3ポイント以上に重要なことがあったと第二監督。
久々のマニータ祭り(5-0)となったマジョルカ戦後、記者会見場に現れたジョルディ・ロウラが強調したのは、この夜チームが、スポーツ上の勝利以上に重要なものを手にしたことでした。「まず何より先に私が言いたいのは、3ポイントの重要性以上に、今日が特別な一日だったことだ。アビダルがピッチに戻っただけでなく、ティトがカンプノウのベンチに座っている姿を私たちは見ることが出来たんだからね。私にとってそれは、とても重要なことなんだ。クラブやチームの誰もが、そのことを喜んでいるよ」
アビダルの復帰については、第二監督はこうも語っています。「チームの全員にとって、とても幸せな瞬間だった。エリックはみんなから非常に愛されているし、私もとても嬉しく思ってる」
チーム全員の出来栄えを称賛
マジョルカ戦の主役は、アビダル以外にもいます。ハットトリックを決めたセスク・ファブレガスと、2ゴールのアレクシスです。しかしロウラは彼ら2人に加え、チーム全員のパフォーマンスを称えました。「セスクは偽9番のポジションに完璧に適応してるね。インテリオールに加えて、彼の偽9番も私たちにとってのオプションの1つだ。3ゴールを決めるのは、決して簡単なことじゃない。今日は並外れた試合をやってくれたよ。けれども私は、ソングやチアゴのプレーも強調したい。これは私たちにとって非常に重要な試合だった」
ブスケツの代わりにピボーテを務めたソングについては、第二監督はさらにこう付け加えています。「私たちにとって、彼のようなレベルの選手がいることはとても重要だ。ソングはこれまでに何度も良いプレーをしていたけれど、今日は特に輝いていた。彼は強く、ポジションをよく守り、戦術的規律が取れていて、パスを出すのも上手い。彼の仕事にはとても満足してるよ」
そして。「アレクシスも良い試合をしたね。デランテロはゴールに生きているから、2ゴールを決め、3つのアシストを与えたことは彼とチームの両方にとって大きいよ。レオのような選手が不在となれば、問題が発生したとして不思議はない。けれども選手たちは今一度、クオリティの高さを証明してくれたんだ。誰もが皆、素晴らしいレベルにあったよ」
そして第二監督はイニエスタの交代については「単に試合状況が良かったからで、フィジカルトラブルによるものではない」と説明。85分でベンチへと退いたアレクシス・サンチェスに関しても、「特に怪我はない」とのことです。
PSG戦のメンバーはこれから決める
セントラルに怪我人が続き、ピンチとなっている状況で、このマジョルカ戦にピケを使うのかどうかが試合前には注目されていました。ロウラは言います。「ピケを先発させるかどうかについて、私たちに疑問はなかったよ。ジェラールはプレーするというのが私たちの考えだったからね。そして試合が上手く展開したことで彼を休ませ、アビダルを出場させることが出来た」
今回はバルトラに出番が回ってきたわけですが、水曜日のPSG戦もそうなるかとの問いには、第二監督は解答は与えてはいません。「今日はこのペア(ピケ&バルトラ)を選んだけれど、PSG戦で誰を起用するかは、当日になれば判るさ。これからティトと相手チームの特徴をよく分析し、そのうえで決めていくよ。3バック?それもオプションの1つだけれど、選択肢はそれだけじゃない。アビダルも可能性の1つだ」
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