジアムが鬼門と言われていたのはもう過去の話。ラ・リーガ逆転優勝を実現するべく士気高いクーマンチームは、レアル・ソシエダを相手に効率よく得点を重ね、終わってみれば6得点の圧勝で状態の良さを見せている。ゴールの主はメッシ(2)、デスト(2)、グリーズマン、そしてデンベレ。レオは試合出場数でチャビの記録を更新した(768)。
試合のポイント
●こじ開けて候:バルサはチーム全体としての連動性に今回も向上が見られた・・・が、前半終盤までは、お互いがちょっとずつ殴り合うような展開だった。5バックと個人マークで粘りの守備を見せていたレアル・ソシエダに対して、バルサは決定機を作り出すことが出来ない。得点の匂いはむしろ、イサクの速さを活かしたバスクチームにあった(テル・ステーゲンが2度のパラドン)。ようやくバルサに好機が訪れたのは37分のことだ。右サイドから始まった長い攻めの末、最後はアルバのセンタリングが決め手となって跳ね返りをグリーズマンが押し込み0-1。揺さぶって揺さぶってこじ開けた、そんなゴールだった。
●メッシと両カリレーロの猛威:メッシの存在感はこの試合もずば抜けていた。1点目は彼からアルバへのパスが効き、43分の2点目では裏のスペースへ抜けるデストへどんぴしゃのパスを送り込んだ(セルヒオからレオへのワンタッチパスも満点)。試合を“壊した” 後半開始すぐの0-3弾は、アルバとデストの崩しによる。アルバがエリア深くえぐり、デストが仕留める気持ち良いゴール。去年のリスボンでは逆にこんなのを決められたなぁ・・・ 意気消沈するラ・レアルに対してバルサはさらに畳みかけ、56分にメッシがトドメの0-4弾を決める。またもセルヒオからのホットラインだった。ペップの縦パスをロマリオが決めるみたいな。
●4点差を付けて以降もクーマンチームはリズムを落とさず、さらにラ・レアルを攻め立てていく。デンベレが厳しすぎるVAR判定で得点を無効にされたが(肩が出ていてオフサイド)、そのすぐ後に途中出場イライシュのアシストを受け個人突破で0-5(笑)。これではさすがに無効とする理由も見つからない。そして77分にバレネチェアが意地のゴラッソで1点を返すも、試合終了間際にメッシがドブレーテで締め。メッシ、アルバ、リキ、アルバ、メッシとテンポ良くパスがつながる小気味良いゴールだった。
トピックス
●レオ・メッシがチャビを超える:偉大なるカピタン、レオ・メッシのバルサでの試合出場数が768となり、チャビ・エルナンデス(767)を上回ってクラブ歴代最多記録を更新した。クラブ歴代最多得点者(現660)にして、最多出場選手にもなったレオ。伝説がまたひとつ増強された。
●
La Liga | Jornada 28 | |
21 de Marzo 2021 – domingo 21:00 h Real Arena :— |
|
Real Sociedad | FC Barcelona |
1 | 6 |
Goles | |
Griezmann (37) | |
Dest (43) | |
Dest (53) | |
Messi (56) | |
Dembélé (71) | |
Barrenetxea (77) | |
Messi (89) | |
Titular | |
Remiro | 【】Ter Stegen |
Gorosabel | 【】Mingueza |
Zubeldia | 【】De Jong |
Le Normand | 【】Lenglet |
Merquelanz | 【】Busquets |
Guevara | 【】Dest |
Zubimendi | 【】Pedri |
Merino | 【】Jordi Alba |
Oyarzabal | 【】Dembélé |
Portu | 【】Messi (c) |
Isak | 【】Griezmann |
Cambios | |
Gorosabel→ Barrenetxea (61) |
Busquets→ 【】Araujo (67) |
Portu→ Januzaj (61) |
Pedri→ 【】Ilaix (68) |
Zubimendi→ Carlos Fernandez (72) |
Dembélé→ 【】Braithwaite (79) |
Zubeldia→ Sagnan (83) |
Dest→ 【】Trincao (84) |
Isak→ Bautista (83) |
Griezmann→ 【】Riqui Puig (85) |
Entrenadores | |
Imanol Alguacil | 【】Ronald Koeman |
Arbitro | |
Munuera Montero (andaluz) | |
Tarjetas | |
Zubimendi (9) | Busquets (27) |
Zubeldia (79) | Braithwaite (88) |
Carlos Fernandez (90+4) | |
名前の次の数字は評価点:平均点【5】 |
Estadisticas | ||||||
1a | 2a | Total | Total | 2a | 1a | |
0 | 1 | 1 |
Goles |
6 | 4 | 2 |
3 | 7 | 10 (5) |
Tiros a puerta |
14 (10) | 8 | 6 |
2 | 2 | 4 |
Ocasiones de Gol |
6 | 4 | 2 |
1 | 0 | 1 |
Corners |
1 | 1 | 0 |
0 | 1 | 1 |
Fueras de juegos |
2 | 1 | 1 |
333 |
pases |
746 | ||||
29.0% | 33.0% | 31.2% | Posesion del Balon | 68.8% | 67.0% | 71.0% |
59 | 50 | 109 | perdidas de balon | 110 | 57 | 53 |
25 | 22 | 57 | recuperaciones de balon | 59 | 31 | 28 |
6 | 5 | 11 |
Faltas |
12 | 6 | 6 |
1 | 2 | 3 |
Tarjetas Amarillas |
2 | 1 | 1 |
0 | 0 | 0 |
Tarjetas Rojas |
0 | 0 | 0 |
Formación | |
ピケ、コウチーニョ、セルジ・ロベルト、アンス・ファティが負傷中。 前節ウエスカ戦と同じ先発イレブン。今回もデ・ヨングが3セントラルの中央に入った。両カリレーロはエストレーモのような位置取り。デンベレが9番でその後ろにメッシとグリーズマンという最近の形。 選手交代は0-4となった後にスタート。67分、まずブスケツとペドリが任務終了となり、アラウホとイライシュが登場となった。これに伴いデ・ヨングが中盤の底へと一列上がる。 |
|
Titular | Final |
2021年3月22日(月)、レアル・ソシエダ戦翌日のバルセロナスポーツ紙。試合のたびに、笑顔のメッシが表紙を飾ってることが嬉しい。
MD「リーガは射程圏内に」
- ■完全なるバルサ!
- → クーマンチームがラ・リーガ優勝争いのライバルたちに対し、アノエタでの包括的なエキシビションで警告を放つ
- → 768試合出場によって、バルセロナでの最多出場記録でチャビを超えた日のメッシのドブレーテ
- ■レアル・マドリー
もしジダンが続投しない場合、白クラブの選択肢にJoachim Low - ■アトレティコ 1-0 アラベス
ルイス・スアレスとオブラクが、問題ある首位チームを引っ張る - ■自転車
100回目となるボルタ・ア・カタルーニャが開幕
SPORT「フェスティバル!」
- ■フェスティバル!
- アノエタでのゴレアーダ
バルサがレアル・ソシエダのスタジアムにて輝かしい勝利を手にし、ラ・リーガで最も好調なチームであることを再度示す - メッシの記録
アルゼンチン人クラックはバルサで最多試合出場選手となり(768試合)、ドブレーテでそれを祝った - ■ラ・リーガ/アトレティコ 1-0 アラベス
ルイス・スアレスとオブラクがアトレティコを救う - ■バルサ/セントロカンピスタと基本合意
ラポルタはすでにワイナルドゥムを確保
コメント
ワイナルダムいりますかね。。。
クーマン肝入りだけど。
↑
移籍金無料でクラブが失うものは無いかと。
リキ、イライシュ、コジャド、、、
レンタル組だけどアレニャ、モンチュ、、、
やっぱカンテラ組のきらきら星を見たいじゃない。。
チームのメンタル面を考慮すればベテランをフリーで獲得するのは賛成です。
バルサの若手はデビューよりも2年目こそが正念場なので、そこで引っ張っていってくれる存在は必要でしょう。
リキは現時点でモリバより序列が低いのは納得ですね。
使うプレーに強みがある選手ですが、もっと使われるプレーも洗練してもらわなければ
起用法が限られてしまいます。