スカッドがほぼ固まれば、次は若者たちを呼ぶ時。
エルネスト・バルベルデは下部組織、カンテラの若者たちに賭ける監督とされます。しかしシーズン序盤のここまでは、その看板に偽りあり、というほどにカンテラーノは起用されておらず、試合に出たのはUSAツアーのカルラス・アラニャだけ。ミスターが若者に機会を与えるのはこれからだというのはSPORT紙です。
常にカンテラを横目で見ている
6月1日のバルサ監督就任会見にて、カンテラについて訊ねられたエルネスト・バルベルデは「フィリアル(Bチーム)の監督と良い関係を持ちたいし、もし必要が生じれば、フィリアルの選手に頼るのは普通のことだ」「どの選手が伸びているのか知りたい」と答えていました。
実際、トップチームのタフな任務をこなしながらチングリはバルサBの様子にも気を配っているらしく。勝つチームを作るために補強をし、序盤は鉄板メンバーを起用することで結果を残すことを優先してきましたが、一端スカッドが固まれば、次はフィリアル選手に目を向けるだろうとSPORTは見ています。
しかし・・・!
いかんせんトップチームはただでさえスカッドが分厚くて重い。カンテラーノの若者たちが割り込もうにも隙間がないので、彼らのためにもバルベルデはセクレタリア・テクニカ(強化技術部)にスカッドを軽くすることを求めていると同紙はいいます。説得力はあるような、ないような。
ムルシア戦に招集されそうな3選手
いま、トップ昇格に最も近いといわれるカンテラーノは、最近メディアによく登場する前線のホセ・アルナイス(22)、バルサBの攻撃を作るカルラス・アラニャー(19)、そして左ラテラルのマルク・ククレヤ(19)ら3人です。
この3選手は来週火曜日のムルシアとの国王杯1/16 イダ(第1戦)にも招集を受けるんじゃないか、と見られています。特にアルナイスとククレヤは左サイドのユニットになりますから、揃って呼ばれるなら楽しみ。でもディニェに時間を与える方が優先ですかね。アラニャー招集はほぼ間違いなさそうです。
主将で右ラテラルのセルジ・パレンシア(21)も将来的なトップ昇格は大いに可能性があるでしょうが、残念なことに8月に負った左足の捻挫の治療が長引き、今もまだリハビリ中。バルサBでも試合に出られていない状況です。次の機会に期待しましょう。
これら20歳前後の若者たちが3-4年後にバルサのレギュラーとなっていますように。次世代チームの中心となるカンテラーノを育てること、それもまたエルネスト・バルベルデを監督に選んだ理由の一つですから。
コメント
アルナイスは確実に使われるでしょうね。
デンベレの負傷でウィングの第一候補は決まらず、おまけに本職の左ウィングは不在とあれば彼を試す他ないでしょう。
流石にシーズン終盤まで左サイドはアルバ1人に頼るとも思えませんし。