バルサはビジャレアルに350万ユーロを支払う。
ルーチョバルサの2016/17シーズン加入第一号は、数ヶ月前から言われていたようにデニス・スアレスとなりそうです。ここ数日間は、クラブと選手間の交渉が上手くいっていないんじゃないかとの報道もありましたが、無事ファンの望むところに落ち着いたようなのでホッとひと安心です。今季いっぱいは新たな投資のできないバルサゆえ、クラブからの公式発表は7月1日になるだろうとのこと。買戻しに必要なのは350万ユーロ。バルセロナとは4年契約を結ぶとされています。
買戻しオプションの行使を伝達
バルサが2016年夏にデニス・スアレスを呼び戻すことは、数ヶ月前から既定事実として各メディアで報じられていましたが、何が起こるのか分からないのがフットボル世界。ここ数日間は、“バルサからのオファーがフィリアル(Bチーム)から昇格した選手に対するような年俸額で、それにデニスが気を悪くしている”だの、“デニス側がバルサに逆オファーを出し、今はその返事待ち”といったニュースが流れたことで、クレはヤキモキさせられていました。でもこれでひと安心。あとは7月1日にあるという正式発表を待つばかりです。
各メディア情報によりますと、昨年バルサがビジャレアルへとデニス・スアレスを移籍させた際に結んだ契約には、バルサには7月1日から15日の間、350万ユーロで彼を買戻せるオプションが付いていました。今回デニス側と基本合意に達したことで、バルセロナはビジャレアルに対し、買戻しオプションを行使する旨を伝えた模様。デニス・スアレスはバルサと4年間(+1年)の契約を結び、解除金は5,000万ユーロに設定されると見られています。
デニス・スアレスの元々のポジションはメディアプンタですが、4-3-3のバルサでは基本的にこのポジションはないので、ルーチョチームではインテリオールもしくはエストレーモでの起用になると予想されます。もしウワサのノリート獲得が実行されれば、デニスの主戦場は中盤でしょうか。ビジャレアルでは今季4ゴールのデニス。2列目からの飛び出し&得点が強化されれば、主役の座を手にするための大きな武器となるでしょう。
デニス・スアレスはこんな人
今から少し前、5月中旬のSPORT紙にデニスくんの私的な一面を紹介した記事がありました。それによると、彼の性格はいたって謙虚で、内気で、他人思い。近くに誰か助けを求めている人間がいれば、真っ先に駆けつけて励ます、そんなタイプの好青年だそうです。口数は多くない彼ですが、上っ面ではない言葉で人の心をほぐす。あるいはガリシア人らしく大好きなシーフード料理で友を癒すらしく。なんて感じが好いのでしょうか。
そういう性格なので、デニスが嫌いなのは自己中心的で思い上がりの強い人物。そんな人がいたなら、大抵は“flipados”(クレイジー)だと言って批判することで、バルサB時代のチームメイトたちはデニス・スアレスのことを、“Filipo”というあだ名で呼ぶんだそうです。そしてそれを嫌がりながらも、笑いで受け流すデニスくんと。
また、スポーツ賭けサイト Sportium のインタビューにて、デニス・スアレスは自らのことを「物静かな男子だよ。家族や恋人、友人たちと一緒にいるのが好きなんだ」と説明。自由時間にはフットボルもよく観戦するそうで、「たとえば所属していたマンチェスター・シティを追っかけたりしてるし、ブンデスリーガやカルチョも見てるね。好きなチームや選手をチェックしてる」と述べています。
そして以下は同Sportiumに掲載されていた、デニス・スアレスの一問一答の一部抜粋です。彼の真面目そうな性格が伝わってくる答えが幾つもあります^^
感心する人物:家族と恋人 好きな食べ物:シーフード 好きな飲み物:水 好きなデザート:りんごのタルト 朝食:オレンジジュース、七面鳥のボカディージョ、バナナ 許せないこと:背信行為 常に持っているもの:携帯電話 好きな男優:デンゼル・ワシントン 好きな女優:ペネロペ・クルス ウキウキすること:レストラン開拓と美味しい食事 心配すること:親しい人たちの健康 好きな場所:ガリシア 行ってみたい場所:ニューヨーク 腹が立つこと:ウソ 海辺と山では:海辺 別の職業:警察官 恨みっぽい?:ノー 憎いこと:時間を守らないこと 好きな数字:8 信心深い?:それなり 寝ボスケ?:イエス 合宿中は?:カード遊び、音楽を聴く モットー:夢のために闘う 参考にする選手:イニエスタとシルバ 好きなスタジアム:ドルトムント
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