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カンプノウに苗字?

カタール航空が前向きな様子。

本日2月5日は、FCバルセロナの副エース、ネイマール・ダ・シルバの23歳の誕生日です。奇しくもネイは白いチームの7番さん(三十路入り)と同じ日の生まれだそうですが、MUNDO DEPORTIVO紙の比較によると、23歳時の総ゴール数ではネイマールが公式戦219ゴールなのに対して、ロナウドは107ゴールと。だからどうだということはないですが、バルサの次期エースが大きなポテンシャルを秘めていることは間違いなく、あと数年後はどれほどの選手になっているのだろうと思うと胸ときめかずにはいられません。そのネイマールは昨日まで、クラブの代表としてピケと共にドーハ出張。カタール航空の宣伝イベントに出席しています。

ネイマール&ピケ@ドーハ

チームトレーニングが休みとなっていた火曜と水曜、バルサ選手たちは雪山に出かけたりファッションショーを楽しんだりと、思い思いの休日を楽しんでいます。そんななか、クラブの代表となってカタール(ドーハ)へと向かったのがネイマールJrジェラール・ピケでした。二人に与えられた任務は、クラブの大スポンサーの一つであるカタール航空の新CM発表イベントに出席すること。当初、バルサはこの2月4日に同国で親善試合をプレーする予定だったのですが、スポーツ面での利益を優先して試合を延期し、その埋め合わせとして二人のスター選手が送り込まれた次第です。

ネイの友人グループTOISの面々も一緒だったので、半ば観光旅行というところでしょうか。宴会部長のピケも一緒ですから、かなり賑やかで楽しそうです。

そして二人は昨日、発表会の場で記者さんたちの質問にも応答。ジョゼップ・マリア・バルトメウ会長が“ネイマール・ケース”(脱税容疑への関与)で訴えられた件についても質問があり、当事者が横にいることを気にしないこの問いにピケは、「僕はこのクラブをよく知っているし、時々全てが大げさに扱われるんだ。バルサはすごく大きなクラブだから、どんな小さなことでも誇張される。僕ら選手としては良い結果を出すことでクラブを安定させる手伝いをしていくよ。外部の騒音は避けられない」と語っています。

一方のネイマールレオ・メッシに関するコメントがメインだったようで、「彼は僕のアイドル」「世界最高選手」と、いつものようにギガクラックを称えています。

新たなスポンサー契約には命名権が含まれる?

このカタール訪問にはネイマールとピケのほかにも、クラブの経済部門の副会長ハビエル・ファウスも同伴しました。彼の役割は選手たちと一緒に記者会見へ出席することと、カタール航空との交渉を進めてくることです。なにぶん、カンプノウの全面改修工事が控えているFCバルセロナとしましては、この先たくさんの資金がいる。クラブに大きな収入をもたらしてくれるスポンサーを探すことは必須で、その有力な選択肢の一つがカタール航空との契約更新となるようです。

カタール航空とFCバルセロナとの契約はあと1年残されているのですが、あちらさんはこのカタランクラブとの結びつきを延長することに問題はないとのこと。会見に同席した同社のCEOアクバル・アル・バクルさんは、「当社にとっては全てが可能であり、サプライズの扉も開いている。その一つがカンプノウの名前となりえる」と語っていまして、スタジアムの命名権を買い取り、カンプノウに自分たちの社名を付ける可能性を認めています。もし現実となれば、“カタール航空カンプノウ”、という感じですかね。

カタール航空は現在、バルサに年間3,000万ユーロのスポンサー料を支払っているそうです。その代わりにバルサ選手たちを広告に起用したり、カンプノウのファザードにでっかい広告を出したり出来る。バルトメウ理事会の希望は、これをさらに2,000万ユーロほど上積みすることらしく、カタール航空を始め、その希望額を受け入れてくれる企業を探している状況です。

会長選挙の影響

首都方面のあのスタジアムが、“アブダビ・ベルナベウ”になりそうだ、なんてニュースが最近ありましたが、カンプノウではそれは止めてほしいと思っていたら、“カタール航空カンプノウ”になるかもというこのニュース。実際、この話は1年目から出ていましたし、バルサがどんどん“普通”のクラブになっていくのが寂しいところです。そんなの地元のソシオが黙ってはいないだろう、、、と思うところですが、なんだかんだで胸スポンサーも信任ソシオ総会(アサンブレア)で承認されていますし、こちらも承認されそう。サンドロ・ロセイ会長の時にすでに出ている話なので、あるいはもう承認されているかもしれません。

ただ、そこに影響を及ぼしそうなのは夏の会長選挙です。SPORT紙によれば、有力候補の一人であるアグスティ・ベネディトはバルサがカタール国と密接につながっていることに反対の立場をとっていて、彼が当選すればカタール航空との契約は延長されない。最有力と目されるジョアン・ラポルタもカタールとの関係強化にはあまり賛成していないようですから、選挙結果によってはなんらかの動きがありそうです。まあどっちにしてもスタジアム改修にはおカネがいる。それは間違いないので、命名権の購入者がカタール航空でなくなるだけで、“アウディ・カンプノウ”とかになってるかもしれませんが。

クラブのこれからにも関わってくる大きな契約なので、次の理事会が決めた方がいいような。

 

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