トップチーム選手の離脱は、バルサBのキラキラ星たちにとってはチャンス。
フランス代表の親善試合で、左太ももの大腿直筋を負傷したルカス・ディニェ。FCバルセロナの医療報告によれば、回復には約3週間が必要になる模様です。元々バックアップ役なので即座の影響はないですが、過密日程の4月にジョルディ・アルバを休ませられないのは辛い。となると、カンテラーノたちの出番です。
アルバの代役がトップチームにいない
ジョルディ・アルバの状態が万全であれば、まだそう心配もしないのですが、アルバもまた筋肉に違和感を抱えながらプレーをしているらしいから怖い。
今回のFIFAウイークでは2試合で169分間プレーしているので、まだ筋疲労あたりで済んでいるのでしょうが、戦術上とても大事な選手なので怪我のリスクはできるだけ少なくしたいです。
ただ、左ラテラルは現在のスカッドの中で 最も層の薄いポジション。
ディニェが不在となれば、トーマス・ベルマーレンを起用するか、なにかしらの『発明』をするしかなく。それならバルサBの若者にチャンスを与えるのが、より適切な選択です。
幸い、左ラテラルはフィリアル(Bチーム)に期待の若手がいるポジションでもあります。
しかも二人。
マルク・ククレジャ(19)とファン・ミランダ(18)です。
アレハンドロ・グリマルドの退団以降、パッとしなかったフィリアルの左ラテラルに、同時に期待の選手が出てくるこの巡り合わせよ。
攻撃的ククレジャ
将来的なトップ昇格候補として、先に名前を売ったのはマルク・ククレジャ(愛称クク)でした。
プレーの特徴は、オーバーラップが大好きで頻繁にインテリオールやエストレーモの近くにいること。
その分、背後にスペースができますが、そこはアグレッシブさでカバーです(^^)
上下動が持ち味につき、持久力もあります。
攻撃的プレーに良いものを持っている選手なので、バルサが試合を支配できる相手で試してみてほしいところです。10月の国王杯ムルシア戦では、トップデビューを果たしています(7分ほどの出場でしたが)。
バルサBではリーガ27試合に出場し、すべてフル出場のレギュラーです。
見た目の特徴は、もう何年もやっているというタテガミヘアー。
ディニェの離脱はククレジャにとって大きなチャンスとなるかもしれません。
カレンダー上では、チャンピオンズ・ローマ戦に挟まれたリーガ・レガネス戦(カンプノウ)が手頃そう。
ミランダ
そんなククレジャだけでなく、1つ年下のファン・ミランダもまた将来を期待される左ラテラルです。
2014年にベティスの下部チームからバルサに加わり、とんとん拍子でステップアップ。
今季からバルサBでプレーするようになって、リーガ2部で7試合に出場しています(455分)。
17歳の時、セグンダAでプレーした最初の2000年生まれという記録を持つ選手です。
身長は183cmとラ・マシア育ちのラテラルとしては立派な体格。わりとスピードもありそうです。
バルサのラテラルなので攻撃好き、センタリング精度の高さも長所。
実はちゃんとプレーを見たことがないので詳しくは知りません(汗)。
ファン・ミランダはバルセロナとの契約が2019年6月までなので、契約延長交渉の行方も注目されています。代理人がジュゼップ・マリア・オロビッツさんなので、その点は安心かな・・・
このニュースのまとめ
- ・ルカス・ディニェが代表戦で負傷し、3週間のKO
- ・ジョルディ・アルバの代役がトップチームにいない
- ・バルサBのククレジャ、それにミランダにもチャンスあり
コメント
ディニェは攻撃では開幕時ほどインパクトを残せなくなってきていますからね。
若手にチャンスが与えられるのならば本気でポジションを奪いにきてもらわないと困ります。
ディニェにとっても刺激が必要な時期でしょう。