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テロ被害者の救護にあたったディニェ

事件を知るや、迷うことなく水とタオルを手に家を出て

FCバルセロナの背番号、ええっと何番やっけ、そう19番!というほど地味系選手(ごめんなさい)、ルカス・ディニェが称賛を集めています。普段はメディアに名前が登場することのない彼が、今回「英雄」とまで称えられているのは、その行為が本当に人として称えるべきものだからです。

ラジオ局RAC1のジェラール・モレノ記者によりますと、ディニェは先日バルセロナとカンブリルスで起こされた卑劣なテロ事件において、犠牲者たちの救護にあたった市民の一人でした。

匿名の英雄たち

なんでもディニェは数ヶ月前から、バルセロナの中心部にあるカタルーニャ広場近くで暮らしているそうです。以前は街の高台にある高級住宅街に住んでいたのですが(バルサ選手の多くは高台か海辺に居を持つ。練習場にも通いやすい)、彼の家族は街の中心部が好みだったらしく、事件のあったランブラス通りも日頃から散策して楽しんでいたみたいです。

ランブラスが忌まわしい行為の舞台となった先週木曜、バルサのトレーニングは休日で、選手たちは各々前夜のスーペルコパ敗北で受けた傷を癒やしていました。ディニェもまたベランダに出てコーヒーで一服するなり、テレビか本を見るなり、のんびりした時間を過ごしていたことでしょう。ひょっとしたらランブラスを散歩していて・・・なんて可能性もあったわけです。

そして現地の16時50分頃、ランブラスでテロ事件が起こされたと知り、多くの人々が倒れている様子を窓から見るや、ルカス・ディニェは数本の水とタオルを手に、迷うことなく通りへと飛び出したとMDはいいます。そして多くの市民や旅行者と共に、負傷者の手当(止血)を手伝った。程なくして一般人は通りから引き上げるように、との命令が出たため、救助に関わった時間はそう長くなかったそうなのですが、この行為によってディニェは多くの匿名の英雄たちの一人に数えられ、“més que un jugador”(選手以上の存在)との賛辞が送られています。

その後、ルカス・ディニェがインスタグラムに投稿した写真がこちら。メッセージは書かれていませんが、ハートマークと祈る人の絵文字が添えられています。

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Lucas Digneさん(@lucasdigne)がシェアした投稿 –

 

コメント

  1. silver より:

    Footballの場では、Footballのことだけを語られるべきかもしれませんが、それでもDigneの様な人間がバルセロナの選手であることを誇りに思います。

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