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右ラテラルNO.1候補 ダニーロ?

ダニが去った場合、その後任の筆頭候補と。

この夏の選手補強は非常に困難な状況となっているFCバルセロナですが、現地スポーツ紙のウェブページから夏の補強のウワサがなくなったわけではありません。毎年ほど頻繁ではないにせよ、次の夏に獲得しそうな選手の名前はちらりほらりと登場している。たとえば去年から追っているマルコ・ロイス、そしてこの金曜日に登場したダニーロなどです。バルサはどうもダニ・アルベスとの契約延長に乗り気ではないようで、彼はこの夏でカンプノウ生活を終えてプレミアへと旅立ちそうな状況。バルセロナはその代役としてオポルトの期待の若手ダニーロをリストアップしているそうです。

アルベスは複数年延長を求む?

6月30日でFCバルセロナとの契約が満了するダニ・アルベスについては、このところ様々なニュースが流れています。6日付のSPORT紙もダニ・アルベスを表紙にして、“不可能な契約更新。彼は3年延長を求める”と見出し。これだとダニがクラブに対して3年の延長を求めたように思いますが、記事を見てみるとニュアンスは違います。“契約を延長するにしても、現在の給与条件をそのまま維持することが非現実的であるとアルベスは理解していて、クラブの新たな給与体系(減額)を受け入れる代償として、バルサの提案に3年の期間延長が含まれれば彼は受け入れるだろう”、という感じです。

バルサの理事会もアルベスのバルサに残留したい、バルサでのプレーが彼の第一選択肢だとはよく解かっているけれど、受け入れられる条件とそうでないのはありますよねと、フロントの弁護をしている印象。同紙によると、数ヶ月前にアルベス側はスビサレッタたちと契約に関する意見交換をしたようなのですが、それがどんな内容であったにせよ、フロントが選手側に正式なオファーを出すほどに評価していない印象は否めません。レギュラーとして起用し続けるルイス・エンリケの信頼も、理事会に複数年契約を提示させるには不十分というわけです。

バルトメウ会長は再三、“クラブの利益のために行動している”と言っていますので、話し合いの結果云々は別として、せめて交渉はするべきじゃないですかねぇ。

追記。MUNDO DEPORTIVOウェブによりますと、アルベスとの交渉を担うのは近々発足するクラブのスポーツ委員会で、バルサは1年延長+オプション1-2年を申し出るのでは、とのこと。MD紙はダニの残留推しです。

オポルトとの契約は2016年まで

で、ダニ・アルベスの今季での退団はほぼ決まりだろうとするSPORT紙が、後任リストの筆頭にいるとして名前を挙げているのがオポルトに所属するダニーロです。

それによるとFCバルセロナのセクレタリア・テクニカ(強化部)は2011年のムンディアリート(クラブワールドカップ)でのサントス戦の頃から若き右ラテラルには目をつけていて、絶えずチェックをしてきたと。アルベスの去就についてのニュースがメディアを大いに賑わせていた昨年夏も勿論ダニーロを追っていたけれど、複数の報告書は彼がまだダニのレベルには及んでいないとの分析で一致。それで獲得には至らなかったそうです。

しかしチェルシーへ移籍したクアドラードの名前が補強リストから消えた今、バルサのスカウトたちの一番評価はこのダニーロになったらしく。ドグラスの件を含め、どこかの飲み屋でくだを巻きたいことは多々ありますが、、、世界的に人材不足となっている右ラテラル市場で有望株とされるダニーロ獲得に本腰を入れるようになったのなら、喜ばしいことだと考えましょう。実現に期待が持てるかは別として。

ダニーロはオポルトに所属するブラジル人選手で、年齢は23歳。横浜でサントスがバルサに敗れた時のネイマールのチームメイトです。オポルトとの契約は2016年6月までとなっていて、契約解除金は5,000万ユーロ。夏には残り1年となりますから、それなりの値引きは可能でしょう。冬のマーケットで獲得に動いたというユベントスは、1,300万ユーロの提示を却下された模様。もちろん、オポルトはダニーロに契約期間の延長と年俸の上昇をオファーしてるみたいです。

なんにせよ、右ラテラルを巡っての対応は本当に不可解。マルティン・モントーヤへの当てが外れた?クラブ自ら難易度を上げまくっている感じです。

 

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