引き分けではなく勝ちにいくとバルサ監督。
さてさて、やってきました、セマナ・グランデ（ビッグウィーク）の一つめのハイライトであるマンチェスター・シティとのチャンピオンズ1/8ファイナル・ブエルタ@カンプノウです。FCバルセロナは3週間前に行われたエティハドでのイダを1-2で先勝しており、なかなかに有利な状況でこのブエルタを進めることが出来る。しかしながら決着はまだ付いてはおらず、気を緩めて週末のマドリー戦のことを考えてしまえば、好ましからざる結末が待っているのは確かでしょう。よって前日会見でのルイス・エンリケはクラシコに関する質問への回答をスルー。シティ戦への完全集中を求めています。
シティには勝ち抜ける力がある
以下はマンチェスター・シティ戦の前日会見におけるバルサ監督ルイス・エンリケのコメントです。特に強調しているのはバルサはいつものように試合に勝ちにいくことと、今現在はマドリーとの試合は頭の中に存在していないということでした。
■試合への臨み方
「私たちは明日の試合に勝利し、また相手より上手くやるために、イダと同じようにアプローチをしていくよ。自分たちがすでに1/4ファイナルにいると考え、引き分けで良しとしていくのは非常に危険だ。彼らのような状況にあるチームはいつも、非常に危険な存在となりえるんだ。私たちは惑わされたりはしない。シティはチャンピオンズの優勝候補の一角。今はまだ対決の途中であるわけで、シティのポテンシャルを見るに、彼らが私たちにダメージを与えられるチームなのを知っているし、第一戦でもそれは確認している」
「私はシティが困憊したチームだとは思っていない。彼らには1/4ファイナルへと勝ち抜ける選択肢があると私は見ているし、その可能性を掴み取ろうとしてくると確信している。私たちは全力を求められるだろう。イダのような、おそらくは昨年の試合のような展開になると予想している。彼らはクリシーが欠場となる一方で、トゥレが加わる。2トップでくると思うけれど、どういう配置となるかは、試合を見てみよう」
「プレーをコントロールできるように、いつものようにボールを保持することが私たちの目標のひとつとなる。決定的ではないにせよ、そこが試合展開において重要な要素となるだろう」
「チームが今の私たちのような、非常に良い状態になることを確かに私は期待していた」
マドリー戦は考えない
■日曜日のレアル・マドリー戦
「今の私たちにとっては、試合は一つしか存在していない。それは明日の試合だ。その他のことに関心はないよ」
■トリプレッテへの周囲の期待
「私が考えているのは明日の試合に勝つことだけだよ。私がコントロールしようと試みられるのは、明日起こることだけだ。それ以外のことは、どうなっていくか私には分からない」
■先週はマドリーがシャルケに敗退寸前
「警告になるかもしれないな、と考えながら他のライバルチームの試合を見たりはしないよ。ノックアウトステージの前半戦で上手くいったからといって、勝ち抜けは意味しないんだ。一つの好ゲームだけでは勝ち抜けにはならない。私たちには二つめの好試合が求められている」
チームの選手たちについて
■マスチェラーノのピボーテ
「選手にはそれぞれ異なった特性がある。チームは全員が世界クラスだけれどね。マスチェラーノを誰かと比較するのは難しいし、いつも非常に高い成果を上げているよ」
■セルヒオ・ブスケツの状態
「明日の試合には出場しないだろう。クラシコ？私が関心を持っているのは明日のシティ戦だけだよ…」
■ネイマールの状態
「ひとりの選手がシーズンを通して100%でいることは不可能だけれど、私はネイマールの成績に満足しているし、そういった状況をどうにかすべきなのはチームなんだ」
「前線の3人は同時に輝いていたよ。ゴールやアシストの数でも、姿勢やコミットメントの面でもね。ペドロやムニール、サンドロを含めた全員がよくやっている。けれども全員が同時にハットトリックを決めることは出来ない。それがフットボルであり、ハンドボールやバスケットボールとは違うんだ」
■複数の選手が休日に自主トレ
「選手たちには気まぐれや偶然で休日を与えているわけじゃない。ファンにとっては良いニュースだけれど、来るか来ないかはコミットメントとは別問題だよ。コミットメントは試合やトレーニングで見られるものだし、私たちはすでにそれを目にしているからね。自由時間に各自がすることはまた別のことだ。この私だって来てないんだからね！」
■ファンへのメッセージ
「明日私たちはチャンピオンズの1/4ファイナル進出を賭けてプレーするし、私はそれがとてもステキな試合だと感じている。これはカサでの自分たちのファンの前での試合だ。これまでにそうだったように、私たちには力をくれるファンのサポートが必要なんだ」
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