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さあバルサは失敗せずにいこう:ラ・レアル戦

目指すは勝利でのコパ準決勝進出。

24日(火)からスペイン各地で行われているコパ・デル・レイ1/4 final 第2戦での最大の話題はやはり、セルタ・デ・ビーゴがレアル・マドリーのタイトルへの道を1つ終わらせたことです。ベルナベウにて1-2で先勝していたガジェゴは、地元バライドスでもマドリーに勝利を許さず2-2の引き分け。白系メディアが今度こそトリプレーテをするぞと意気込んでいただけに、青えんじ系メディアは残念でした!と彼らの敗退を伝える記事に余念はなく、オレたちは失敗しないぞと意気上がっています。そう、重要なのはあちらさんの敗北よりもこちらの勝ち抜け。レアル・ソシエダとの第1戦は0-1の僅差でしたし、過信なくきっちり任務を遂行せねばなりません。

勢いを加速する良い機会

マドリディスタの苦い汁は、バルセロニスタにとっては蜜の味です(逆も然り)。世界最高クラブを自称する彼らが憧れるトリプレーテへの可能性が1月にして消滅したことは、2009年と2015年に2回も偉業を達成しているクラブのインチャとしましては「あらあら残念でしたね」と頬を緩めずにはいられない。そして「無事補強も出来るようになったし、また来年挑戦してくださいよ」と棒読みで励ますところです。28年間縁がないらしいリーガとコパのドブレーテ(バルサは2年連続達成中)はまたお預けになりましたが、59年間無沙汰というリーガとチャンピオンズのドブレーテ(バルサは1992、2006、2009、2011、2015年に達成)はまだいけるわけですしね…。セルタはすばらしい仕事をしました。もし次に当たるとなれば、手強いライバルです。

この2017年は、ルーチョバルサにとって気落ちする結果(1分1敗)で始まりました。特にリーガ第17節のビジャレアル戦に引き分け(1-1)、1試合消化の少ないマドリーとの勝点差が5に拡大した時はかなりのがっかりムード。逆にあちら方面は公式戦40試合無敗?とやらで、花びらが舞いまくっていたことが思い出されます。それが1ヶ月も経たないうちに雰囲気が一変するからフットボルは面白い。バルサは4連勝で波に乗りつつあり、主力に離脱者の多いあちらは衰えの様子を示している1月末です。

マドリーのコパ敗退は、バルセロナにとっては好不調の対比をさらに際立たせる良い機会です。ラ・レアル戦を下して準決勝進出することでバルサは、机をドンと力強く叩き“我々は今季も全タイトル獲得へ突き進む!”と宣言できる。選手たちの士気はさらに高まり、リーガでの勢いとなりましょう。先は長いとはいえ、あちらにプレッシャーを与えられます。

なんであれ、重要なのはこちらはこちらでタイトルへと向けて勝ち進むことです。トリプレーテだとか言って幸福感に浸らず、目の前の試合を着実にこなしていくこと。今夜カンプノウでレアル・ソシエダに負けることがあっては、先週の9試合ぶりのアノエタでの完封勝利(0-1)もぬか喜びになってしまいます。2失点して敗北しなければ大丈夫とはいえ、今季初の公式戦5連勝で勢いを付けましょうぞ。

非常に危険な試合

ということでルイス・エンリケの前日会見ですが、我らのミスターはレアル・ソシエダとのコパ1/4第2戦を全く楽観視しておらず、「失うものの無い」エウセビオチームを非常に警戒しています。「もし少しでも気を緩めるなら、それは誤りとなるだろう。私たちに求められるのは、100%集中して勝利を目指していくことだ。ラ・レアルのプレースタイルによって、これは非常に危険な試合だ。私の選手たちはそれに気付いているよ」

「ラ・レアルはカサもフエラも同じコンセプトの基にプレーをしているチームだ。ボールを持たないときの彼らは、高い位置でのプレッシングを仕掛けてくる。簡単にはボールを前へ運べないだろう」

「選手たちは3年前よりも強い意欲を持っている」

セルタ対マドリーに関しては「自分たちではないチームについて話す規則は私にはない。私が気にしているのは、バルサが準決勝の抽選会にいることだけだよ」と述べたバルサ監督は、4連勝によってチームが良い雰囲気になっていると認めます。「ロッカールームの雰囲気はこの上ない状態にあるけれど、シーズンが開幕してからずっとそうなんだ。ただ、結果は私たちを強くしているね」「選手たちは私が3年前にここへ来た時以上の熱意と渇望を持ち、歴史を作り続けたいと燃えている

ブスケツイニエスタの欠場ついては、チームには彼らの不在を埋めるための人材が揃っているとルイス・エンリケは強調します。「彼らがそれぞれのポジションにおいて世界最高の選手で、彼らのような選手は他にはいない。とはいえ、どのチームにも欠場者は出るわけだからね。怪我の選手を嘆くのではなく、起用できる選手に焦点を合わせていくよ。私は解決策を見つけ出さなければならいけれど、欠場者を埋めるための選択肢は6つ手にしている。それも非常に高いレベルの選手たちだ」。監督曰く、セルヒオの代役候補は4人ではなく、なんと6人。ラキティッチアンドレ・ゴメスセルジ・ロベルトマスチェラーノに加えて、デニス・スアレス、それにアルダ、もしくはピケ?怪我から復帰した場合のラフィーニャ?5-6番目のオプションはどれもスリリングそうです。

当然のことながらラ・レアルに対して誰を起用するかは「エウセビオはこの記者会見を見るだろうから、ヒントとなるようなことは言わないよ」と述べたルーチョでした。

選手個々についてのコメントはあまり好まないアストゥリアス人指揮官ですが、レオ・メッシへの賛辞は惜しむことがありません。監督は言います。「彼が進化していることには一切の疑問はないね。それは人間としての成熟と関係のあるプロセスだった。当初の彼はゴレアドールだったのが、今は攻撃も守備も全てが可能なトータルフットボリスタへと進化をしている。唯一の選手だよ」

 

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