使えるベストメンバーを起用し、勝ちにいく
無傷の4連勝を飾ることで、チャンピオンズ1/16ファイナル(トーナメント1回戦)進出を決めてしまいたいバルセロナ。第3節にカンプノウで勝利したオリンピアコスにアテネでも勝てば、バルサのグループステージ突破は事実上確定します。引き分け以下では勝ち抜けは次節以降に持ち越しです。
イニエスタが引き続き欠場
グループを首位通過することによるメリットをあまり感じられていないここ数年のバルセロナですが、だからといって「2位でもいいや」というメンタリティは持ち得ません。目指すはあくまで勝利、1位です。
バルセロニスタはそこに内容も求める。しかしアスレティック戦に続いてオリンピアコス戦もアンドレス・イニエスタが欠場となりますから、パスがつながるフットボルはあまり期待できなさそうです。
デウロを右に置いた4-3-3?
サン・マメスではアスレティックを封じるためにアンドレ・ゴメスとパウリーニョをダブル起用し、システムは4-4-2にしたチングリ。しかし今回のオリンピアコス戦は前日会見にジェラール・デウロフェウが出ているところからして、彼を右翼に置くシステムでしょうか。
中盤の編成は、正直読めない。インテリオールはイバン・ラキティッチとパウリーニョのコンビか、それともセルジ・ロベルトやデニス・スアレスに出番があるのか。
バルベルデは前日会見で「カンプノウでのオリンピアコスは守備的だったが、今回はポジティブな結果を狙ってくるだろう。地元ファンの後押しを受ける彼らは強い」と語っており、殴り合い上等のメンバーで来るかもしれません。
今回のアテネ遠征ではイニエスタの他、デンベレ、ラフィーニャ、アレイシ・ビダル、アルダが負傷で招集外となっています。勝つことが重要なのでローテーションはなく、ベストメンバーが起用されるでしょう。
マスチェラーノの回復具合
最大の不明点は、ジェラール・ピケが出場停止になることで空くセントラルです。
普通ならハビエル・マスチェラーノで問題ないのですが、ヘフェシートは発熱で週末のアスレティック戦を休んでいます。あれから3日、医療部の完治診断を受けてはいないもののチームに帯同しているマスチェが、どれだけ回復しているのか。「月曜のグループ練習を問題なくこなした、体調は良くなっている」と伝えるSPORTは先発を予想です。
一方でMD紙は、今回の感染症によってマスチェラーノの脚には吹き出物が発生していて、そういうタイプの感染症はたちが悪いんじゃないか、高熱からの回復は万全ではないんじゃないか、と見ています。
もしマスチェラーノがベンチスタートになった場合は、トーマス・ベルマーレンがサムエル・ウンティティとコンビを組むことになるでしょう。ベルギー代表セントラルは1週間前の国王杯ムルシア戦で今季初出場。アスレティック戦を腰痛で休んでいたのは気になりますが、こんな状況で使えてこその第4セントラルです。
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