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マルティーノ「チームの気分は最高」

 

メッシの状態に心配は及ばないと監督。

クラシコ勝利によって美味しいご飯をいただいたバルセロニスタに、楽しみな試合は続きます。この火曜日に待っているのは、ルーチョ・エンリケが率い、ラフィーニャやフォンタス、ノリートのプレーしているセルタ・デ・ビーゴとの試合。注目点はマドリー戦直後で落とし穴となりうるゲームに、メンバーを入れ替えるであろうタタチームがいかにきっちりと勝点3をモノにして帰宅できるかとなります。監督はビーゴ遠征に体調が万全ではないピケを外し、前日会見ではさらに「何人かは言わないけれど、選手をローテーションさせるつもりだ」と先発イレブンの変更を示唆しています。

 

長いシーズン、ローテーションは必要

月曜日のトレーニング後に行われた記者会見にて、ヘラルド・マルティーノ監督はピケの欠場について「ジェラールは今回プレーしないのが一番だと考えた」と説明。「選手たちは少しずつ、私たちの仕事のやり方やローテーションの仕方を知っていくよ。シーズンは長いから、入れ替えは必要というのが私の考えだ」と述べています。

ミスターはまた、出番に恵まれていない選手たちにも言及。出場許可が下りたにもかかわらず招集にかからないイサーク・クエンカは「フォームが上がってくれば、彼も戦力として考えるだろう。けれども彼は長期間の怪我から回復したところで、まずは状態を上げていかなければならない」のだと説明し、セルジ・ロベルトについては「彼はすばらしいフットボル選手だ。けれどもバルサにはブスケツ、ファブレガス、イニエスタ、チャビがいるからね・・・」としています。

 

レオ・メッシには心配無用

もう一人の気になる選手レオ・メッシに関しては、マルティーノは心配はしていないと言い切りました。「レオに関して心配しているのは、チーム内部より外の人たちだよ。私たちは全く心配していないし、彼が得点しようがしまいが、私は気にしてないんだ。彼はいつもチームに大きな貢献をしてくれてるからね。この前の試合でも彼はチームのためにすばらしい仕事をしていたよ。だから私たちは問題を感じてはいない。彼がいることでチームは元気付くし、身体の状態もいいんだ」

そして「今シーズンは複数の選手がゴールを分け合っているけれど、最終的にナンバーワンはレオになるだろう」というタタさんは、マドリー戦でメッシを右サイドに置いた理由について説明しました。「シーズンの初めに、私たちは話し合ったんだ。最近の彼は常に偽9番でプレーをしていたからね。そこで私は彼にサイドでプレーするのも好いんじゃないかと言った。先日のように、必要に応じて彼を複数のポジションで使えるのは良いことだよ。それによってより相手のバランスを崩せるだろうからね。彼を中央に置き、エストレーモを使うほうが良い時もあるだろう」

 

セルタとの試合に集中

さて本日(明日早朝)のセルタ戦についてですが、チームを率いるルイス・エンリケのことはニューウェルス時代に「(ローマに所属していた)エインセから聞いて知っている」というマルティーノ。ルーチョは彼と同じくティト・ビラノバの後任候補に挙がった人物でしたが、それに関しては「彼はバルセロナと深いかかわりのある人物だし、将来的にはここの監督になる可能性があるね」とコメントしています。

セルタはここまで少々イレギュラーな戦いぶりで、現在リーガで15位。とはいえ前節は敵地でマラガを粉砕しており、気を良くしてバルセロナを迎えることでしょう。監督は言います。「直近での結果を見ることが重要なんだ。セルタは前の試合でマラガに0-5で勝利している。彼らのスタイルはどんな試合でも変わらない。チャンスを作り出すためには、彼らに好きにさせてはいけない

この試合の重要性について、エル・タタはこう強調しました。「私たちはここまで、オサスナ、ミラン、マドリー戦に集中する必要があった。そして今はこのセルタ戦だ。一歩ずつ進むことで、リーガに勝利できる。気楽にいけるところなんて無いよ。私たちに求められるのはプレーを改善させ続けていくこと。そのうえで勝利しなければならない」

 

クラシコに勝ち、上昇する士気

月曜日の会見でも、マルティーノ監督にはクラシコにまつわる質問が為されています。タタさん曰く、「クラシコに勝つことはいつだって大きな意味があるし、とりわけ精神面での影響は大きいものだ。支配できない時間帯があり、苦しい試合だっただけにそれは尚更だよ。チームは今、これ以上ないほど活力に満ちている

バルサから6ポイント後方に退いたマドリーは尚リーガタイトルのライバルだと考えますか?その問いに対しマルティーノはもちろんだと答えています。「私は前言を撤回するつもりはない。レアル・マドリーは数字的に可能性がなくなる最後の瞬間まで、ライバルであり続けるよ。そしてアトレチコもまた競争に加わってくるチームだ。レースの30%を終えた今でも、彼らは重要なチームであり続けている」

そしてウンディアーノ・マジェンコ主審へ向けられた首都方面の不満についての問いには、優雅にかわしたバルサ監督でした。「私に言えるのは、分析は2パターン可能だということだよ。まず1つは試合全体を分析すること。もう1つはある変則的な出来事に固執することだ。彼らは審判のエラーがあったと思っているけれど、見るべきは試合全体だ。前半はバルセロナが優位に進め、後半の半分はマドリーが上。そして最後は拮抗していた。マドリー選手の発言について、私は話すことはできない。もし判定に間違いがあったと思うのなら、それを口に出せば良いさ」

 

バルサ監督として100日

来月の3日で、ヘラルド・マルティーノがバルサ監督となって100日になるそうです。「フットボルの監督、特にバルサの監督をしていると、月日は飛ぶように流れていくね。立ち止まって自分が幸せかと考える時間もないんだ。今の生活はロボットのように、試合を指揮して勝ち、指揮して勝ち、と機械的に進んでいってるよ」

そして。「自分がクラブやこの街に溶け込んでいってると感じているんだ。契約書にサインをする前、ここで待つことの難しさを知っていたし、チームの準備をする時間がないことも分かっていた。とにかく働かなければならなかったんだ。ここでは毎日が試験だよ。先発メンバー、プレーの内容、結果、タイトル・・・ 試験がシーズンの終わる5月まで続いていくことは知っている」

クラシコの当日、マルティーノと彼のスタッフたちは偶然にもペップチームがモウチームを5-0で粉砕したあの試合のビデオを見たのだそうです。「昼食の時にいたサロンでたまたま流れていたんだ。あの時代との比較が避けられないのは分かってる。私だってチームがあの5-0の日のようにプレーできれば嬉しいさ」

監督は最後、先週末に交通事故でこの世を去ったジローナの第3ポルテーロ、ニル・マリンの家族へ向けて労わりの言葉を送り、会見室を後にしています。

 

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