白組を11ポイント(暫定)リードしてクラシコへ
カンプノウでは年内最後となる、リーガ第16節のデポルティボ・デ・ラコルーニャ戦に4-0で完勝。クラブW杯で試合のないレアル・マドリーとの勝点差を暫定11に広げて、次節のクラシコへと向かう、その目標をバルベルデチームはしっかりと達成しました。マドリーだけを見れば、引き分けても悪くはない勝点差。しかし現在の白組さんは4位ですから、2位3位にチャンスを与えないためにはやはり白星が必要です。
ライバルはマドリーだけじゃない
レアル・マドリーが何位であれ、バルセロニスタがまず気になるのは彼らとの勝点差です。ライバル心もありますし、なんだかんだで最後にはタイトル争いの面倒な相手になると考えもするから、マドリーとの差が重要になる。クラシコ目前ともなれば、「+11」の文字がバルセロナ系スポーツ紙のあちこちに踊ります。
暫定ながら11ポイントの差があれば、引き分けでも悪くはない。そんななかでルイス・スアレスが「僕らのライバルはマドリーだけじゃない。アトレティコ・マドリーやバレンシアのようにプレッシャーをかけるチームは他にある」と言い、ジョルディ・アルバが「マドリーより上に別のチームがいることを忘れてはいけない」と指摘するのは良いことです。
とはいえ、11差は大きく、14差に広げられればさらに最高。ジョルディ・アルバが「クラシコに向けて、この勝点差はとても重要だよ。ベルナベウでも勝てるように、やる気全開でで乗り込んでいくさ」と意気込みを示すように、まずはマドリーをレースから脱落させるべく全力で闘ってくれるでしょう。
「チームメイトの手助けをしたい」
試合終了後のセルジ・ロベルトはまず、このデポルティボ戦に「勝たなければならなかった」とチームが手に入れた勝点3の重要性を評価しています。試合内容については「とても良かったし、もっと点差を広げられたけど、ボールが入ろうとしなかった」としつつも、「満足して家に帰るよ」。彼個人としても、スアレス弾のアシストはお見事でした。セントロカンピスタは言います。
「これからもどんどんアシストを続けていきたいよ。チームメイトが得点するのを手助けしたり、なんであれ仲間を助けることで僕は嬉しくなるんだ」
土曜日はいよいよ、サンティアゴ・ベルナベウへと乗り込んでのマドリー戦です(土曜現地13時、日本21時)。昨シーズンはセルジのギャロップが決め手となり、あのメッシの伝説ゴールが生まれました。
「ベルナベウでの試合はそれ自体が一つの世界だからね、困難な試合になるよ。彼らは優勝を争う直接のライバルだし、勝つことによって僕らは勝点差を広げられる。もっと差を広げてバケーションに行けることを期待してるよ」
アルカセルの負傷
良いことの多かったデポル戦ですが、残念というしかないのはパコ・アルカセルの負傷。ジョルディ・アルバもチームメイトの一時離脱を嘆く一人です。「なんでやねん、って腹が立ってる。彼は僕らにとって重要な選手だし、勢いがあっただっただけに欠場するのは痛いよ。早く戻ってきてほしいね」
クラブ医療部の診断によれば、パコは左太もも(大腿直筋)を傷めて3週間の離脱。冬休みがあるので欠場は最小限で済みますが、それがマドリー戦というのがなんとも残念・・・。中盤、最終ラインに続いて今度は前線に怪我の流れが来ている(デウロフェウ、アルカセルと続いた)ので、スアレスとメッシは無事でありますよう。
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