改めてバルサにきた喜びを強調したクラック
2018年1月8日(月)、FCバルセロナの新加入選手フィリペ・コウチーニョの入団関連行事が行われました。バルサ選手として初の記者会見でクラックが強調したのは、バルセロナに来るのが夢だったこと。残念ながら筋肉系の怪我により3週間ほどプレーをできない彼ですが「早くプレーしたくてウズウズしている」と逸る気持ちを語っています。
現実となった夢
フィリペ・コウチーニョのバルサ入団会見は、カンプノウに隣接するイベント施設 アウディトリ1899 で行われました。
集まった報道陣は、クラブ発表では200名ほど。スター選手だけあり、なかなかの数です。
早起きして病院とシウタット・エスポルティーバでのメディカルチェックを終え、バルトメウ会長とのサイン儀式、カンプノウでのファン向けプレゼンテーションを済ませたブラジル人クラックは、憧れのユニフォームに袖を通した喜びを改めて表しています。
「すごく幸せだし、すごく嬉しいです。夢が現実となりました。僕がここにいるのは、たくさんの人たちのおかげです。神に、そして両親、妻、ファミリーをはじめ、忍耐強く努力してくれたバルセロナの理事たちに感謝しなければなりません。もちろん、僕の夢を理解し僕を手放したリバポーにもです。5年間一緒にいたファンにも感謝しています。新しいカサ(家)にいれて、僕は幸せです」
バルサの入団会見ではどの選手も「ここにこれて幸せ」と語るのですが、コウチーニョの場合はそれが止めどない感情としてひしひしと感じられます。本当に幸せそうで。
人懐っこい笑顔で傭兵・助っ人を超えた存在となり、末永くバルセロニスタを幸せにしてくれれば嬉しいです。
チャンピオンズに出場できない件
コウチーニョはこうも言っています。
「バルサのユニフォームを着ること、ゴールを決めること、試合に勝つことを僕は何度も夢に見てきました。その夢が今、現実となったんです。このクラブをさらに偉大とする、そんな歴史を作る貢献をしたいです」
「(他のクラブからのオファー)バルサを選んだのは、ベストの選手たちがいる世界最高のチームだからです。僕のアイドルたちがここでプレーしてきましたし、今プレーしているアイドルたちもいる。返答は簡単です」
気に入った!
バルセロナの選手となるためには、今季はチャンピオンズに出場できないことはマイナス要素にならなかったとセントロカンピスタ(MF)は断言します。
「ここにくることが僕の夢でしたし、唯一かもしれないこのチャンスを前に迷いはありませんでした。バルサとの契約は5年半あるので、今季はチャンピオンズでプレーできませんが、来季からは出場できると期待してます」
親友ルイス・スアレスの存在
シーズン途中での、即戦力として期待されての加入は簡単ではないでしょう。
幸いなのはバルサにはリバポーで一緒だった親友のルイス・スアレスと、ブラジル代表の同僚パウリーニョがいることです。
「ルイスは僕の良い友人で、クラブや街についてものすごくたくさんのメッセージをもらいました。家探しも手伝ってもらいました(そしてご近所さんに)。リバポーで一緒だった彼と、バルサでもプレーできてとても幸せです」
ロッカールームでは、彼のロッカーはルイス・スアレスとセルジ・ロベルトの間になったとか。
長年の友人ルイシートと、同い年(25)で好青年セルジですから、チームにもすんなり入っていけそうです。
あとはスアレスが大好きなレオ・メッシとマテ茶仲間になれば、もう完璧。
また、コウチーニョは2011/12シーズンに半年とはいえエスパニョールでプレーをしています。
そのことも適応の手助けになるでしょう。すでにスペイン語で話していますしね。
高額移籍はプレッシャーではなく「名誉」
バルサはリバポーに固定額1億2,000万ユーロ+変動額4,000万ユーロを支払うと伝えられています。バルサの史上最高額選手となったことは、プレッシャーではないとクラックは言います。
「僕にとっては名誉なことです。ここにいることが僕の夢でしたし、お金はクラブ間の問題なので。僕の目標はここでタイトルを勝ち取り、幸せになり、楽しむことです」
ちなみにコウチーニョはまだ、自分がバルサ選手になったことを信じ切れてないそうです。
「昨日到着するまでは信じていませんでしたし、チームメイトたちとトレーニングを始めるまでは信じ切れないと思います」
じゃあちょっと試しにバルトメウの頬でもつねってみましょうか・・・
イニエスタは「天才」
以下はこのバルサ入団会見におけるコウチーニョのその他コメントです。
■ネイマールの助言
「バルサとの契約を祝ってくれました。バルセロナの街やチームメイトたちのことを僕に説明して、ロッカールーム(の雰囲気もろもろ)が信じられないほどすごいって言ってました」
■ネイマールと自分
「僕らは違う選手です。ネイマールは偉大な選手ですが、僕らの特徴は異なりますし、僕はバルサに自分の場所を探すためにきました」
■イニエスタと自分
「僕にとってイニエスタは天才ですし、彼と暮らし、彼から学べることは大きな名誉です。ポジション?僕が望むのはグループにいてプレーできることです。ポジションは監督が決めることなので、必要とされる時に準備を整えているようにしていきます」
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