戦力外選手を出さなければ、新たな戦力を入れられない
リーガ8試合、チャンピオンズ3試合の合計11試合を終え、バルベルデバルサの輪郭が徐々に固まってきました。ウスマン・デンベレが戻ってくることで、また変化が生じるとは予想しますが、スカッドの形は見えてきた。同時に戦力外となる選手も見えてきましたので、この冬にクラブがまず為べきことは、これら出番のない選手たちの“整理”です。
アルダ
FCバルセロナが冬のマーケットで再度コウチーニョ獲りに挑戦する、という話題は各所で目にします。しかしクラブがまずしなければならないのは、スカッドに新たなメンバーを加える前に戦力外選手を出すこと。夏のマーケットでし損ねたこの任務を実行する必要があります。
アルダ・トゥラン、トーマス・ベルマーレン、パコ・アルカセル、ラフィーニャ。放出オペレーションの対象には数名の候補者名が挙がっていますが、最も有力なのはアルダでしょう。
3,400万ユーロの5年契約で獲得したアルダなので、残り契約期間が2年半であれば、2,000万ユーロのオファーが届けばクラブとしては満足できそうです。ただ、高額年俸を用意しても彼を獲得するであろうのは中国くらいで、欧州のクラブへ行くなら期限付き移籍でしょうか。ここで良いパフォーマンスができれば、夏に買い手がつくかもしれません。
もし良いオファーが届けば考える?
ベルマーレンは怪我の多さが最大のネックですが、能力はバルベルデも評価しているようなので、ワンポイントリリーフなら第4のセントラルとして使えます。もし良いオファーが届けば受け、ウワサの出ている若手選手(アヤックスのほら、あの読み方の難しい)などへ動く感じでしょうか。
パコ・アルカセルは出番のなさから戦力外のステッカーを貼られていますが、実際はそんな単純でもないように思います。チングリが先日「ここでは疑問を持たれている選手が多くいて、私はそれが理解できない」と語っていたのはゴメスとパコのことではないか。ホセ・アルナイスが使えるとなれば、状況が変わるかもしれませんが。
よってスカッドを軽くする、とはいっても、まずはアルダ・トゥランの新天地探しで、残りは夏なのかなという気もします。
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