バルサ監督退任でクラブと合意した旨を発表。
試合終了後の記者会見では、ヘラルド・マルティーノ監督がすみやかに今季かぎりでの退団を表明しました。報道陣からの質問は受け付けないと事前に告げられていたので、正確には辞任発表会というべきでしょうか。
いずれにせよ、アンドニ・スビサレッタに付き添われて会見室へと現れたミスターは、バルサや周囲への感謝を願いつつ、こう別れの言葉を述べました。
「クラブとの合意により、バルサ監督の職を離れることを発表する。この決断は今日の試合とは無関係だ。私を信頼してくれたクラブや会長、スビ、サンドロには感謝したい。敬意を払ってくれたファンの皆さん、共に働き、支えてくれたスタッフのみんな、そして選手のみんなにも感謝している。彼らは選手としてだけでなく、人間としてもすばらしい。人としてもまた、彼らはこのクラブの財産だよ」
「クラブが策定し、選手たちが毎年達成してきた目標を、達成する手助けを出来ずに心より残念に思う。私たちは最後まで、誇りをもって達成を目指してきた。しかしライバルの方が上手だった。アトレティコ・マドリーを祝福したい。彼らはシーズンを通して素晴らしかった」
「私たちにとって、バルサを率いたのは誇りだった。このチームの選手たちには、私たちは外部から敬服していたし、同じチームとなってからもそれに変化はなかった。そしてこれからも彼らには感嘆し続けていくだろう。あなたたち(記者)にもまた感謝をしている。ごきげんよう」
なにはともあれ、困難な状況でバルサという厄介なクラブの監督を引き受け、最後まで紳士的に仕事を行ってくれたマルティーノさんには感謝です。お疲れ様でした、タタ。そしてブエナ・スエルテ。
会見は、辞任発表を終えたタタさんがさっさと席を立とうとしたのを引きとめた隣りのスビが、困難な職を担当してくれた監督へと感謝の言葉を送った後で終了しています。我らのスポーツディレクター、特に自らの進退について触れ忘れたわけでもないようです。
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