移籍オペレーションが本格始動か。
超ムリめのチアゴ・シルバ獲得にこだわり、何度も断られて断念して以降は、これといった動きがなくバルセロニスタをヤキモキとさせていたセントラル補強作戦。この調子だと本当に補強はないんじゃないか?と思われていた7日、ついにこれという動きがありました。FCバルセロナがチェルシーに対し、ダビド・ルイス(26)移籍への正式なオファーを出したとの情報が各メディアを流れたのです。伝えられているオファー額は2,000~2,500万ユーロ。今後の結果がどうなるかは不明とはいえ、ここからは話が急展開する可能性も、逆にアノ男の希望でブルーズが交渉を長引かせ、バルサを困らせようとする可能性も両方ありそうです。
サンジェイ理事がすでにロンドン入り
このバルサによるダビド・ルイス移籍への正式オファーの数日前、チェルシー方面ではジョゼ・モウリーニョが、ブラジル代表セントラルを手放す意思のないことを改めて強調しています。しかしまあ、それはそれでこれはこれ。本当の本当に放出する気は全くないのか、交渉戦略としての発言かは、モウやアブラモビッチ会長あたりにしか分からないことです。積極的に売るつもりがないのは確かでしょうが。
この難ミッションを遂行するにあたり、バルサはすでにフットボルディレクターのラウール・サンジェイをロンドンへと送り込んでいます。5月にサンパウロを訪れネイマール作戦をまとめた時のように、今度はダビド・ルイスの移籍話を成立させて帰宅するのが彼の使命です。MUNDO DEPORTIVO紙によるとサンジェイ理事はすでに選手側と接触済みで、ルイスは減給の受け入れにも承諾しているなど、バルサ移籍に関しては前向きのようです。
一方でバルセロナは、リバポーのダニエル・アッガー(28)に関しても可能性を残しています。家や車を購入する時に、別のメーカーも狙っていることをチラつかせるのとよく似た手法。もし両方ダメだった場合はプジョルの復活に賭けるという少々ドキドキの選択肢も、バルサ系スポーツ紙では取り上げられています。
バルセロナがセントラルを必要としていることは、フットボル界ではもう誰もが知っています。交渉する上では非常に厳しい状況ですが、仕込不足だったうえに行動が遅くなったのが失敗でした。なんとか状況を打破するためにはダビド・ルイスの協力が不可欠ですが、さて彼はマスチェのような援助をしてくれるでしょうか。コンフェデ杯では魂のこもったプレーでファンを魅了したルイスですが、彼が時にウッカリのあるセントラルなのも知られたところなので、3,000万ユーロ以内でまとまれば、という感じか。チェルシーが蹴ったと伝えられる第一オファーもそんな額です。
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