- ■中央の守備を固め、試合を通じてプレッシャーをかけ続けたマラガの網を破れず、無得点でのエンパテ。バルサはそもそも枠内シュートが1本もなく、本当に決定的なチャンスもなかった。
- ■中2日での連続遠征の影響もあってか、ルーチョチームの動きは冴えず、正確さも不足。マラガの寄せの速さと激しさにあっぷあっぷだった。すぐにめくれるグラウンドコンディションも味方せず。数少ないオプションだったコーナーキックも命中しなかった。
- ■リーガ開幕からの無失点は継続。CLも含めれば6試合連続完封。
- ■ドグラスがバルサデビュー。監督判断で招集外となったダニ・アルベスに代わり、右ラテラルとして先発した(モントーヤは最終的にベンチから外れ、アドリアーノがベンチスタート)。特に強い印象は残せず、イエローカードを受けた数分後にアドリと交代でベンチへ。
- ■ドグラスがデビューしたことで、バルサでの公式戦未出場はベルマーレン、ルイス・スアレス、マシップのみとなった。
- ■試合終盤、ウェリグトンがメッシの顔を掴んで突き倒すも、エルナンデス・エルナンデス主審は警告どまり。ウェリグトンは2009年にも、メッシの足を踏みつけた因縁がある。
- ■順位表の最上段は守ったものの、同じく4勝1分のセビージャが勝点11で並ぶ。
- ————————————————————————ポストマッチ:監督
- ■ルイス・エンリケ 「相手チームの狙いにハマり、かなり苦労した試合だった。エリア付近での正確性がなかった」「結果が危険に晒されることはなかったし、私たちが過度に苦しむこともなかった」
- ■「マラガはとても良い試合をしたよ。彼らは非常に激しかった。私たちには忍耐もなく、ちょっとダイレクトに攻めすぎたね。ボールも多く失っていた。私たちにとっては良い試合ではなかった」
- ■「メッシを見つけられることが、私たちにとってのカギになる。プレーでより多くメッシを見つければ、私たちはより危険になるだろう」「メッシのプレー参加が少なかったのはマラガが上手かったからだ」
- ■「自己批判はロッカールーム内で行っていく。勝った後でも私たちは自己批判をしているんだ」「まだ先は長いんだ。言い訳ではなく、解決策を見つけなければならない」「選手たちは機械じゃない。私たちは3日ごとに試合を戦っている」
- ————————————————————————ポストマッチ:選手
- ■ドグラス・ペレイラ 「デビューできて満足してる。チャンスをもらえてとても嬉しいよ。これからは出場を続けるためにハードに働いていかないといけない。ここへ来てから、僕はトレーニングを怠らなかった。ピッチでチームを助けられるのはとても嬉しいことだよ」
- ■ドグラス・ペレイラ 「前の試合では、アルベスとモントーヤをずっと見ていた。監督にはここのスタイルに適応するために、彼らをよく見て似たようにやるよう言われたよ」
- ■クラウディオ・ブラボ 「僕らは勝つためにあらゆる手を尽くしたけれど、マラガの守備がとても良く、彼らの壁を破れなかったね。僕の出番は少なかった。勝ちたかったし、悲しい気分だ」「無失点記録のことは考えてない。頭にあるのは日々働き、競い戦っていくこと。最優先はチームの勝利なんだ」
- ■マルク・バルトラ 「相手チームはどんどん僕らを裸にしていて、僕らがどうプレーするかを知っている。僕らはミスターと話し合うし、全てが良い方向へ向かっていくと思う」
- ■アンドレス・イニエスタ 「人は僕らがいつも勝つと思っているけど、今日の試合はそういうことはないと示すよい見本だよ」「マラガの出来が良かったけれど、僕らは相手のバランスを崩せなかった。1ポイントを得られたと考え、前進しないとね・・・」
- ■アンドレス・イニエスタ 「フットボルは2チームの勝負。優勢に立つべく、僕らは常に速いパス回しを試みているけど、マラガはとても上手く後ろを固めていた。僕らはプランを変えようとしたけど、得点を奪えなかった」「相手のこういったプランが上手くいくかは、僕ら次第なんだ。僕らはトライし続けていくよ」
- ————————————————————————プレマッチ
- ■マラガ遠征に参加する19人の招集リストを発表。レバンテ戦でダメージを受け、出場が微妙とされていたラキティッチ、ネイマールも名を連ねた。バルサBからはムニールとサンドロがメンバー入り。
- ■ダニ・アルベス、マテューが監督判断で招集外。出場許可の下りていないベルマーレン、マシップ、ラフィーニャ、出場停止中のルイス・スアレスも欠場。
- ■招集を受けた選手たちは午前11時にプラット空港を発ち、12時40分にマラガ到着。
- ■今回の遠征で選手たちはNIKEの新コレクション(ピンクのポロシャツ、グレーのハーフパンツ)を着用。
- ————————————————————————親善試合
- ■シウター・エスポルティーバの第7グラウンドで行われた親善試合、バルサB対U-19インドネシア代表(6-0)にルイス・スアレスとトーマス・ベルマーレンが出場。
- ■ルイス・スアレスは90分フル出場して2ゴール。ベルマーレンは63分間プレーし、先制点をマーク。
- ■ウルグアイ人FWは非常に活発にピッチを駆け、チャンスを量産。さすがの技量の高さとシュート感覚を見せた。彼の1点目(2-0)はスピードで裏を取り、DFを振り切っての逆ポストへの左足シュート。2点目は正面からの左ポスト横への一発(4-0)。
- ■トーマス・ベルマーレンは左ラテラルとして先発。試合開始早々バブンスキのクロスに頭で合わせ、いきなりの先制点を決めた。
- ■試合終了後、ピッチのルイス・スアレスの元へ娘のデルフィナちゃんが駆け寄り、父を祝福。 [Weloba]
- ————————————————————————La Mercè
- ■この9月24日はバルセロナの守護聖人の1人Mercèを祝うラ・マルセーの日。カンプノウが完成して57周年であり、バルサミュージアムが開館してから30周年。スタジアム周辺では各種クラブ行事が催された。
- ■ミュージアムの開館30周年記念式典では、27日のグラナダ戦で着用される、記念ロゴ入りユニフォームが披露された。バルセロナの街には記念フラッグが飾られている模様。
- ■カンプノウに隣接するAuditorio 1899では、会員歴50年となったソシオへの金バッジ授与式。228人のソシオが招待され、182人が表彰を受けた。
- ■スタジアム敷地内では、2つの広場の完成式典。plaza de los Jugadores(選手広場)ではFCバルセロナの全ての選手たち(過去、現在、未来)に捧げるモニュメントの除幕式が行われた。彫刻家Rosa Serra氏の作品で、高さ3.7m、重さ600kg(銅・鉄製)。
- ■ランブラス通りの名所カナレタスの泉のレプリカが置かれた、カナレタス広場もオープン。
- ■上記イベントで挨拶などをする予定だったジョゼップ・マリア・バルトメウ会長は風邪のために欠席。