鬼門でもバルサの勢い止まらず、リーガ前半戦の無敗カンペオンに
バルセロナがとてつもなく苦手としているアノエタにて、ついに勝利をあげました。11分にあっさり先制され、さらには不運な失点もあってと「やはりアノエタはアノエタか・・・」と思えた前半でしたが、パウリーニョの反撃弾と後半の巻き返しで見事逆転。最終的には2-4での白星となりました。この強さ、ホンモノ。優勝争いのライバルたちはさぞガッカリしていることでしょう。
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- ラ・レアルが躍動した前半
- 後半は一転、バルサが支配
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ラ・レアルが躍動した前半
試合展開はここまでのバルサを象徴する、前半苦戦~後半支配の流れでした。
前半はスコアこそ2-1でしたが、内容的にはレアル・ソシエダが明らかに優勢。
エウセビオ・サクリスタン(元バルサB監督)の仕組んだ、インテンシティの高いプレッシングによってバルサは窒息させられ、相手選手の回すボールを追いかけるいつもとは逆の立場でのプレーを強いられました。
戦場は主にバルサ陣内。
レオ・メッシやルイス・スアレスに良いボールがつながらず、デランテロ(FW)たちが光ったのはスアレスがパウリーニョの得点をアシストした場面(39分)くらいでした。
このゴールにしても、劣勢の中でよく好機を活かしたものだと思います。後半の逆転劇に向けて、この1点は非常に大きかったし、2-0から5分後というタイミングも良かった。
試合後のエルネスト・バルベルデ監督も、「2-1で私たちは助けられた」と評価しています。ルイシートとパウさんはもちろん、一瞬の隙を突いてスペースへとパスを送り込んだジョルディ・アルバもグッジョブでした。
後半は一転、バルサが支配
それが後半は一転、明らかにバルサのペースで試合が進みます。
一体なにがあったのか、というくらいに本当にすべてが変わったハーフタイム後。
ベルナベウでのレアル・マドリーがそうだったように、前半のレアル・ソシエダがかなりアクセルを踏み込んでいたのは間違いないのですが、それにしてもどんな戦術修正が指示されたのだろう?と素人目に不思議になるような展開の変化があり。
メッシが前を向いてボールを運べるようになり、今度はラ・レアルがバルサの回すパスを追いかけるようになり・・・理不尽スアレスの同点弾が決まった瞬間、これはいけると確信しました。
セルジ・ロベルトがチームに動きをもたらし、ラキティッチやセルヒオ・ブスケツも復活。前半はまったくバルサらしくなかった中盤が後半は機能するようになり、それがメッシのパフォーマンス向上にもつながっています(漫画のようなフリーキックもお見事)。
もはや定番ながら、見事なるバルベルデのハーフタイムでの修正です。
◇◆ ◇◆ ◇◆
それにしても、このバルベルデバルサの “終わってみれば勝っている” 強さには感心します。
ファンミのシュートがセルジ・ロベルトに当たってコースが変わり、2-0となった瞬間にはおそらく、全世界のクレが「ああアノエタでの歴史は繰り返されるのか」と頭をかいたことでしょう。
しかしそこからチームは立ち上がり、アノエタの“呪い”に打ち克った。
直接的にレアル・ソシエダを打砕いたのは好調ルイス・スアレスの反則級の決定力ですが、パウリーニョの反撃ゴールから後半の反転攻勢とメッシのダメ押し弾まで、チーム全体の勝利への意欲による“厄払い”だったのは確かです。
最近はメッシのとてもよい笑顔を見る機会が多く、それがバルセロニスタとしても幸せで。
メッシの笑顔、それはすなわちバルサが上手くいっている証しですから。
アノエタで得たこの勝点3は、ただの勝点3ではありません。
リーガ優勝争いのライバルたちはバルサが鬼門でつまずくことを期待し、2-0となった瞬間はニヤリとしたことでしょう。
でも残念でした。
アノエタの天候と不思議な力でも、このバルサの勢いを止められなかった。追っ手たちの志気をくじく大きな意味が、この勝点3にはあります。
そしてアノエタ、エル・マドリガル、メスタージャ、サン・マメス、ワンダ・メトロポリターノ、アルフォンソ・ペレスといった難スタジアムをすでに訪問し終えてのリーガ前半戦無敗による“冬のカンペオン”ですから、控えめに言っても優勝の大本命。
マドリーにはもう19ポイント差が付きましたし、良い春を迎えられそうな気配が、どんどん濃厚になっている2018年1月です。
コメント
難スタジアムにサンティアゴ・ベルナベウが入ってないのはいいですね!笑
最近の結果では難所ではないですもんね!
そして、バルベルデはすごい!