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チームマネージャー解任

選手たちに大不評、わずか半年でアディオス。

実は最近、FCバルセロナのロッカールームを去った一人の人物がいます。その名は、エミリ・サバデイ(サバデル)。トップチームのピッチ外でのオペレーション、遠征に関する云々を担当する“チームマネージャー”なる仕事を行っていた人で、2014年6月にバルトメウ理事会(前GMのアントニ・ロシク)によって新設された役職でした。

いきなりコルベジャ解雇

しかしこのサバデイ氏、選手たちからの受けは好くありませんでした。結局わずか半年少々で解任されたのですから、受けはむしろ悪かった。おそらくはだいぶ悪かった。サバデイ氏は元々クラブの別部門で働いていた人物で、正職員を数多く下請け契約スタッフに置き換えるリストラ策で人件費を半分以上カットしたディレクターらしく。しかもその際に本人は表には出てこず、多くの職員がすでにバケーションに入ってから解雇を告げたなど、クラブを追われたスタッフは勿論、残ったスタッフにも相当不満を残したと昨年6月24日付スペイン版GOAL.COMにあります。

夏休みから帰ってきたら仕事がなくなっていた、という話で思い出すのはチームの用具係チェマ・コルベジャさん(30年以上チームに仕えた)ですが、これもサバデイ氏の手による人事だそうです。選手たちに慕われていたチェマさんを相応しくない形で追い出したことで、彼とチームの間に緊張感が生まれるのは当然の成り行き。さらにアヤックス戦のためのアムステルダム遠征で帰郷便が故障して、緊急宿泊することになった際、選手の同行者たち(家族)にホテルを用意できず空港で一夜を過ごさせた一件で、選手たちとマネージャーの関係は修復不能に遠ざかったようです(17日付のESPN)。

ナバル、コスタ両氏もチームから遠ざけ…

元々バルサのロッカールームには、チームマネージャーといって差し支えのない事務係のカルラス・ナバルさんや、世話役のペペ・コスタがいたわけです。そこにわざわざ新しい役職を作って“余所者”を入れたうえ、そのマネージャー氏がナバル、コスタ両氏をロッカールームから遠ざけるようにするとなれば、選手たちの不満が爆発するのも時間の問題でした。特にネイマールやメッシと非常に親密な間柄にあり、スカッドの他の選手たちにも好かれているペペ・コスタを排除しようとしたのは反発を呼んだ。レオ・メッシが不愉快に思っていたのはルイス・エンリケよりもこのサバデイ氏だったというのが複数のメディアに共通する見解です。そして1月23日(金)、エミリ・サバデイ氏はクラブから契約の解除を告げられました。

26日付のSPORTには、選手たちの声としてこんな言葉が載っています。「オレたちにチームマネージャーは必要ない」「彼の役割は、遠征の時にオレたちがスーツを着る必要があるか、カジュアルな服でいいかを言う程度だった

というわけで、選手たちが遠征時に着用する服装を決めていたチームマネージャーはロッカールームを去り、以後はペペ・コスタが以前のように選手たちの世話役を行っていくことになるようです。これで選手たちのストレスは減るでしょうから何よりですが、一体なんだったのか、チームマネージャー。そしてスカッドを陰で支える重要人物ペペ・コスタについては、また別の機会にでも。

 

コメント

  1. ふぉぎい より:

    チェマさんの件のとき「用具係の人事もSDの仕事なの?」と疑問に思いましたが、このニュースで納得できました。

  2. スビはチェマさんに解雇を告げるイヤな役を押し付けられたみたいですね。彼の退職は残念な話でした。

  3. […] 2015年4月4日 「オレたちにチームマネージャーは必要ない」「彼の役割は、遠征の時にオレたちがスーツを着る必要があるか、カジュアルな服でいいかを言う程度だった」というわけで、選手たちが遠征時に着用する服装を決めていたチームマネージャーはロッカールームを去り、以後はペペ・コスタが以前のように選手たちの世話役を行っていくことになるようです。 トップチームのピッチ外でのオペレーション、遠征に関する云々を担当する“チームマネージャー”なる仕事を行っていた人で、2014年6月にバルトメウ理事会(前GMのアントニ・ロシク)によって新設された役職でした。 さらにアヤックス戦のためのアムステルダム遠征で帰郷便が故障して、緊急宿泊することになった際、選手の同行者たち(家族)にホテルを用意できず空港で一夜を過ごさせた一件で、選手たちとマネージャーの関係は修復不能に遠ざかったようです(17日付のESPN)。 これに伴い、BiSHのメンバーをオーディションで募集。 [紹介元] チームマネージャー解任 | バルサコアニュース […]

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