本職以上に選手情報に長けているデランテロ。
FCバルセロナはこの数年間、セントラルの補強で迷走を繰り返してきました。ムリめにこだわりすぎて結局誰も獲れなかったり、その横で可能性のあった若手を他所さんに持っていかれたり。監督の意見を尊重するとの理由で補強を行わず、負傷者続出で火の車になったり。この夏こそはトップクラスのセントラルを補強するぞ、資金も投入する様子なので大丈夫だろうとの期待もあったのですが、残念ながら、クレが大満足する契約にはまだこぎつけていないのが現状でして、最終的に微妙な感じで終わりそうなのがまた悲しい気持ちにさせます。
毎週20試合をチェック
バルサの2014年夏の補強活動はどうやら、セントラルをあと1人獲得することで終了になりそうな雰囲気です。ムンディアル開始前から狙ってきたマルキーニョスは、PSGさんに放出の意思がなく早々に頓挫。それでもなんとか、と粘ってきましたが、やはり一発逆転はありませんでした。バレンシアに契約解除金と同額を支払うことで確保したジェレミー・マテューは良いセントラルなのですが、三十路なのが残念ポイント。今現在の最有力候補とされるトマス・ベルマーレンも28歳のアラサー選手で、アーセナルの控えである点も手伝い、クレの“ときめきスイッチ”を押すには不十分です。同じ控えでも、23歳くらいでギラギラしてる選手ならまた違うんですけれど。
前置きが長くなりましたが、、、ここからが本題。実はバルサBにはフットボルへの情熱が並外れた選手が在籍していて、その選手のスカウト能力がこれまたすばらしいんだよ、という雑ネタであります^^; その選手の名は、ジャンマリー・ドングウ。MUNDO DEPORTIVO紙によると彼、土日だけでも10試合、平日も合わせれば毎週20試合はチェックをしているそうでして、本職のスカウトでもドングウほど選手を知っている者はそういないほどの知識量だそうです。
マイヤーとバカリに注目
しかもただ選手に詳しいだけではなく、その選手が今後伸びるかどうかも見極められる鑑識眼を持ち合わせているとのことで、ドングウの親友であるセルジ・サンペルは、「彼は数年前から僕らに、トニ・クロースやマルコ・ロイスのことを話していたよ。その頃はここでは誰も、彼らのことを知らなかった」と語っています。
そしてクロースとロイスのブレイクを的中させたドングウ師匠が、次にくると予想しているのは誰か。現在、エウセビオチームの一員として合宿中のデランテロはMD紙にこうコメントしています。「マックス・マイヤー(18)。彼はシャルケ04でプレーするメディアプンタで、U-19ユーロで優勝したドイツ代表の中で一番だったね。あとはサカリア・バカリ(18)。PSVのデランテロで、アトレティコが獲得するかもしれないね」。なるほど彼らはどちらも、将来を期待されているキラキラ星みたいですね。
ちなみに、MD紙のこの記事のコメント欄には、「スビよりも断然この子の方がフットボル選手に詳しい」であるとか、「スビより良い仕事をするのは間違いない」、「スビ、後任は見付かったから出て行っても大丈夫」などの書き込みも多数寄せられているわけですが^^; 残念ながら?ドングウの現役引退後の目標はフロントの人間じゃないそうです。
「アナリストになりたいんだ。“マルディーニ”になりたい」。このマルディーニはプジョルも憧れるミランの伝説ではなく、カナルプルスなどで活躍するスペイン人ジャーナリストのフリオ・マルドナドさん。かなり有名な記者さんです。
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