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マルティーノ「あの前半は許されない」

 

同じことをもう繰り返してはならないと監督。

シーズン開幕から、たまの引き分けを挿みつつも勝利を重ね、ペップ・グアルディオラ時代の開幕21戦無敗記録に並ぶか、と見られていたタタバルサについに土が付きました。破ったのはフランク・デボエル率いるアヤックス。試合に集中できていない感ありありのバルセロナを、オランダチームは闘志あふれるプレーによって圧倒。前半を2-0で折り返すと、そのまま逃げ切って貴重な勝点3をモノにしています。後半のバルサは数的優位に立ちながらも、動きにダイナミズムを欠いて守備網を崩すことは出来ず。非常に残念なイメージと共に、アムステルダム・アレナを後にしました。

 

全員で反省し、分析することが必要

自らのチームが敗れる様を、今季初めて見たヘラルド・マルティーノ監督。試合後の記者会見においてミスターは、チーム全体での猛省が必要だと強調しています。「全員で反省し、両チームの激しさに何故これほどの違いが有ったのかを話し合わなければならない。私たちが勝ち抜けを既に決めている一方で、アヤックスもそれを目指していたのは確かとはいえ、どのような事情があろうとも、今回のような前半のプレーは許されるものではないんだ

自己批判の重要性について、監督はこう説いています。「結果に係わりなく、自己批判は役立つ。このグループには非常に強い自己批判の精神があるし、私たちは今回のエラーから学び、同じことを繰り返さないようにしなければならない。これはさほど痛手とはならないタイミングでの黒星だ。悪かった点について話し合いをしていくよ」

 

ボール保持の際に問題あり

キックオフからハーフタイムまでは特に、両者の覇気の違いは一目瞭然でした。「前半の私たちにプレーへの激しさが足りなかったのに対し、アヤックスは非常に激しかったね。私たちは上手く試合に入ることが出来ず、相手に2点をリードされてしまった。後半は別の展開だった。ほぼ最初のプレーで退場者が出てペナルティキックがあり、私たちはよりバルセロナらしくプレーをしていたからね」「1/8ファイナル進出の懸かったチームとチャンピオンズで対戦する時は、90分を通しての激しさが求められる

そして、「前半のプレーは悪く、全体としてアヤックスが上回っていた。内容を再点検し、もう二度と同じことが繰り返されないように話し合わなければならない」と強調する監督は、今回のチームの問題点について次のようにコメントしました。「足りない部分が多かったのは、ボールを保持していない時よりも保持していた時だった。アヤックスには1対1を行っていくと決めていた時間帯があり、それを上手く実行していた。それについては相手を評価する必要があるけれど、私たちにはボールを持っている際の動きと正確さが不足していたよ

バルサはこの試合でグループHの首位を決めてしまい、最終節を完全なる手続きとするチャンスを逃しました。「勝ち抜けを確定できるのであればそうしなければならないし、首位を決められるのならばそうしなければならない。私たちにはそのチャンスがあったのに、それを逃したんだ。それは良いことではないね。何かが確保された状況では、別のコンペティションへと注意が逸れることがある。それはしてはいけないことだ

アヤックス 2-1 FCバルセロナのマッチレポートはこちら】

 

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