ネイとの連係は少しずつ磨かれていくだろうとギガクラック。
ムンディアル南米予選のために母国アルゼンチンに滞在中のレオ・メッシが、地元放送局CN23の番組に出演。そのインタビューの中でクラックはFCバルセロナに関するいくつかのテーマについて、気さくな感じで喋っています。そのうちの一つ、定番質問であるネイマールとの関係を訊ねられたレオの回答はこうでした。「彼はすごくいいヤツだしとても謙虚だね。ピッチ内でも少しずつ息が合うようになって、良い連係ができるようになるだろう」。同じくタタ・マルティーノに関しても、「クラブやチームにとても早く馴染んでいってる」と評するメッシです。
昨シーズンの怪我はもう癒えた
アトレチコ・マドリーとのスーペルコパ第1戦にて太ももを痛め、続くリーガ(対マラガ、0-1)を欠場することになったメッシに、メディアは不安の声を上げました。昨シーズン末に始まったイヤな流れが、まだ切れていないように思えたからです。しかしメッシは今は怪我も癒え、隠し事も一切ないと明言しています。
「アトレチコ戦のはただの打撲傷だよ。少し内出血を起こしていただけで、幸い傷はなかったんだ。メディアはクラブがなにかを隠していると言っていたけれど、実際にはPSG戦の怪我とはなんの関係もなかった。PSG戦では半分怪我をしながらプレーをし、それで再発してしまったんだ。そこからは全てが難しかったよ。簡単には治らない箇所だったしね。でもバケーションではじっくり治す時間があったし、今はもうばっちりさ」
シメオネ率いるアトレチコとの2試合は、非常にタフな戦いとなりました。「彼らのゲームプランによってハードで拮抗した2試合になったね。アトレチコは上手く引いて守り、カウンターを狙い、僕らがエリアに近付くと激しくプレスを仕掛けてきていた。試合はどちらも引き分けだったけど、運よく僕らがカンペオンになれたよ。良いスタートを切るために、僕らはこのタイトルが欲しかったんだ」
またメッシは最愛の息子チアゴくんについて、こんなふうにコメントしています。「僕の人生における一番ステキな出来事だよ。子供は人生を変えるね」
勝てばムンディアル2014年大会出場が決まる、来週火曜のパラグアイとの南米予選に関しては。「予選はどれも難しいし、ビジターとなれば尚更だよ。僕らは予選突破までもう少し。ムンディアルの準備を始めるために、少しでも早く決めたいと思う。これまでのように物事が上手く運ぶことを願ってるよ」
レオからネイへの気配りメール
レオ・メッシに関しましては、こんな話題もあります。最近ブラジルで出版された(あるいは近日中にされる)ネイマールの自伝“Neymar. Conversa entre pai e filho”(ネイマール、父と子の会話)のなかで、父ネイマールが次のようなエピソードを明かしているそうなのです。それは息子のバルサ入団が差し迫った時の出来事でした。
「バルサは息子をあまり歓迎しないだろうというウワサが出回った時、メッシが息子と話すことを決めたんだ。メッシと息子はメールで言葉を交し合っていたよ。彼はネイマールに対し、みんながキミのバルサ到着を心待ちにしている、みんなから大歓迎を受けるだろうって言ってくれてた」
ネイマールがレオのことを強く敬愛するようになったのは、やはりバルサがサントスを4-0で破った2011年のクラブムンディアルだったらしく、自伝でのネイ曰く「メッシのようなレジェンドからの愛情と敬意を僕は感じることができた。ピッチ上でのプレーが天才的なうえに、称賛すべき謙虚さをもった人」。互いを認めあう、謙虚な両クラックたちであります。
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