チアゴの求むもの

 

一番に望むのは高額年俸ではなく、主役となること。

ネイマールがスーパースターへの階段をまた一つ上った今回のコンフェデレーションズカップ。そのマラカナでの決勝の模様を、二陣営に分かれてファミリー観戦したのがアルカンタラ一家でした。長男のチアゴはもちろんスペインを応援し、弟のラフィーニャはブラジルに声援を送る。その試合前の写真をツイッターにてアップしたチアゴは、一体どのような気持ちでこのファイナルを見つめたのでしょう。この数日彼はどんな野心を燃やしつつ、バケーション満喫中の写真を連続してウェブ投稿しているのか。ちなみにチアゴ、弟とプールを楽しむ写真に「I LOVE BARCELONA」とのコメントを付けています。

 

出番がなかった場合、違約金を安くする契約条項

チアゴ・アルカンタラの“バーゲンタイム”は、あと1ヶ月間続きます。本来は9,000万ユーロの契約解除金が、公式戦の60%をプレーしなければ発動する条項によって、7月31日までは2,000万(1,800万?)ユーロへと減額中。アルカンタラ長兄の心を惹くオファーを誘発する事態となっています。そして中盤が手薄でチアゴに一番熱心と言われるマンチェスター・ユナイテッドが、意中の相手とされる今日この頃です。

チアゴの去就は、U-21ユーロが終了すれば早急に決着するとも見られていました。しかしどうやら兄アルカンタラは、連日バケーションの様子をファンに報告する一方で、マンチェスター行きが成功となる確率を可能なかぎり高めようと粘っているそうで。1日付のSPORT紙によれば、交渉が停滞している理由は選手側の要求にあり、チアゴはユナイテッドとの契約書にプレー時間の保証を求めているそうなのです。

メディア情報によると、マンチェスターの赤い悪魔はチアゴを誘うにあたり、バルサの3倍にあたる年俸を提示しています(週給140,000ユーロ)。そしてその点では両者は合意したと言われる。しかしU-21ユーロMVPが欲しいのは金銭の保証だけでなく、スポーツ面での保証です。カンプノウでの数年後の栄冠を蹴ってでも、目前の活躍、2014年ブラジルムンディアルでの代表入りを目指すのですから、プレー機会がもらえなければ意味がありません。

さらにSPORT紙によりますと、チアゴはもし2013/14シーズンに特定の試合数をプレー出来なかった場合、今回と同様の額(2,000万ユーロあたり)で移籍可能とする条項も要求しているのだとか。当然ユナイテッドはその選手の要望に難色を示していたのですが、チアゴ側が譲ろうとしないことで、検討を開始したみたいです。

 

時折きらめくプレーを見せることはあっても、シーズンを通せばチャビやイニエスタの牙城を崩すには遠く至っていないチアゴ・アルカンタラ。じっくりと実力を蓄えておけば大きく飛躍するであろう彼ですが、ウワサされていることが事実として、契約によって主役になるってのはどうでしょう。ユナイテッドのモイーズ新監督がチアゴに、エバートン時代の教え子アルテタのような活躍を期待しているのは確かとしても、プレミア流に適応できなければ求めるだけの出番は来ない。まあ2014年のムンディアル招集メンバーに入るだけであれば、ライバルはチャビやイニ、セスクではなく、カソルラ、シルバ、ナバス、マタらプレミア勢ですから、なんとかなるかもしれませんけれど。

しかしそれであれば、バルセロナで忍耐強く頑張っていればOKな気もします。チャビがもはや年間50試合でプレーするコンディションにないのは否定できませんし、イニエスタにだって何があるか分からない。辛抱しつつも出番を活用していくことで、バルサでの存在感を増やしていける=デルボスケへのアピールとなりましょうに。どっちにしてもきっと爺様の構想に割って入るのが至難の業で、それならばカンプノウで成功する道を選んでほしいところですが、何度も書いているようにムンディアルの場所とタイミングがこの件に関しては良くなく(イスコはマドリーを選んだし)、なんだかなあって感じです。

 

コメント

  1. Junta Momonari より:

    ジオバニくんみたいになりそう…
    時折、ハイパフォーマンスしても試合を通して、あるいはシーズンを通して維持する実力はまだないかと
    ホント、開催国がブラジルじゃなければ

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