ヘフェシートをプロだと称えるあなたもプロフェッショナル。
セビージャFCにかつて3年半プレーし、チームの主軸として2013/14シーズンはUEFAヨーロッパリーグに大貢献。奥様ラケルさんとの出会い も、娘アルテアちゃんの誕生もセビージャで、話すスペイン語もアンダルシア訛りということで、古巣との対戦を前にメディア露出が増えているのがイバン・ラ キティッチです。彼がカタルーニャ州都へと移り住んでから、今で4ヶ月ほどが経過。バルセロナでの新生活にもずいぶんと慣れてきたことでしょう。休日は2 人の娘さんたちと、市内の動物園によく出かけているそうです。
絶対に手を抜かないマスチェ
そんなイバン・ラキティッチのチームメイト評が、バルサ公式の一コーナー、“Barça Fans”に載せられています。ここまで出番の少ないドグラスやマシップ、セルジ・ロベルトたちについて非常に心優しいコメントをしているクロアチア人セ ントロカンピスタなんですが、ハビエル・マスチェラーノ評もなかなかのものです。
「マスチェラーノはすごく真面目な人で、あらゆるトレーニング、あらゆるミニゲームにハードに取り組んでるよ。彼はチームにとっても僕にとってもとても重要な存在なんだ。彼からは多くのことを学んでいるからね。彼は決して気を緩めさせない。彼が去年のバルサ最優秀選手(アルド・ロビラ賞)に選ばれたことはまったく驚きじゃないよ。彼はリーダーだし、ものすごい強い人だ。いつだって100%全力投球で、決して諦めることがない。その姿勢は多くのことを僕に教えてくれるんだ。冗談も言うけれど、試合に入ればとても真剣でプロフェッショナルだよ」
チームのために走る
と、ヘフェシートをプロだと称えるラキティッチですが、彼もまたプロであることに間違いはありません。20日付のMUNDO DEPORTIVO紙にも彼のインタビューが掲載されているのですが、“強力なトリデンテと攻撃的なラテラルがいることによる身体的な疲労はかなりのもの では?”と訊ねられたセントロカンピスタは、こう言い切っています。
「そういう仕事をするために僕はいるからね。チームにとってのベストが、僕にとってのベストなんだ。もう走らないでおこうとは絶対に考えないし、それは僕じゃない。チームのために、僕は走るよ。チームメイトたちと一緒になってこそ、僕は何かを出来る。自分のスタイルじゃないから何かをしないとは言わない」
セビージャではカピタンを務めていたラキティッチですし、そういったチーム第一の精神からしても、彼が近い将来バルサのロッカールームにおいて非常 に重要な選手になるのはきっと間違いないでしょう。MD紙のインタビューの中で彼はダニ・アルベスについて、「チームの中の各人はそれぞれの役割がある し、ダニはチームのDJだよ。カピタンのチャビのように、彼がロッカールームに居ると全員が元気になるんだ」と語っているのですが、ラキティッチは優しく 静かな瞳で各方面を見守りながら、個性の強い選手たちをそっとまとめる係だと勝手に想像。ピッチでは南米トリデンテたちのバックアップに大変でしょうが、 是非カンプノウで一時代を築いてほしい選手です。
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