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ルーチョ 「守備を改善していく」

チームを向上させることだけを気にしているという監督。

今週はリーガ週間ということで、週末のレバンテ戦から間髪入れることなく試合は続きます。この9月24日はバルセロナの祝日“ラ・マルセー”ということで、地元での試合かと思いきや、前節に続いてのフエラ遠征。ラ・ロサレダは過去6回負けなしと相性良好のようですが、油断することなくきっちりと勝点3を確保しなければなりません。火曜日の前日会見でルイス・エンリケはこう目標を述べました。「フエラでの全ての試合と同じように、マラガでの試合も難しくなると予想している。厄介な相手とスタジアムなので、難しさも割り増しだろうね。私たちの目標はより多くチャンスを作って相手チームを上回り、試合に勝利することだ

謙虚なるルーチョは、マラガとハビ・グラシア監督への賛辞を惜しみません。「マラガに関しては、もう全てを気にしているよ。彼らにはサンタ・クルスのようなターゲットがいるし、サイドのドゥダも心配だ。ロングボールのポテンシャルも、セットプレーもね・・・。私はハビ・グラシアのことをよく知っている。彼はとても準備の良い監督で、連係プレーがとても好きだ。勝点を積み重ねるためのモチベーションとして活用すべき試合だよ」

気の早い人たちは強いバルサ復活した、リーガ優勝の本命だ、と言っていますが、焦ることなかれというのがルイス・エンリケの見解です。「バレンシアやセビージャも調子が良いし、マドリーとアトレティコも上位に来るだろう。リーガは始まったばかりなんだ。3月頃になれば、どこが優勝できる位置にいるかを見ていくだろう。けれども最後の競争に参加するためには、グループを管理していかなければならない。9月や10月にリーガ優勝するチームを私はまだ1回も見たことがないよ」

目的は相手を上回って勝つこと

リーガ開幕から4試合連続無失点で4連勝のバルサですが、そこには大きなこだわりはない、とミスターは言います。「仮に毎試合1点を奪われるとしても、その全てに勝てるのであれば私はそれで良しとするだろう。無失点はとても良いことだけれど、私たちの目的は相手チームを内容で上回ることにある。私たちがいつの日か失点するのは間違いないわけで、その際にはあれこれと言われるであろうことも私は確信しているんだ。ここではいつだって批判はある。私はそれを受け入れるよ。可能なかぎり落ち着いて、立ち向かっていかなければならない

今からちょうど1年前のバルサメディアは、ラージョ・バジェカーノ戦でのタタチームがボール支配率で下回ったことに騒いでいました。「ここでは0-8で勝っても、ポゼッションで批判されることはありえるからね。私はそれを変えたいとは思わない。私が気に病んでいるのはただチームを継続して改善させていくことだけだよ」

4連続完封のチームですが、改善させるべき点は多くあるとルーチョは言い切ります。「改善の余地があることに疑問はないし、私たちはそのために働いている。守備面ではまだまだ改善が可能だ。失点がなかったからといって、これからもそれが続くわけではないし、試合に負けないことを意味するわけでもない。ここ数節の私たちは、適切にやれなかったことも多々あったよ。ただ失点をしなかったことで、重視されなかっただけだ」

チームに最良と考えることを実行していく

今節もクラウディオ・ブラボがゴールを守るのか、それともテル・ステーゲンに出番が訪れるのか、監督は明かしてはいません。彼が強調したのは、一人の正ポルテーロがゴールを守り続ける必要性は絶対ではないとの見解です。「ポルテーロへの信頼は相対的なものだ。各監督が独自のスタイルを持つことは、とても好いことだと私は思うよ。私はチームにとって何がベストかを常に考えながら、自分のやり方でやっていくだろう。他の監督のやり方は気にせずにね。メソッドはどれも尊重すべきもの。私は自分の道を進んで行く」

そして。「可能性は幾つも存在しているんだ。コーナーの際に左右のポストに人を配置するなど、やらなくなったことも数多くある。良かった、悪かったじゃなく、フットボルが止まることなく進化しているってことだよ。一番重要なのは何故それをするのか考えることと、考え方にしたがって論理的に実行していくことだ」

セントラルについて

セントラルに関しては、今のところレギュラー格となっているジェレミー・マテューを高く評価するガッツです。「先発となってもらうために私たちは彼を獲得したわけだしね。彼は左利きのセントラルで、スピードがあり、ラテラルでもプレー可能で、フィジカルも良い。改善していくポイントは多いにせよ、チームにとって重要な存在となるための条件を数多く備えている選手だ」

「マテューの適応については全く心配していない。彼のチームメイトの大半と同じように、失敗したことよりも成功したことの方が大事なんだ。多くの点を評価する必要がある。ポジションによって、エラーの目立つところとそうでないところがあるしね」

ジェラール・ピケが出番を失っています。「ジェリはとても良いと思っているよ。彼の姿勢にはすばらしいものがあるし、彼はとても働き者だ。怪我はすでに完治していて、申し分のないコンディションにあると私は見ている」

同じくベンチ生活のマルク・バルトラに関しては。「問題は18人しかベンチに入れられないことだよ。私はバルトラを気に入っているし、彼はバルサのレベルにある。プレーする機会は訪れるさ」

PKはメッシが蹴り続ける

ルイス・エンリケに対しては、その他の選手たちに関する質問も投げかけられました。話題の“新メッシ”については、「私がここへ来た時から、彼はあらゆるプレーに関与していたよ。試合中の彼のポジションに関しては幾つかのニュアンスがあるけれど、彼のようなクオリティの選手には完全に自由に動いてもらって構わない。チームのプレーにおいて決定的であるという、私たちみんなが期待していたことを彼はやっているところだ。攻守における彼の仕事に、私たちは満足している」とコメント。

レバンテ戦では失敗したペナルティキックについても監督は問題視することはなく、「もし明日ペナルティをもらえば、レオが蹴って決めることだろう。ペナルティはこれからもレオが蹴り続ける。それは彼に対する絶対的な信頼感があるからで、もしチームメイトの誰かが蹴りたいと望むなら、彼らが話し合って決めるさ」と述べています。

そして本日水曜、シウター・エスポルティーバの第7グラウンドにて行われるというバルサBとインドネシアU-19代表との親善試合(一般非公開だがテレビ放送あり)にルイス・スアレスが出場するか?との質問には、「エウセビオが適切と考えるだけプレーするだろう。試合に出ることは選手にとって利益となる。自分が所属していないフィリアルの、U-19チームとの試合ではあるけれどね。それでも彼は試合でプレーをして、リズムを掴みたがっているんだ」と回答。

FCBエスコラからトップチームに上ろうかとしている新星セルジ・サンペールに関しては、「それについては知らなかったけど、とても良いことだよ。何故ならそれはこのクラブで、もう何年も前から良い仕事が行われているということだと思うからね。もしある選手がバルサのプレーの価値を具体的に表現できるなら、プレーや成熟ぶりやあり方からいって、それはセルジ・サンペールだ。彼は私たちにとっての未来への保証だよ」とのことです。

 

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