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コウチーニョ作戦はこれからが難所

選手とは基本合意を取り付けたらしいが。

バルセロナがこの夏の獲得を強く願っているというリバポーのブラジル代表フィリッペ・コウチーニョですが、選手自身はバルサを希望しており、すでに移籍で基本合意したと各所で伝えられています。

このオペレーションを実現する上では、彼がレッズでもらっている年俸がひとつの障害となっていたそうですが、コウチーニョは減俸となってもバルサ(スペイン)流の固定額+成果報酬の給与システムを受け入れることで了承。SPORT紙によるとリバポーよりも少ない年俸固定額になりますが、その代わりに、たっぷり試合に出て、チームもビッグタイトルをしこたま獲得できたりすると、ボーナスが付いて今の手取りよりも多くなるそうです。

自分とチームの成功を信じているからこそ受け入れられる提案といえます。

リバポーの要求は1億ユーロ以上

次なるクラブ間交渉に関しては、MDによるとバルサはこれまでに二つの動きを実行しています。今週火曜日(25日)、ロベルト・フェルナンデス強化部長を筆頭とする代表団がロンドンへと赴き、選手側との合意を取り付けたことと、リバポーに最初のオファーを提出したことです(正式な提案はまだとの説も)。

バルセロナからリバポーへのコウチーニョに関するオファーはいろいろと言われていますが、一つ間違いないのはレッズがチームの象徴となっている選手をそう易々と手放しはしないことです。MD紙によると、あちらの要求額は1億ユーロで、SPORT紙はそんなもんじゃない1億5,000万ユーロとしています。数ヶ月前までは8,000万ユーロほどの市場価格だったのが、求婚者たちを追い払うために高騰しているというSPORTです。

コウチーニョは監督に移籍を志願

これをどうにか打開する方法があるとするなら、それは選手による移籍志願くらいでしょう。MDによるとコウチーニョはすでにリバポーのユルゲン・クロップ監督と会い、バルセロナで挑戦したい胸の内を伝えたのだとか。PSGはマルコ・ベラッティの移籍希望をはね除けましたが、今季こそタイトル日照りに終止符を打つべく闘志を燃やしているらしいリバポーも、まず首を縦に振りはしなさそうです。

バルサにとって基準となっているのは、3シーズン前にルイス・スアレスのために同じリバポーに支払った8,125万ユーロです。最強デランテロがあの額だったのに、セントロカンピスタに9,000万ユーロは払えない。7,000万+1,000万ユーロのオファーはレッズの心を動かさなかったといいますし、増額するかどうか、どうあちらを落とすか、交渉担当は頭の痛い時を過ごしていることでしょう。

 

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