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メッシは無理でも、ラキティッチはOK?

マドリー戦に間に合うか、注目される二人。

今シーズン最初のエル・クラシコまであと10日。今回は国際代表戦ウィークによるパロンが挟まっていることで、いつもよりも早くメディアはこの大一番の話題で盛り上がっています。バルセロナ系スポーツ紙がここ最近大きく取り上げているのは、マドリー方面から漏れ聞こえてくる不協和音ネタと、レオ・メッシのヒザが間に合うのかどうかについて。このメッシを巡ってはMD紙が相変わらず希望を抱かせる記事を出す一方、SPORT紙がそれに反論する形で“戦い”が続いているところです。

「クラシコに出れば、再発の危険性が高い」

レオ・メッシが11月21日(土)のマドリー戦に間に合うことはないだろう、と強く主張しているSPORT紙は、この11日、アルゼンチン代表ドクターのオメロ・デ・アゴスティーノ氏の言葉を大きく取り上げました。アゴスティーノ医師は昨日、スペインのラジオ局カデナ・セールの番組 Que t’hi jugues に出演。先週メッシのリハビリを見ていた同国代表の理学療法士ルイス・ガルシアマルセロ・ダンドレア両氏から受け取ったレポートを元に、このように語っています。

メッシはレアル・マドリー戦をプレーするだけのコンディションとはならないよ。出場は出来ても、コンディションが求められるレベルにはならないだろう。私はそれはフィジカルの問題ではなく、フットボル的な問題だと思っている。メッシといえども、ボールを持つリズムを取り戻さなければならないからね」

監督は時間ギリギリで間に合った選手を信頼し任せてはいけない。メッシはボールを使ってのリハビリで前進していくだろう。けれども2週間後のクラシコでプレーするには十分ではない」

そして「もし出場するのであれば、再発のリスクは高いよ」とも。結局フィジカルの問題なの?とも思いますが、SPORT紙は、“どうだ、我々の言い分がこれでまた裏付けされただろう”、と胸を張っている感じです。

間に合う論を強めるMD

対するライバル紙のMDはそれでもこの11日、“メッシ、クラシコ出場へのスプリント”と見出しを付け、間に合う可能性はあるとの主張を継続。リスクゼロでの復帰とする点では一致しつつも、レオの回復は順調であり、彼のフィーリングが非常に良いことから、今ではチームメイトたちも彼がクラシコに間に合うと考えている、という自信の持ちようです。そこまで自信たっぷりだと、こちらも信じてみたくなるくらい。SPORTとMDのどちらがどこで折れるか、それもまたちょっとしたパロンのお楽しみになってます。

ラキティッチは間に合うかも?

一方、みんなの視線がレオ・メッシへと向かっている今日この頃、着実に回復を続けているのがイバン・ラキティッチです。今月4日のBATEボリソフ戦で右のふくらはぎを負傷した彼は、クラウディオ・ブラボトーマス・ベルマーレンが同様の怪我によって4週間の離脱となっていたことから、クラシコは絶望的だと言われてきました。しかしSPORT紙がいうところでは、ありがたいことにマドリー戦に間に合う可能性が高いのだそうで。となると、ルイス・エンリケの“プランB”(中盤選手を4人併用した流動的な4-3-3)が無事発動しますから、事実であってくれることを大いに期待したいです。

ラキティッチは昨日インスタグラムに、シウター・エスポルティーバのグラウンド内に設けられている砂場(というより見た目は砂浜)にて軽いジョグをする動画を公開しました。

ラキティッチは現在、理学療法士のファンホ・ブラウとともにリハビリを進めているのですが、SPORT紙によれば来週にもグループ練習へと復帰し、金曜日(20日)には医療サービス部からの完治診断を受ける見込みだとか。そしてベルナベウ遠征の招集メンバーに入り、先発出場もあるかもしれないということなので、まずは来週のセッション復帰が成るかどうかを期待しましょう。

ちなみにこのラキティッチに関しては、MD紙の見解は否定的で、ウェブ版の記事では“クラシコ出場は現時点では疑わしい”とのこと。こちらもどちらが正解するか、見てみましょう。

 

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