育成部門を離れ、スイス1部リーグの監督に
地味な話題ですが、バルサのフベニール(ユース)Aについてです。このチームはここ数日、監督のガブリ・ガルシアがスイス1部リーグのシオンへ行くのではないか、と報じられていました。ガブリ。そう、プジョルやチャビが若かった頃(1999-2006)、どこでもこなせる便利な選手として重宝されつつも「器用貧乏」と言われていた彼です。
ガブリの新たなる挑戦
そのガブリ・ガルシアは2006年のバルサ退団後、アヤックス(2006-2010)、カタールのウム・サラル(2010-2011)を経てスイスのシオンに加入します。わずか1年のプレーでしたが、ここでシオンとの関係が生まれました。
2014年に現役を引退したガブリは、バルサB監督エウセビオ・サクリスタンのスタッフとしてバルサへと戻ってきます。その当時のMD紙によると、彼はスイスのユースチームを率いてコーチ業を始めようとしていたのだとか。アルプスの国に水が合ったのでしょう。
翌2015/16シーズンから今季まではフベニールA(U-19)を指揮していましたが、今週火曜日にFCバルセロナとFCシオンがガブリと彼の右腕アルベルト・ジョルケラ(こちらも懐かしい!)の契約解除で合意。二人はスイスへと向かいました。
FCシオンは現在、スイス1部スーパーリーグの7位。この時期の監督交代ですから、チーム再建を託されたわけです。昨日の監督就任会見でガブリは、「プレッシャーに恐れはないよ。大きな挑戦に立ち向かうために僕はここへ来たんだ」「バルサ文化やフットボル理念をシオンに持ち込みたい。そのための選手はいると思う」と抱負を述べています。
「プロとして前進するべき時」
ガブリはラジオ局カデナ・セールの取材に対し、スイス行きを決断した理由を次のように説明しています。「バルサでの一つの時代を終わらせる時だったと思うんだ。そして良い仕事が、良い瞬間に現れた。僕が優先したのはプロフェッショナルの世界でのジャンプアップだけど、バルサにいても、僕はこれ以上進歩できなかっただろう。4シーズン目だったし、前進する時だったと思う。自分のことを育成部門の人間だとは見なしてないんだ」
そういうことなら、新たな挑戦をする彼らに幸運あれ!これまでの貢献に感謝です。
コメント