セントラル危機は現在のメンバーでなんとかなるとバルサ監督
チャンピオンズのグループDで、すでに1位突破を決めているバルサ。最終節となるスポルティングCP戦の前日会見でエルネスト・バルベルデに向けられた質問の多くは、やり繰りが厳しくなっているセントラル(CB)に関するものでした。これに対し監督さんは、そんなに心配をする必要はないので落ち着きたまえ、といった様子で対応をしています。
起用された選手が期待に応えるだろう
マスチェラーノとウンティティが負傷中のバルサには今、ピケとベルマーレンしか健康なセントラルがいません。もし残されたのが逆にマスチェラーノとウンティティだった場合、今ほど心配もされなかったんじゃないかと想像しますが、怪我がちなベルマーレンってのが怖い。しかし気に病むことはない、とチングリは言います。
「負傷者が出た時は、チームメイトの誰かが現れては期待に応えてきた。それが現実だし、今回もそれは同じだと私は考えてるんだ。ピッチに立つ選手が、良い仕事をするだろう。シーズン中には困難な時期があるもので、スカッドはそれらを解決するために準備を整えておかなければならない。私たちが問題を解決することを私はまったく疑っていない。セントラルに問題がある?ならば解決策を探していくさ」
その解決策とは、ディニェかブスケツの一時的な配置転換か。いずれにせよ、セントラルをどうするんだ、とあちらこちらで心配されている状況に対し、バルベルデは冗談ぽくこうコメントしています。
「このテーマについてあまりに話しすぎてるよ。チームには2人、健康なセントラルがいるんだ。あんまり話しすぎたら、彼らも怪我をすることになる」
冬の補強には分析が必要
ウンティティが2月まで戻ってこない状況につき、ここ数日のメディアにはセントラル補強の話題が次々に登場中。これについて監督は、積極的には認めないものの、きっぱりと否定もしない、そんな様子です。
「検討をするための時間的な余裕はあるさ。ウンティティは長期の離脱となるにせよ、1月には回復するんだ。計画を立てることはできる。けれどもどうなるのかを見てみようじゃないか。分析が必要となるだろう。原則として、今チームにいるセントラルたちに満足をしているよ」
マスチェラーノは私たちの選手
その“今いるセントラル”のうちの1人、マスチェラーノがこの冬でバルサを退団したがっていると賑やかに伝えられています。もしマスチェが去れば、セントラル問題は複雑化します。
「マスチェラーノは私たちの選手であり、私たちは彼を信頼している。私たちは彼に満足をしているし、早く(怪我から)回復することを期待してるよ。彼はいつだってバルサにコミットしてきた選手。長年にわたってそれを証明している」
マスチェラーノの去就や説得の有無について、バルベルデは詳しくを語ろうとはせず、「なにが起こるのか、私には分からない」「現状では宙ぶらりんになるかもしれない対話を計画することはできない」と述べるに止まっています。
このニュースのまとめ
- ・人手不足のセントラルは、出場した選手が良い仕事をするだろうと強調
- ・冬の補強は可能性を示唆
- ・マスチェラーノはやはり何かありそう
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