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チャビ語る

 

チームはとても上手くいっているというカピタン。

なにか隙あらばバルサを攻撃してやろうと企んでいる、それがマドリー系のメディアです。最近の例でいえば、コパクラシコ終了後にベルナベウの駐車場でメッシがアルベロアを罵ったとか、チーム内の決定にレオが大きな影響力をもっているだとか、ティト・ビラノバがニューヨークへと行っている間にチームが自主管理(ミスターの意見を聞かずに行動)するようになっているとか。そういったことに関して一言物申すなら、やはりこの人チャビ・エルナンデスです。第二カピタンはそういったウワサに対し、バッサリと否定をしています。

 

“自主管理”はない

ネタ元は14日付のSPORT紙によるインタビュー記事です。記者さんはまず単刀直入に、ティトがニューヨークへ行ってから、バルサでは”自主管理”が行われているのでしょうか?と訊ねています。チャビの答えはこうです。「ううん。ロウラが指揮を執っているし、彼は毎日ティトと話をしてるよ。ティトはチームのことを気にしてるし、僕はwhatsapp(iPhoneのチャットアプリ)を通じて彼と何度も話してるんだ。彼は元気で、チームの進み方にとても満足してる。彼はまたすぐに戻ってくるさ。それがいつかは分からないけれどね。ジョルディ(ロウラ)やアルティミラは好い仕事をしているし、僕らは全員一つの目標に向かって進んでる。最終目標は勝つこと。その上で楽しめるなら最高だね」

こういう変則的な状況において、カピタンたちの負担はどうだったのでしょうか。「ごく普通にやってきたよ。ルーチンに変更はなかった。僕らは同じようにビデオを見てるし、ティトのやってたミーティングはジョルディが担当してる。僕らが前に出る必要はなかったね。カピタンがコントロールするところは少ないんだ。なにか問題があれば僕らが話しをするけど、ルーチンは同じさ。全てはごく自然に行われているし、それがティトの望むことだと思うしね。ティトはとてもハッキリした指示をする、すごく立派な人だよ。彼がいなくて寂しいけれど、全ては同じように続いてるんだ。僕らはとても団結している。チームが望むのは物事が機能し、そして勝利することさ」

 

本命であることを受け入れる

話題はいよいよ来週へと迫る、ミランとのチャンピオンズ1/8へと移ります。相手は名門のミランですが、下馬評ではバルサが本命。そう見られることをどう感じているのかを問われたチャビのコメントは自信に満ちています。「自分たちが本命であることを僕らは知ってるよ。優勝候補という役割を僕らは受け入れるし、僕らはそれが好きでもあるんだ。期待されるのはプレッシャーではあるけど、挑戦でもある。以前は僕らがチャンピオンズで1/8や1/4ファイナルに勝ち進んでも、誰も僕らには賭けようとはしなかった。今はその逆さ。本命とされることを僕らは受け入れるけど、その後は戦わなければならない。ミランは小さいチームではないし、イタリアリーグでは上手くいってないかもしれないけれど、彼らは守備に強く、そして戦士たちだ。タレントは豊富だから注意しなければいけない。彼らはヨーロッパを7回制した偉大なチームなんだ」

レアル・マドリーとの国王杯に関しては。「まだ90分残ってる。イダの試合では、僕らはあと1、2点は入れられたね。手にしていたチャンスの数からすれば、あまりにオープンな結果にしすぎたという感覚だよ。とどめを刺しそこなえば、最後は元気になってるのがマドリーというチーム。僕らはとどめをし損なったけれど、それでもまあこれは良い結果だよ。僕らにはカサでの90分があるからね」

残るもう一つのタイトルであるリーガは、ほとんど決まったような印象です。「すごい状況だよね。僕らはリーガで、すごく上手くやれてる。今シーズンの唯一の汚点は、不運にもアノエタのレアル・ソシエダ戦でピケが退場になったことだよ。僕らはここまで2つしか引き分けていない一方、アトレチコはフエラで取りこぼしているし、レアル・マドリーは不安定。僕らは昨年、勿体ない勝点を落としたけれど、今年は上手に戦ってきてる。とても順調だよ。シーズン開始前にこうなると言われていたら、満足だったという成績さ」

そしてチームは自身のパフォーマンスについては、「すごく良いプレーをしてるし、個人的にかなり楽しんでる」というチャビ。フットボルもスポーツゆえに「勝つこともあれば、負けることもある。昨シーズンのタイトルはコパだけだったけれど、その他も最後まで僕らは戦っていた。最後はコインの裏表なんだ」と語り、今のようにプレーをしていれば結果もついてくるだろうとの見解を示しています。

 

バルデス、アレクシス、ビジャ

話題はその後、ティトチームのそれぞれの選手たちへと移っていきます。33歳となる自らに関しては、「刺激があることで、生き生きしていられる。もし物事が上手く運び、次の21ポイントを手に出来たなら、僕らはリーガを手中に収めるだろう。その次はチャンピオンズ、そしてコパだね。僕は年齢のことは考えない。コンペティションが人を明るく元気にするんだ」とコメント。「好きなことをやれて、経済的にも不自由のない自分たちは恵まれている」とも述べるチャビです。

バルサを離れ、新天地での挑戦を目指すことにしたビクトル・バルデスについては。「100%彼を尊重しないとね。彼はプロフェッショナルであり、最高のヤツだよ。ファンが彼をリスペクトしていることを、僕はとても嬉しく思う。スタンドは賢いし、いつになく彼を励ましてる。決断はもう成されているから、ほぼ間違いなく彼は去っていくだろう。バルデスはバルサ史上最高のポルテーロで、僕らに3つのチャンピオンズを与えてくれたんだ。彼はゴール前からフットボルを変えたよ。ポルテーロはもうポルテーロじゃない。彼は手でボールを触れるひとりの選手、フィールドプレーヤーの一人さ」

続いてゴール前で苦しんでいる二人のデランテロについてです。まずは悩めるアレクシスに関し、チャビはこんなふうにコメントしています。「ゴールを前では不運だけれど、良いプレーをしてるよ。彼は縦に200回マークを外していて、それがチームにはすごく重要なんだ。アレクシスがマークを外せば、デフェンサは後ろに下がらなければならない。それでここぞのタイミングでスペースが生まれるんだ。彼は最高の選手。あとは自信だけだけど、上手くいくようになるさ」

そしてもう一人、腎結石なんて不運にも見舞われたダビド・ビジャについては。「彼はずっと足首にトラブルを抱えていたんだけれど、1ヵ月半前からはトップフォームになってるね。彼はピッチに立てばゴールを決める。彼のような選手がチームに居るなんて、それは一つの特権だよ。僕らは彼を必要としてる。それは明らかだ」

 

マドリー発のキャンペーンを一笑

インタビューはそうして最終コーナーへと入り、マドリー系メディアのあれこれに対する質問が飛びます。チームの第2カピタンであるチャビの主張は、余計なことに首を突っ込むことなかれ、でありました。「それは僕らには関係のないテーマだよ。わざわざ面倒なことをする必要はないんだ。メッシとアルベロアの件?それはバカバカしいことだし、僕らが話すのはフットボルのことだけさ。バルサがどんなプレーをしたかや、マドリーがピッチでなにをしたかをね。その件について僕は興味はないし、レオに訊ねてもいない。メッシを悪い人間だとして、なにがしたいんやろうね」(※かなりざっくりまとめてあります)

補強に関してレオが口出しをしているとのウワサも、一笑に付すチャビであります。「大笑いさせてくれるよ。アホらしい話の真っ赤なウソさ。誰を獲得して放出するのかは監督が決めること。決断をする人物が一人いるのと、チームに影響を与えるテーマについて話し合うのは別問題だよ。彼は第5カピタンだし、時間や試合への準備については僕らは話しをするけれど、補強についてはね。そういう話はこれまでにも何度か耳にしたけど、発進元は誰かというとマドリーのメディアだ。反論する必要はないよ」

最後、チャビはメッシをこう称えています。「彼はエッセンシャルな存在。違いを作り、大部分のゴールを決め、得点がない時はアシストをする。彼はナンバーワンだよ」

 

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