バルサとの契約を2年間延長したギガクラック。
2月7日午後、スウェーデンでの代表親善試合を終えてバルセロナへと戻ってきたレオ・メッシはカンプノウに隣接するクラブオフィスへと足を運びました。目的は昨年12月に合意していた新たなる契約書へとサインをすること。これによってFCバルセロナとメッシによる契約は2018年まで延長されまして、無事満了された場合、ギガクラックは31歳となっているわけです。13歳にしてラ・マシアの門をくぐったメッシですから、18年のバルサ生活。もちろん契約は更に延長される可能性も十分にありますし、このステキで幸せなクラブと選手の関係が出来るかぎり長く続くことを、クレの端クレとして願うばかりです。
初のトップ契約は2005年
父親で代理人のホルヘさんとともに、レオはクラブオフィスを訪れています。エースの到着を室内で待っていたのは、サンドロ・ロセイ会長、ジョゼップ・マリア・バルトメウ副会長、そしてスポーツディレクターのアンドニ・スビサレッタの(いつもの)御三人でありました。さらりさらりとペンを滑らせることで、ごっついお給料がもらえる契約書。庶民なら手に汗べっとりの状況でしょうが、契約更改はこれでもうたぶん4回目となるレオは、それはもう慣れた感じで、会長とお喋りなんてしながらサインを交わしています。偉ぶっているという意味ではなく、ごく自然体という意味です。
レオ・メッシがバルサと初めてトップチーム契約を結んだのは2005年9月のことでした。彼はその数ヶ月前の5月、リーガのアルバセテ戦にてクラブ最年少ゴール記録(当時)を更新しており、バルセロニスタの新アイドルとなっています。メッシはそのわずか3ヵ月前の6月、バルサBとの新契約書にサインをしているのですが、この短期間に2つも契約を更改するあたり、非凡さがよく表れてますなぁ。この契約は2014年までで、違約金はすでに1億5千万ユーロに設定されてます。
バルサとメッシはさらにその後、2007年はじめ、2009年9月と契約を更新。この時点で契約満了は2016年までとなり、違約金も2億5千万ユーロへと上昇しました。そしてそれから3年ちょっとの歳月が流れ、2013年2月の昨日、最新となる契約更新が完了。サンドロ・ロセイ会長時代ではこれが、初の契約延長です。
それに伴い、レオの年俸はさらに100万ユーロアップし、(推定)1,170万ユーロとなったそうです。これにリーガやチャンピオンズの優勝ボーナスが加われば、MAXでは1,500万ユーロになるとのお話。世界的スターである彼には巨大なスポンサー収入もありますから、いつまでも変わらず素朴であるメッシは改めてすごいと思います。
なんにせよ、バルセロニスタはこれからさらに5年間、レオ・メッシのプレーを我がチームの選手として楽しめることとなりました。三十路となった彼とバルサがその時どう変化しているかは分かりませんが、ティトやイニエスタらが言うとおり、私たちはメッシのプレーを存分に味わわなければならない。超絶クラックがこれからも数々の伝説を築きますよう。それをリアルタイムで目撃できる私たちは幸せであります。レオ、これからもどうぞよろしく!
メッシの喜びのコメント
「僕はバルセロナですごく幸せ。それはいつも言ってることだよ。今日は最高の一日だ」
「31歳の自分がどうなっているかは分からない。僕は先のことは考えてないんだ。バルサでフットボルを楽しくプレーし続けたいと思ってる」
「以前も言ったけれど、ヨーロッパではバルサでキャリアを終えたい。他のクラブでプレーすることは考えてないよ。アルゼンチンで引退することは否定はしないけれどね」
(12時キックオフのヘタフェ戦について)「そんなに違いがあるとは思わない。僕らはみんな下部カテゴリー時代には昼間にプレーをしてきたし、毎日のトレーニングもその時間だから慣れてるよ」
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