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「このリーガではまだ汗を流さねばならない」のはポジティブだとバルベルデ:ヘタフェ戦

ハードな日程上、起こりえる結果だったとバルサ指揮官

勝ち進むだけ過密スケジュールとなる1月から2月にかけてのコパ月間を終え、5年連続となる決勝進出を決めたことで、ややホッとして迎えたリーガのヘタフェ戦。このタイミングで堅守の彼らと当たったことが、バルサとしては厄介でした。

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エルネスト・バルベルデが「スパークしてなかった」と振り返ったこのヘタフェ戦は、両チーム共にゴールネットを揺らすことができずに0-0で引き分け。
前節エスパニョール戦に続くエンパテによって、連勝したアトレティコとの勝点差は7ポイントに縮まっています。

前向きな教訓と捉える

とはいえ、勝点差が縮まったことは悪いことばかりではなく、気を引き締めてモチベーションを上げる要因にもなります。

試合終了後の会見でバルベルデは前向きな結論を2つ導き出しているのですが、そのうちの1つが「ジェリー(ミナ)とルカス(ディニェ)が任務を果たしたこと」

そしてもう1つに「みんなに対し、私たちにはまだ多くのことが残っていること、私たちの今後を惨めなものにしようとするライバルたちが数多く待っていること、このリーガではまだ汗をかかねばならないと証明されたこと」を挙げています。

つまり、チングリはこの0-0を、今後のリーガ優勝争いでプラスに働かせられると考えている。
圧倒的な独走優勝も悪くはないですが、7ポイント差はほどよい緊張感がありますし、「待ち望んでいた」という平日開催のない久々の1週間で心身をリフレッシュして、次のエイバル戦へと臨んでもらいましょう。

マッチデータ|リーガ第23節 バルサ 0-0 ヘタフェ
ヘタフェの守備システムを突破しきれず、無得点のエンパテ。特に後半はグアイタの守るゴールを執拗に攻めたバルサだったが、攻撃に滑らかさはなく、手にした好機はことごとくGKによって阻止された。2試合続けて引き分けたことで、2位アトレティコが7ポイント差に接近。

3月4日、アトレティコと直接対決

エルネスト・バルベルデが言うとおり、リーガはまだあと15節が残されていますから、いろんなことが起こるでしょう。ひょっとすると、私たちの想像を超えたことが起こるかもしれません(絶句するような怪我はご勘弁ですが・・・)。

一つの大きな山は、3月4日(日)に待っているアトレティコ・マドリーとの直接対決です。

第27節ですから、これで勝ったら逃げ切れるというわけではないですが、残り11試合で10ポイント差にできれば、かなり優勝へと近づく。加えてゴールアドバンテージも得られるので(ワンダ・メトロポリターノでは1-1)、実質11ポイント差のリードとなります。

このアトレティコ戦まで、バルサを待っているリーガ3試合は、
●エイバル(@イプルア)
●ジローナ(@カンプノウ)
●ラス・パルマス(@グラン・カナリア)
です。

グラン・カナリア遠征が不気味。エイバルにしても地元では強いですし油断はなりません。

一方でアトレティコは
●アスレティック(@ワンダ)
●セビージャ(@ピスファン)
●レガネス(@ワンダ)

サンチェス・ピスファンで取りこぼしてくれると助かります。

数年前のバルサとマドリーによる「一つでも取りこぼした方が脱落」のリーガ優勝争いより、勝点差が少しずつ広まったり縮まったり、そんなレースの方が個人的には好みです。
そりゃまあ、ずっと勝ち続けられるに超したことはないですが。

では最後に、チングリさんのコメントを。

「勝点3を加えたかったけれど、忙しい一ヶ月と(コパ)決勝進出を決めた後だったしね。私たちがすべての試合に勝つことはないのだから、(引き分けも)理に適ってる。いつだって取りこぼしはありえるからね。決勝戦へと勝ち進んだあとに、多くのことをさせてくれない相手と対戦することを考慮すれば、起こりえることだった」

大事なのは次のリアクションですから。
バモス、バルベルデバルサ!

 

コメント

  1. レト より:

    後半戦における大きな課題が見えたような一戦でした。
    ミナとディニェの新造コンビの活躍は確かに収穫でしたが、
    後半戦のキーマンになると思われたデンベレが完全にメンタルをやられてしまっているのが気がかりです。
    運命のチェルシー戦で先勝できれば3月の連戦に向けて少しは余裕が生まれるのですが・・・

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