マスチェラーノ語る

今日もまた、カッコよすぎるぜヘフェシート。

ハビエル・マスチェラーノがマラドーナによってアルゼンチン代表のカピタンに指名されたのは、2008年11月のことでした。あのアクの強いアルビセレステで24歳にしてカピタンマークを巻くのですから、それだけ彼が人望やらリーダーシップに長けている人物ということですが、実際に自分の応援するチームの選手となったことで、それはとてつもなく実感します。バルサにやってくる選手はその多くが人格者ですが(例外もいる^^)、なかでもマスチェは際立っている。そんな”ヘフェシート”によるインタビューがMUNDO DEPORTIVO紙に載っていますので、全部ではないですが紹介してみましょう。

どこまでも謙虚

もはや現在のバルサにおいて、一番頼れる男だと言っても過言ではないヘフェシート。バルサでもカピタンの一人になってほしいほどの彼ですが、バルセロニスタからの高い評価について、彼はこんな感想を述べています。「クラブからもファンからも、ものすごく良くしてもらってるよ。評価は日々の積み重ねだけれど、それに安住してはいけないんだ。バルセロナは常に多くを求められる。それだけここはビッグクラブだからね。ずっと言ってきたように、自分が場所を勝ち取ったとは感じてはいない。でも周りの信頼は感じているし、それが続いていくことを期待してるよ。信頼を失わないために、僕は努力と向上を続けていかなければならない」

なんて謙虚なんでしょう。そんなコメントがさらに彼の株を上げるんですよね!それについてはマスチェラーノは「最初はスポーツ面での成績を見られるけれど、それ以上に自分にとっては、人を敬い、敬われるのが重要なんだ。だから、そういう人間であり、そういう暮らしをするよう努めている」とコメント。フットボル選手からそういうセリフを聞くのは珍しいですね、と言われると、こう返答しています。

「そうかもしれないけど、フットボルだって人生の一部だし、仕事やらその他のことを上手くやりくりしていく必要があるからね。僕の場合は、いつかバルセロナを去る日が訪れた時、あいつはクラブに全く面倒をかけなかったな、いつもベストを出していたなと記憶されてたいんだ。つまりは、いい人間だったと覚えていてほしいってことだね

自分と周りに正直であること

マスチェラーノはクラシコ終了後のバルサTVの番組で、スーペルコパクラシコでの失点の1つは自分の責任だったと謝っています。フットボル選手がそんなことを言うのも、非常に稀であります。「その意味では僕はとっても正直者だね。エラーを犯した時に、それを恥じることはないんだ。それも人生や成長の一部さ。重要な試合で失敗をして、それが結果に影響したり、タイトルが決まったりすると間違いなく心は痛むよ。誰もが物事が上手くいくことを望んでいて、応援してくれるファンを喜ばせようとしてるからね。でも“自分が間違ってた”と言うことが奇妙ではなく、普通であるべきだと思う。それは自分や周りに正直であるということなんだ

クラシコの話題が出て、正直であるというテーマが登場すれば、ぺぺについても触れないわけにはいかないでしょう。あの男は事もあろうにイニエスタを芝居がかっていたと非難しています。「あるポイントまでは、人には感じたことを言う権利がある。でも誰かに罪を負わせるというのは、その範囲を超えてるよ… そのためには証拠や十分な論点を提示する必要があるし、なによりも自分自身を見つめ、自分はやったことがないのかと自問しなければならないんだ。人は自分が同じだということに気づかず、他人の欠点を探しがちだし、そういう発言をするのなら、自分が同じ道を行かないと確信してないとね… イニエスタが芝居がかってるっていうのは、ちょっとまともじゃないと思う。もしフットボルに正直で、世界中から振舞い方を称えられている選手がいるとするなら、それがイニエスタだ

バルサのセントラル

ピボーテとしてバルサに入団したマスチェラーノでしたが、グアルディオラは彼をセントラルへとコンバート。プジョルやピケからそこでのプレー方法を学びました。そして今、同じくソング(アドリアーノも?)がバルサのセントラルのやり方を学んでいます。「自分が生粋のセントラルでないことは知っているし、僕はそれまで務めたことのないポジションでプレーしなければならなかった。プジョルやピケがいることで、状況がより容易になるのは明らかさ。何故なら上手い選手は、他人も上手くしてくれるからね。彼らが不在だとそれはすごく目立つし、プレーもより難しくなる。彼らがいないことでプレー時間による僕の義務はおそらく大きくなっているけど、なにかを教えているとは思わないよ

そして素朴な疑問。独自スタイルで我が道を進むバルサですが、新入りさんがそのプレーを学ぶ場合、中盤とセントラルでは違いがあるのでしょうか。マスチェラーノはこう説明します。「それは違うんだけれど、僕は2つのことを同時にしていたよ。だって僕がセントラルで初めてプレーをしたのがバルサだったからね。他のチームではどうなのか知らないんだ。もし別の場所でセントラルをすることになったら、僕は適応することができるだろう。今はチームや監督の役に立てることを楽しんでいるよ」

バルサへの思い

質問者さんは問います。バルサであなたが一番好きなところはなんでしょう?「ここはとてつもなくデッカイクラブなんだ。真のグランデだね。僕は幸運にもリーベルやコリンチャンス、リバポーといったビッグクラブでプレーしてきたけど、バルセロナにいることでより認められるようになる。僕が一番好きなのは、このクラブの内面的な広がりだよ。ここはとても飾りっけがなくて、とても家族的でね、もし会長になにか話す必要があるなら、すぐに出来る。なにか問題があっても、解決策を見つけるのがとても簡単なんだ」

さらにヘフェシートは、こんなふうにも嬉しいことを言ってくれてます。「バルセロナでプレーすることが、僕のキャリアでの頂点だった。それについては一切の疑問を抱いてないよ。僕の子供の頃の夢はリーベルでプロになることで、それは実現した。その後はリバポーのような欧州のビッグクラブへ行って、彼らには本当にお世話になったよ。でもバルセロナへと来れたのは、仕事への褒美だった。これは僕が手にする唯一のチャンスだし、決してムダ使いしないように働き続けていかなければならない

ではバルサでのサイコーの瞬間、サイアクの瞬間はなんでしょうか。「最高だったのはウェンブリーの決勝戦だね。理由はあれがチャンピオンズの決勝であったことと、勝ち方がすばらしかったこと。それに僕は1回チャンピオンズの決勝で敗れていて、リベンジの機会がくるなんて全く思ってなかったんだ。最悪だったのは失望の大きさから、チェルシーとのブエルタ。僕らは相応しくない形で敗退することになった。でもこれはチームとしての視点からなんだ。僕個人としては、要求するよりも感謝することの方がずっと大きいからね。こんなにステキなことがたくさん経験できるなんて、入団した時には想像もしていなかったよ

ちなみにバルサのカンテラーノのなかでスゴイと思う選手を挙げてくださいと問われたマスチェラーノさん、「特別に大好きな選手がひとりいて、それはセルジ・ロベルトなんだ。彼はものすごく良い選手になっていくと思う」と称賛しています。これは嬉しかろうなぁ。この期待に応え、大きく羽ばたけセルジ・ロベルト!

 

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